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テンセントとバイドゥから1000億円の出資を受けたニュースプラットフォームPearVideo
こちらの記事を参考に執筆しています。
ライブ配信サービスや動画系メディアへの活発な出資を行っているテンセントが、新たな出資を行いました。
出資先は、PearVideoというニュースプラットフォームです。
リードはテンセント、そしてバイドゥも今回の投資ラウンドに参加しています。
BAT(Baidu,Alibaba,Tencent)という中国の3大巨大企業のうち、2社が出資していることになりますね。かなりの注目を集めていると言えます。
PearVideoはニュース版のTiktok
PearVideoは、ニュースを30秒〜3分の長さのショートムービーで報道するメディアです。
Tiktokのようなショートムービーが大流行する中国では、ユーザー投稿型のエンタメ系だけではなく、堅いニュースもショートムービーで見やすくしていく流れがきています。
日本でもOneMediaやBouncyのようなショートムービーで実用的なコンテンツを提供する企業はあります。
しかし、ニュースという速報性が求められるコンテンツをショートムービーにまとめているプラットフォームはないもしれません。
プロによる速報性の高いコンテンツ提供
中国では日本以上にUGCからPGC※の流れが来ています。(UGC:User Generated Contents PGC:Professionaly Generated Contents)
ユーザーの動画制作力が上がっていること、動画制作会社が増加していることが大きな要因と言えます。
日本でも今後、クオリティの高い動画が速報性の高いコンテンツに対しても創出される時代はそう遠くはないかもしれません。
ちなみにPearVideoは、1日に10億回以上のクリックを獲得し、合計で1500以上の動画を制作しているそうです。
動画メディアへの積極的な投資を行うテンセント
テンセントの投資先を追っていくと、中国国内のトレンドが見えてくるかもしれません。
・ゲーム・エンターテイメント領域のライブ配信アプリDouyu
・ライブ配信アプリHuya
上記2アプリに巨額の出資をしており、動画配信系メディアで次の戦略を練っていることが読み取れます。
テンセントのその他の出資先は、こちらを参照ください。
合計270社に出資しています。笑
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