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今更聞けない「ヤーマン」とは
ヤーマン!
「ヤーマン」はラスタマンの挨拶。
「おはよう」「ヤーマン!」
「こんにちは」「ヤーマン!」
「さよなら」「ヤーマン!」
「元気?」「ヤーマン!」
「元気ないね?」「ヤーマン!」
何でも「ヤーマン」で便利wwwww
「ラスタマン」はレゲエの生まれた国、ジャメーカ(JAMAICA)の宗教「ラスタ」を信仰する人達のことで、相手を敬う「リスペクト」の意味を込めてこの言葉を使うのだと聞いてから、オレNO+CHINはずっと「ヤーマン」を使っていマス。
「Yeah Man」が訛ったと言われていマスが、ジャメーカは元々「アラワクインディア」という白人が住んでました。スペイン領土時代に、奴隷としてこき使われた先住民が耐え切れずにほぼ絶滅!「奴隷が足りない」と、西アフリカから人身売買で連れて来られた黒人が、今のジャメーカ人のルーツとなりマス。ラスタにとっては、ジャメーカは囚われの地「バビロン」で、アフリカは帰るべき母なる「ザイオン」という思想があり、レゲエには「Mama Africa」という曲が多く歌われていマス。
1670年にイギリス領土となり、英語、スペイン語、スワヒリ語(アフリカ)、先住民の言葉が混じって「PATOIS(パトワ語)」が出来ました。アフロジャマイカン語とも呼ばれ、わかりやすく言えば「ジャメーカ訛りの英語」デス。
1962年に独立国となったジャマイカは「ジャ、メーカ」と発音しマス。
「オ」の発音が苦手らしくallの「a」は「ア」と発音するので「アール」
hの発音も苦手なのか「The」は「ダ」や「デ」に近く、Thousandは「サウザンド」と言えなくて「タウダンド」。今年のカウントダウンは「ツータウダンドエントエニーワン トゥー ツータウダンドエントエニーツー」と片言英語というか、カタカナっぽくてかわいい。
日本語との共通点も多く、Girlは「GAL(ギャル)」。1人でも複数でもGAL(スラングでGyalと表記する場合も)だが、あえて複数であることを伝えたい場合は「dem」をつける。
複数を表す場合、たくさんのという意味の「nuff(ナフ)」をつけることもありマスが、GALはGALSとならないのもオモシロい。
何でも省略化してしまうのもギャルっぽい。I my me mineは全て「mi」。my nameは「mi name(ミ ネーム)」。Beatmania IIDX 9th Styleに収録されたオレNO+CHINの「5PM ETERNAL」という曲のイントロにも「Mi name NO+CHIN Ideot」というサンプリングが入っていマス。You Tubeに公式のモノがないので気になる方は検索してみてくだされー。
オレNO+CHINが「ヤーマン」を使うようになったのは、CLUBスタッフをやっていた時。入口入ってすぐエントランスを兼ねるバーカウンターがあり、DJプレイ中以外はいつもそこに立っていました。常連だったジャメーカ人のハーフでイケメンレゲエシンガー「PJ」が優しい笑顔で「ヤーマン」と挨拶して来てくれて、オレNO+CHINも自然と「ヤーマン」と返してました。
DUBSENSEMANIAのドラマーとしても有名デス。
PJは「ヤーマン」と挨拶を交わした後、いつも「テキーラ飲む?」と乾杯してくれました。
元ネタじゃあないのか。
今思うと、PJとの出会いがなかったら「ヤーマン」って言ってないかもしれない。
リスペクト!
ONE LOVE