歌 × Brooklyn Drill
ギャングムービー顔負けのハードなリリックにドスの効いたフロウが乗るBrooklyn Drill。しかし、中には耳を惹くメロディを歌うシンガーラッパーも存在します。
そこで今回は、歌を武器にしたMelodic Drillerを3人ご紹介します。
1. Tommy Flee
Fivio Foreign等が名を連ねる800 Foreign Side(Woo)所属。キャリア初期は歌モノのRemixをSoundcloud上に発表していました。
2019年に発表した1st EP「Fool Me Once」は、Pop Smokeがブレイクした事もありDrill要素たっぷりで、Tommy Fleeもイケイケのラップを披露しているんですが、表題曲の "Fool Me Once" では持ち味の歌をDrill Soundに上手く溶け合わせています。
7月にリリースされた "Off Da Lot" では原点回帰で歌に専念。Tommyのメロディセンスを存分に味わえる一曲に。
2. Rocko Ballin
Tommy Fleeよりも更に歌に特化したアーティスト。具体的な所属は明かしておらず詳細は不明ですが、ナイジェリアとのミックスのようです。
ラッパーの26AR(こちらも所属は不明)とProducerのA Lauと楽曲を制作する事が多く、そのどれもが素晴らしい仕上がり。
26ARはTazzo Bとのコラボ作「26 Never Left」を、A Lauは自身名義の「Avenues」をそれぞれ発表していて、そのどちらにもRocko Ballinは楽曲参加しています。
3. Gino Mondana
今回一番紹介したかったシンガーラッパーであり、先日記事にしたYoung Costamadoと並んで俺の推しメンでもあります。
800 Foreign Side(Woo)所属。パナマとのミックスのようです。Fivioとはかなりの仲良しで、MVやFeatで幾度となく共演しています。実は長いキャリアの持ち主で、2015年頃からSoundcloud上に楽曲をアップしていました。しかもその頃からFivioと一緒にやっていたんですねぇ。
Soundcloud上のみで発表されたMixtape「Calm Savage」を経て、2020年に1st EP「4 Page Letter」をリリース。
1曲目のメロウな "Highway23" 、畳み掛けるような激しいラップと歌を混ぜ合わせた "Blue Eyes" 、ギャングバンギンな "Politics"等、魅力的な楽曲が詰まった傑作。「Woodemic」と並んで、My Favorite Drill Top10に入る程お気に入りです。
このEPがキッカケで俺はGino Mondanaの熱烈なファンに目覚め、日々彼の活動を追いかけ続けています。
4 Page Letterには収録されていませんが、Soundcloud上にアップされた "Doing The Most" もめちゃくちゃ良曲です。必聴。
そんな僕の熱い気持ちを知ってか知らずか、何と先日Gino Mondanaにフォローされるというサプライズが起こりました。
こーゆー事が起きるからまたズブズブとハマっちゃうんだよなあ。近々OT9 BENOとのコラボ作品がリリースを控えているので楽しみに待ちましょう。