【おうちで映画館】Netflixで観れるおすすめ映画10選
前回のおすすめアニメ21選に続いてずっと書きたかったおすすめ映画まとめnoteをこの機会についに書きました！今回はNetflixで観れる作品に絞って紹介してみました。邦画、インド映画、韓国映画、フランス映画、アメリカ映画、アニメ映画と幅広く厳選してみました！
リップヴァンウィンクルの花嫁
主人公の七海はなんでも屋という名の詐欺師である安室の詐欺にはまり人生がどんどん狂っていく。
岩井俊二監督が主人公を演じる黒木華にあてがきをした作品。
とにかく異世界にもってかれる感がすごい映画。僕は日曜の夜に観てしまったせいでどっちが現実世界かよくわからないまま月曜日会社に行きました。
前半の絶望感は観ていてとても苦しいです。自分自身も辛くなってきて鬱になりかけました。不思議なのが後半も七海は詐欺の深い沼にどんどんハマっていくのですが、詐欺にハマればハマるほど現実の状況と裏腹に七海の心の状態が幸せになっていくんです。このカオスな感覚が最大の見所でもあると思います。
詐欺師の安室もどこまでが演技でどこまでが本音なのかわからなくて安室自身も翻弄されていっているような感じも面白い映画でした。
バーフバリ
元国王、バーフバリの息子でありながら村で孤児として育てられたバーフバリは自らの使命に気づき王の座を取り戻すべく現国王との闘いを決意する。
爽快要素マシマシ！超ド級ぶっ飛び映画！応援上映や絶叫上映が何度も行われ話題になりました。なぜ絶叫上映があるかというとバーフバリがかっこよすぎて国民たちといっしょにバーフバリ！と叫びたくなるからです。
Netflixにはないのですが前編の伝説誕生もできればなんらかの形で事前に観てほしいです。（親切にYouTubeに前半分のダイジェスト動画が公式で上がっています。）
カッタッパっていうスキンヘッドのじいさん剣士がめちゃくちゃかっこよくて好き。そして後半の戦闘シーンにおける物理を無視した超アホ級の大仰っぷりは必見です。というか終始大仰でぶっとんでてそれがかっこいい映画。（人間大砲と弓矢数本同時討ちは必見w）
インド神話をベースとした神秘的で骨太なストーリーも見どころです。
鋼鉄の雨
クーデターで致命傷を負った最高権力者1号（明確に名前が出ないけどどう見てもキム首相）を極秘で搬送する北朝鮮の精鋭オム・チョルウが韓国の外交安保首席クァク・チョルと運命的に出会ったことから2人の壮絶な物語がはじまる。
韓国映画の名作が目白押しなNetflixの中でも隠れた名作です。北朝鮮人のおじさんと韓国人のおじさんの激アツな友情ロードムービーであると同時に政治ものでもある壮大かつ可愛らしさがあるです。
北朝鮮と韓国が手を取り合うことは国を分断された彼らにとっては悲願なんじゃないかと思うんです。そんな祈りを感じる映画でもありました。
G-DRAGONのCROOKEDが流れるシーンは高揚感にあふれていてすごくわくわくしたし青春を感じました。おっさん2人なんですけどね。
ネットの記事で韓国版シン・ゴジラとも評されています。
ウルフ・オブ・ウォールストリート
ベルフォートの金融マンとしての成り上がりのサクセスストーリーであると同時に薬中クスリ漬けドラッグパリピ映画。
頭がおかしすぎて終始テンションが高くて笑えてバカバカしさに爽快な気持ちになる映画。はじめから終わりまでセックス・ドラッグ・セックス・ドラッグの繰り返し。頭のネジはとっくに吹っ飛んでいますw
レオナルド・ディカプリオ演じるベルフォートのキレ者っぷりがめちゃかっこいい。ビジネス版俺TUEEE作品。
ベルフォートが欲望に溺れることで自分をコントロールできなくなっていく様にも注目です。でもなんだかんだ最後までぶっ飛び続けるw
アデル、ブルーは熱い色
アデルと青髪の女性エマの恋を描いた作品。フランスのLGBT映画。
エマ役のレア・セドゥがとにかくイケメン。カッコイイ。アデルはノンケなのですが恋に落ちるのも納得。
価値観をひっくり返されるほど入り込んできた映画。LGBT映画としての側面を抜きにしても恋愛映画として秀逸。描写の解像度が高くて僕はこの映画の影響で男なのにレズになってしまうかと思いました。（なりきって女性になる→更に女性を好きな女になるという二重の物語との一体化）
Netflix故に女性器も無修正で映し出される芸術的なセックスシーンは必見。レア・セドゥはまるで絵画のようでした。
聲の形
いじめられている聴覚障害者の硝子といじめっ子の将也。小学生時代はいじめられっ子といじめっ子だった関係の2人が高校時代に再開し、以前と異なる関係を築いていく。
とても心を揺さぶられた作品です。すごく個人的なのですが主人公の将也くんは人生で出会った中で一番自分に近いと感じたキャラクターです。そういった意味でも特別な作品です。
