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「ホウレンソウ」で円滑になるのは、ビジネスだけではない。

令和になって、ビジネスの基本と言われる「ホウレンソウ」が、再注目されているそうです。

理由は、リモートワーク化が進んだこと。

職場で上司や同僚と顔を突き合わせる機会が少なくなり、情報共有の仕方が変わってきましたよね。だからこそ、報告・連絡・相談を徹底しようという。

このことを聞いて、僕は思いました。

「ホウレンソウ」で円滑になるのは、ビジネスだけではないのだと。


〝終活〟の分野においても、重要なんです!


終活のセミナーを受講したり、動画を視聴したり、書籍を読んだりしていると、トラブルに発展した事例もたくさん出てくるわけです。

そのほとんどは「ホウレンソウ」を怠ったことが原因。

例えば、介護のこと。

家族の中で誰がどのような役割を担うか。費用の分担はどうするか。認知症になったとき、お金の管理をどうするか。本人はどのような余生を過ごしたいと思っているのか。介護を支援してくれる専門家との「ホウレンソウ」もありますよね。

もちろん、介護だけではありません。

医療のこと、葬儀のこと、お墓のこと、財産のこと、ペットのこと……、などなど〝終活〟には「ホウレンソウ」すべき場面がたくさんあるのです。


実は僕も失敗した経験があります。


今から8年前のこと、せき家は北海道から東京へとお墓を移しました。

北海道に住んでいる親族が叔母だけになったこと、承継者である僕が北海道に縁がないことが理由です。実家のある郡山に移してもよかったのですが、子供たちのことを考えて東京にしました。

お墓の場所はすぐに決まりました。実は息子と娘が通っていた幼稚園がお寺だったんです。相談したところ、快く受け入れてくれました。

引っ越しに際して宗派を変える必要はありましたが、祖母も母も「それでいい」となったので、詳細を詰めていくことに。

そこで、問題は起こりました。

墓石のデザインを決めようと、石材店と打ち合わせをしたんです。このときの僕は、承継者としてお墓の管理をしていくのは自分なのだから、デザインくらいは勝手に決めても問題ないと思っていました。

僕「どうせなら個性的にしたいんですけど」

こう伝えると、先方はノリノリになり……、

石「それなら、切り出したときの形を生かして……」
石「福島産の石なんてどうですか? 質が良い石が採れるんですよ」
僕「ほうほう、いいですねー」

なんて盛り上がったんですよ。で、大まかなデザインと見積もりを出してもらって、その日は帰宅。で、電話で郡山の母に報告したわけです。

すると……、

母「だめだめ、そんなの。北海道と同じ形にして。絶対」
僕「……最初に言っておいてよ」

すみません、職人さん。

せっかく創作意欲をかき立ててもらったのに、普通のお墓になってしまいまして。ついでに、見積もりも二度手間になってしまいまして。

まあ、逆にこの時点で報告しておいてよかったかもしれません。


〝終活〟を円滑に進めていくためには「ホウレンソウ」の徹底を!


心のノートにメモっといてください笑

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