新進気鋭のクリエイターKid Flvsh
2020年上半期屈指のBrooklyn Drillヒット "Deep End Freestyle" を収録したSleepy Hallowの傑作ミクステ「SLEEPY FOR PRESIDENT」
このインパクト大なジャケットを手掛けたのは、Kid Flvshと言う新進気鋭のクリエイターです。
他にも沢山のラッパー達にカバーアートを提供してきたKid Flvshは、アートワーク以外にも「アニメーター」「ラッパー」と言う肩書きを持つ、マルチな才能を発揮している注目株。そこで今回はKid Flvshの3つの顔についてそれぞれ深掘りしていきたいと思います。
1. カバーアーティスト
本名Sean Williams。10歳の頃、友達の影響から絵を描き始め、2017年頃からカバーアートを手掛けるようになります。
そんなKid Flvshにイチ早く目を付けたのがLil Tjay。
2018年にリリースした "Brothers" のカバーアートにKid Flvshを起用しました。
最終的にこの曲はRIAA協会によってダブル・プラチナに認定。Kid Flvshの独特なアートワークを世に広める事となりました。
その後Kid Flvshは、 2Millyの "Run It Up" や、Desiignerのアンリリース作品 "3 Niights"、FlippDiNeroの "Jump Off" 等、NYの超有名ラッパー達とコラボを重ねていきます。
またNYだけに留まらず、BlocBoy JBやTay Keith等の地方勢にも積極的にアートワークを提供。
そんなKid FlvshとBrooklyn Drillerとのコラボは、Sheff Gからスタートしました。
大ヒットシングル "No Suburban, Pt. 2" を収録したミックステープ「One and Only」のアートワークをKid Flvshが担当(先行シングル "Moody" のアートワークも)。
ここから事ある毎にSheff Gの作品に携わっていきます。
この流れでSleepy Hallowとも繋がり、あの大ヒット作「SLEEPY FOR PRESIDENT」のアートワークを手掛ける事になる訳です。
2. アニメーター
絵の情熱と同じ位アニメへの情熱も高かったKid Flvsh。Courage the Cowardly Dog、Ed, Edd, n Eddy、Ren & Stimpy等のクラシックアニメをこよなく愛し、また自身でもアニメを作りたいと考えるようになっていました。
Youtubeでアニメのチュートリアルを見て独学でアニメーションの知識を蓄えていったKid Flvshは、「Da Flies」や「BADDMANNERHIGH」と言ったアニメーションを手掛けるようになります。
自身のアニメ番組を持つのが夢だと語るKid Flvsh。将来的にはNetflixのようなストリーミングサービスで放送してもらいたいと考えているそうです。
3. ラッパー
絵やアニメと同じ位音楽にも興味を持っていた少年時代。ずっとビートは作っていたそうで、音楽は自身の一部だったと語っていました。アートワークで関わったラッパー達に音楽に関する沢山の事を学び、2018年にトラックを製作。翌年には実際にラッパーとしてデビューを果たしました。
アートワークやアニメーションに比べると製作ペースはそこまで早い訳ではありませんが、今もマイペースに楽曲を製作していて、今年になってもリリースは続いています。
今後Brooklyn Drillerと楽曲でコラボ…なんて可能性も大いに考えられるので期待して待ちましょう。
DJ MoB
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Brooklyn Drill Mixtape -Mixky The Moo- on Mixcloud
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