この作品に出てくる主要人物たちみんなが不器用で生きづらさを抱えている。他者から見ると嫌な奴なんですがみんな欠けている、欠落している部分があるが故にそうなってしまっているだけなんですよね。すごく人間くさくて愛おしい。
個人的に嫌なやつ役なんですが植野さんがとてもタイプでした。逆にいい子キャラの川井さんがめちゃ嫌い。
音楽の演出が格別で一音一音までこだわり抜かれた表現が行われています。（制作は京都アニメーションで監督はけいおん!やリズと青い鳥の山田尚子監督）
ラストシーンの演出は鳥肌ものなのでぜひ観てほしいです。僕ははじめて観たとき、感動で背筋がぞわっとしました。
この世界の片隅に
第二次世界大戦化の広島、呉に暮らす主人公すずの日常を描いたお話。
かなり有名になった作品ですが観たことがない人は絶対に観てください！日本映画史に残る名作だと思います。
戦争を直接ほとんど描かずにほのぼのとした日常を描くことを通してむしろリアリティをもって戦争を感じさせられます。
主人公すずさんの姿を見てどんな世の中でも着丈に生きる強さや日常の中から幸せを感じとる大切さを教えられました。世界が大変なことになっている今こそ観るべき映画だと思います。
ほとんど感情を震わせなかったすずさんが感情を爆発させる後半のシーンは、観ている自分も積み上げてきた感情が一気にこみ上げて、とても心にズシンと響きました。何にも怒りをぶつけられない果てしのない怒りと悲しみが突き刺さります。
ホットギミックガールミーツボーイ
女子高生初が、幼馴染の亮輝、初恋の相手の梓、兄の凌の3人の男性の関わりを通して傷つきながら変化していくお話。
溺れるナイフの山戸結希監督の最新作にして最高傑作。個人的に2019年ナンバー1の映画。好きすぎて3,4回くらい観ました。
男尊女卑の日本でボーイミーツガールならぬガールミーツボーイを題名に冠し意志を表明した金字塔的作品。女の子が主体として自己を確立していく様を思春期の心の揺れ動きと哲学要素も織り交ぜつつ描きます。
出てくる男たちのサイコパスっぷりがむしろ癖になります。予告編から漂う男たちの狂気が気になって絶対観たいと思っていた映画です。
画の力がとにかく強くて感性をぐわんぐわん揺さぶられます。静止画を多様した斬新な演出、不完全かつ変化を繰り返す豊洲というぴったりな舞台、挿入歌のエモさなど演出が最高すぎて脱帽。
名シーンが多すぎるし台詞もすごく魅力的で何度でも見返したい映画です。正直あまりヒットしなかったことが悔しい。韓国の「82年生まれ、キム・ジヨン」くらい社会現象になって日本の性別観に影響を与えてほしかったです。
この映画が希望になる女性がたくさんいると思います。
インターステラー
地球規模の異常気象と植物の枯渇により、人類が滅亡の危機に晒された近未来でクーパーが人類を救う計画、ラザロ計画に参加し奮闘する物語。
インセプションやダークナイトで有名なクリストファー・ノーラン監督による宇宙映画。
物語の構成がとても美しい。最後まで観てうおおおお！って感動しました。
貫かれる起伏の少ないクールなテンションがいい味を出しています。登場人物たちの理系感あふれる会話も聞いていてわくわくします。
約3時間と長くて起伏も少ない物語なのに終始ずっと緊張感が走っていて、没入感もすごいので飽きずに一瞬で観れてしまいます。長いのに一瞬なのはクリストファー・ノーラン作品の特徴ですよね。
宇宙を虚無のような静寂さで表現しているのが秀逸でした。絶望的なシーンも生々しさがありました。近未来の宇宙映画なのにフィルムで撮影されているのもポイントです。フィルムを使っていることで現実離れしてる舞台がとてもリアルに感じさせらえました。
あゝ荒野
寺山修司原作、少年院上がりの不良新次と吃音症で父親に虐待されて育った韓国人とのハーフの健二（バリカン）の正反対な2人はプロボクサーを目指して共に奮闘する。
とにかく生々しくて痛々しくて男臭い。超エモい映画。
菅田将暉の狂気もすごいし、何よりヤン・イクチュンがすごかったです。特に後編。健二（バリカン）というキャラにとても惹かれます。
ただでさえ暑苦しい映画なのにラストシーンの熱量が半端ない。よくこんなすごい映画をつくることができたなと痺れました。
そして最後に流れるBRAHMANの今夜はこの映画のエンディングとして完璧すぎて唸らされました。寺山修司とTOSHI-LOWってすごくぴったりな感じがするんですよね。
前編、後編合わせて約5時間ありますが、それでも観てほしい映画です。個人的にはNetflixに入ったらまずはドラマ版の火花と本作を観てみてほしい！とてもおすすめです！
長くなりましたが読んでいただきありがとうございました！
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おすすめの映画があれば教えてくれたらうれしいです！
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