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Bad news fast/first

 私もシステムエンジニアの端くれである。業務上トラブルに見舞われることは多い。今日も1日潰れる程のトラブルが発生したため、この言葉を思い出した次第である。

 Bad news fast/firstは、ビジネス用語として一般的であると思うのだが、経験上、簡単ではない。コミュニケーションの問題なので感情抜きで機械的にできるのもではないからだ。

 部下の立場だった時、私が悪いわけではなく、私が発見したトラブルで、なぜか私が怒鳴られたことがある。この経験があると、トラブルを見て見ぬふりをする事が選択肢として発生してしまう。そのような人は多いのではないだろうか?誰も得しない。私の場合は”何で私が怒られるんすか?”と言ってしまう人間なので、ダメージを負うというよりストレスが溜る質であるが。

 そもそも自分がトラブルを起こしてしまった場合、怒られる事が怖くて報告しない/遅れる、は多々あるのではなかろうか?起こってしまった事は仕方が無いと開き直って対処の方に力を注ぐしかないと思うのだが、たとえ非が自分にあっても怒られるのは嫌である。

 また、トラブルに対して何もしてくれない上司も報告してくれなくなるだろう。解決してくれる人に言うはずだからだ。

 そして、今や私も上司の立場である。私もおそらくは報告しづらい人間なのではないかと思う。怒ることはしないのだが、トラブルに限らず、普段からドライに“何で?”と口にしてしまう事が多いので、部下は嫌だろう。私もそんな上司は嫌だ。私に何か報告しても禅問答が始まると思われても仕方が無いかもしれない。

 この辺に気づいてからは、「トラブルは怒らないが、報告しない事は怒る、何とかするから直ぐに言ってくれ」と常々言っているが後の祭り。私は報告しづらい人間で印象づいている事だろう。トラブルどころか、通常業務での相談も減ってしまっていることだろう。

 おそらく解決策は、トラブル時にイニシアチブをとってガンガン解決していくことだろう。部下の壁になり、頭を下げるところは下げる。感情的でなく論理的に対応する。・・・難しくない?
 それよりも”何で?”をもう少しフレンドリーにしたら良くないか?

 と、今日のトラブルの報告を考えているときにこの余計な事を考え始めたので、せっかくなのでnoteに書いてみたのである。

noteは報告書からの現実逃避にも使える事がわかった。

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