サイハテ9周年に寄せて ー私を解放しないで。自分でやるからー あるいは中途半端なカルト村へようこそ
ハロー皆様、コロナ禍をいかがお過ごしですか?
自分は何とかボチボチやってます。
昨年宣言した久方ぶりのサイハテでのイベント「お好きにさせないよ」ですが、こんな状況ですので再延期させてください。
今年は従来通りの周年祭、とは言え、かねてより要請を出していた楽園というタイトルは変更した上で9周年の催しをお届け致します。状況が状況ですし、大々的に人を誘う形式は難しいのですが、私も裏方であれこれやってますので、興味本位でもご覧になりたいという方がいらしたらご連絡下さい。
さて、「私を解放しないで~」とはさる所で目にしたフランスの女性運動グループがかつて掲げていたというスローガンから引用いたしました。私がフェミニストとはとても自称できないし、そういった問題意識を抱えている当事者の方に人生の内で寄り添えたことがあるかというと、残念ながらそれは叶わなかったような気もするのですが、この言葉には「お好きにさせないよ」と通底する意識を感じています。一言で言えばクールだなと感嘆したのです。
これは昨年のステートメントでも書いたように思いますが、「お好きにさせないよ」はある意味工藤への当てこすりです。外野から見ればつまらない内輪揉めにしか映らない側面もあるかと思います。あくまで「お好きにどうぞ」が工藤個人による視点/思想/世界観に留まっていれば私はここまで否定的にはならなかったでしょう。「お好きにどうぞ」については来年の「お好きにさせないよ」でがっつりやる予定ですが、今年は皆様に投げかけたい論点としてマクロ(社会)とミクロ(内部)の二つを用意してみたので共に考えていただければ嬉しいです。以下、無駄に長くなりますが大事なことなのでお目通しいただければ。
コミュニティとしてネットワークビジネスを容認するか否か
ネットワークビジネスはMLM、マルチ商法、モノなしマルチ商法、マルチまがい商法など呼び名は複数あり、日本の法律上では(様々な制限はかかるものの)一応合法とされていますが、非合法であるねずみ講、無限連鎖講、ポンジスキームと近似した形態の商取引のため、トラブルを起こしやすい悪質商法としてよく知られています。昨今世を騒がせたジャパンライフをはじめ(参考記事:https://note.com/fictitiousness/n/naa0056e8cc15)、経歴詐称が元で炎上したビジネス系Youtuber竹花貴騎氏のオンラインサロンMUPを巡る騒動(参考記事:https://note.com/ojisan77/n/n2cf82bd79d5a)(※MUPで扱っている商材は所謂情報商材と呼ばれるものでネットワークと非常に親和性の高いもの、またMUPの運営メンバーが関わっていた和縁やSENERはかなり悪質なネットワークではないかという疑惑が浮上してます※)、SNS上で話題にのぼることが増えてきた事業家集団 環境・チーム(参考記事:https://note.com/caffelover/n/na1e78c337030)など掘り進めていただければいかにネットワークビジネスの闇が深いかが伺い知れるかと思います。いまだにアムウェイやらニュースキンやらで認識が止まっている方も見受けられますが、詐欺も時代やターゲット層の変遷と共に進化しているのです(騙す方も必死です!)。私個人によるネットワークビジネスの定義は、人の心を支配し、一部のトップ層だけが利益を享受できる集団を形成する、法の抜け穴を衝いた詐欺、です。ネットワークビジネスの誕生は1970年代のアメリカと言われていますが、自己啓発セミナーのルーツと言われるニューソートやヒューマン・ポテンシャル運動がその発生に関与していることもよく知られています。
閑話休題。昨年、ネットワークビジネス界隈では著名人であるてんつくマン(軌保博光氏)がサイハテに訪れました。氏と古くから交流があり竹あかり演出家として知られる池田親生氏がつないだとのこと。数々の炎上を知っていた私はすぐさまお二方に抗議のメールを送り、てんつくマン出禁の措置を取りました。池田氏はすっとぼけてる印象や無駄な効いてないアピールもありましたが、一定の謝意を認め、てんつくマンと距離を置く旨の発言も残しているので、条件付きでの入村を許可している状況です(訪問日時・訪問目的を事前に申請いただき入村の可否を判断します)。無論、池田氏とネットワークビジネスとの関わりが判明すればその限りではありません。
