春はコラボ作品の名作が続々!! 話題の大型コラボからAnjunadeep系のライジングスターまでMelodic系最新作を。今月のレコメン 2024/4/21
BT & Shingo Nakamura - Lifeforce [Monstercat Silk]
Tranceシーンにおける伝説的なアーティストの1人として90年代から数多くのヒット作をリリースし続け、現在でも絶大な支持を獲得し続けているアメリカのプロデューサーBTとProgressive Houseの中でもとりわけMelodic Progressiveシーンにおいては世界的に最も高い人気を得る日本人プロデューサーShingo Nakamuraが奇跡のコラボレーションを実現!!
2人の関係性でいえば以前にShingo Nakamuraの楽曲をBTがRemixした際にも大きな話題となりましたが、今回はなんとコラボレーション。Trance ~ Progressive House系の日本人アーティストとレジェンドのコラボという点では他にも殆ど例がなく、ここまで大きな事はまさに歴史的快挙ですね。
Lifeforce (生きがい)と名付けられた本作はレーベルからのコメント"TranceやProgressive系を好きでいてくれた人たちへのラブレター"というワードがまさに適格で、90年代に大ヒットしたBTの名作"Flaming June"を現代的な解釈で新曲としてアップデートしたらどうなるのか?というようなアプローチを巨匠2人が試みてみたような1曲となっています。
2人の詳細なプロフィールやこの曲の反響についてはiflyerが記事にされているのでこちらも是非ご一読を。
本当におめでとうございます!!
Braxton & Steven Weston - Splendor [Bedrock]
John Digweedが主催するProgressive Houseの名門Bedrockから、Anjunadeepでも近年大注目を集めるBreaks ~ Melodic HouseのプロデューサーBraxtonと同レーベルで活躍するSteven WestonのコラボレーションEPがリリース。
EPのタイトルになっているブレイクスの"Lanes"もかなり良いのですが、同時収録されている4つ打ちのDeep Progressive "Splender"本当に素晴らしいですね。
20年ほど前にSashaが手掛けていたコンピレーションとLiveプロジェクト"Involver"のような透明感がありながら張り詰めたような雰囲気から展開されるエモーショナルなサウンド。初期のElectronic ElementsやColdharbourにもこういうサウンドはいくつかありましたが、その正統進化系と言っても過言ではない極上のProgressiveとなっています。
夕暮れや明け方に聴くことをお薦めしたい1曲。
Jody Wisternoff & Blake.08 - BLAM [Anjuandeep]
Anjunadeepの偉大な2人のボスのうちの1人でWay Out WestのフロントマンでもあるJody Wisternoffがオーストラリア出身でレーベル最注目のBreaksクリエーターBlake.08とコラボレーションを実現。"BLAM"と名付けられた本作はボトムの効いたリズムパート、ダークなベースと美しいシンセの組み合わせが特徴的な1曲で、Anjunadeepからリリースされた一連のWay Out West作品に雰囲気はかなり近いかもしれません。
Blake.08はここ数年のAnjunadeepコンピレーションに楽曲が多数収録されてきたのもありますが、Anjunadeep自体がBreaks系のサウンドを推している傾向が強いので今後更に人気が高まってくることでしょう。
2024年にはAnjunadeepの祭典 "Anjunadeep Explorations"にも出演が決定しており、今後ライジングスターの1人として急成長してくる可能性を秘めた逸材ですね。
Anjunadeepのオフィシャルから配信された彼のスタジオライヴセットもお薦めなので興味が沸いた方はこちらも是非!!
お知らせ
今週末は久しぶりに配信を行います。年末以来なので季節ぶりですね!!
4月21日の夜21時から。
今回はいよいよ来月に開催が迫ったAnalog Journeyの5th Anniversaryを記念して、パーティーや配信でプレイしてきた曲の中から定番や思い入れのあるトラックを中心にエピソードトークと共にお届けします。 どうぞお楽しみに!!
また、パーティーに関してはSpencer BrownとShingo Nakamuraの特集記事もiflyer様の方に掲載していただいておりますのでこちらも是非!!
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