本件で特に問題視しているのは、てんつくマンと熊本との深い関わりです。
(参考記事:http://web.archive.org/web/20100910130339/http://www.tentsuku.com/nikki/upnikki.cgi?mode=view&no=236)
てんつくマン本人による2002年の日記から「熊本の友人が今、やっているネットワークビジネスの講演会に行って来た」との記述があります。これを見る限り熊本にもネットワークビジネスの拠点・人脈があり、氏との関係性はかなり深いものだと読み取れないでしょうか?また、熊本前市長である幸山政史氏の2008年の日記にも好意的に取り上げられています。
(参考記事:https://www.kohyama-office.com/knote/index.php?id=2008121)
2007年に「豪快な号外」騒動で問題視され、ネットワークビジネスとの関わりもすでに指摘されていたにも関わらず、です。
(参考記事:http://usnowrabbit.web.fc2.com/teamgogo.html)
十年以上前からこれですから、勿論その後も様々な騒動を起こしています。気になる方は各自検索してみて下さい。
サイハテとの関わりで言えば、新南部でJというコミュニティを運営しているF氏に私は疑惑の目を向けています。個人名を伏せたのはF氏と関わりを持ちたくなく、無駄な反論コメントなどを避けるためですが、問い合わせがあれば個人的にお伝えすることは可能です。これは注意喚起でもありますから。ご本人にもサイハテ出禁の旨はお伝えしましたがネットワークビジネスとの関わりという疑惑について今のところ回答はありません。これは私の憶測ですが、恐らくネットワークビジネスであることを伏せたまま勧誘行為などを行った場合、不実告知にあたるため明言は避けているのでしょう。その態度がますますご自身の信用を毀損しているとも知らずに。
これだけだと話が抽象的すぎるので、一つだけ疑惑の根拠を示しておきます。F氏のFBへの投稿で子供に数年分のお小遣いを前渡しで与え、お金の大切さを学ばせようといった趣旨の内容を覚えていませんか?正直、私はF氏の人間性に1ミリも興味がなく、あまりの薄い内容に驚いたくらいですが、可愛い子には旅させろみたいな論調で割と好意的に受け止められていたのをよく覚えています。しかし、ネットワークビジネスの被害者と言えば真先に高齢者か社会経験の少ない大学生あたりが思い浮かぶ中、近年はとにかく低年齢化が進んでいるようで、
(参考記事:https://www.cyzo.com/2020/05/post_240103_entry.html)
もしもF氏の発言がこうした詐欺行為への一種の誘導だとしたら、ぞっとしません?
伏せている情報などもありますが、以上の経緯とF氏の言動から、今後サイハテは一切F氏と彼が運営しているコミュニティJと関わりを持たぬことを私の独断で決定いたしました。信じがたいことにネットワークビジネスに対する無理解や無関心、あるいはF氏も根はいい人だからなどといった擁護の声も住人から出ているのが至極残念です。
私はサイハテがネットワークビジネスなどの前時代的でカルト的な価値観と完全に手を切り、一切容認しないコミュニティであることを強く望みます。周年祭の間、住人との意見交換会も行いたいと思うので各自持ち帰った上で考えをまとめてほしいです。
私がどうしても譲れないこと
こちらはサイハテの皆には何年も前からずっとお伝えしていることです。わかりますよね?至極簡単な要望です。私にとってはある意味、上記のような話よりずっと大事にしていることです。個人的な価値観ですし、勿論上記の話と判断の基準は異なりますが、それでも自分の要望が一方的に無視されるのであれば、今後サイハテではイベント等は行わないようにしたいと思います。つまり、「お好きにさせないよ」は幻に終わる可能性もあるということです。
色々と波乱含みの9周年ですが、より良い未来のためにもう一度だけって気持ちでしょうか。
三角文化生活研究所
POLYPICAL