『GrooveConnect』という小規模ライブイベントを作った理由 その2 #grvconnect
こんにちは、けそです。
前回、その1では『GrooveConnect』というイベントが誕生した経緯を書きました。いわば外側の部分。
今回は内側の部分、イベント自体のコンセプトメイキングの部分を書きます。
個人勢Vtuberさん向けに作るイベントということで
演者さん側にはどんなイベントだったら喜ばれるか、出演してみたいって思ってもらえるか、この部分を初期段階でしっかり考えることが一番大切だと思いました。
そこでまず思いついたのが、これ。
プロモーションとしてのリアイベ
以前手掛けたイベント『Vファンオフパーティ』(以下VFOP)で撮影した白須うなぎライブ映像なんですけど、これ画としてめちゃめちゃ強くないです?
リアルライブで、しかも自身のオリジナル曲でお客さんがこれだけどちゃくそ盛り上がってる画を撮影して演者さんに渡すことができたら。
それをYouTubeに上げることができたら、プロモーション効果めちゃめちゃ高いと思うんです。
ファン側も演者さんのプロモーションにダイレクトで貢献できる貴重な機会なので、フロアの熱気を是非映像に届けて頂けると、こちらとしても嬉しい限りです!
次はこちら。
マネタイズを捨てた新しい形での相互協力
時に皆様、「オンラインサロン」とか「労働2.0」とかいう次世代の枠組みはご存知でしょうか。SNS世代以降から生まれた考え方で、どちらも自分のやりたいことを実現する手段です。
『GrooveConnect』のコンセプトモデルではこれらの考え方を一部取り入れています。
こちらの動画がわかりやすいです。
動画でも言っていますが、「雇う」ことに対してお金を媒介すると、何かが目減りするんです。
例えば、リアイベをしたいVtuberさんが、ノウハウとテクニカルをもつエンジニアである自分たちを「雇う」。
リアイベをしたい自分たちが、出演料を払ってVtuberさんを「雇う」。
ここにいちいちエンジニア料だの出演料だのの値段をつけてお金を媒介させる必要がありますか?という話。お互い「金はいらないから一緒にやろうぜ!」で終わらせるほうがめちゃくちゃスムーズに事が運びます。
Vtuberさんのコラボ配信がまさにこの手法を上手く使っている成功例だと思っています。じゃあこれをリアルでもやればいいじゃんというだけの事なんですね。
最後はこちら。
消費カロリーを抑える
VFOPを作った時に何が大変だったかというと、全てのコーナー企画・人員・工数・テクニカル・折衝・出納などなどを統括管理するのが死ぬほど大変だったんです。
エンタス級の規模のイベントをやろうとすると1回でそれはもう莫大なカロリーを消費します。そうやすやすと連続開催はできません。窶れる。
某Bit◯terさんのイベが頻繁に通番開催してるのを見ると運営の中の人の大変さを思って本気で胃が痛くなるレベルです。
『GrooveConnect』のコンセプトモデルを作る上で気をつけたのが、この消費カロリーの部分を極力下げてコンパクトに開催すること。
そうすることで、第一回が成功した暁にはあまり疲弊せずフッ軽でバンバン通番開催していけるのではと思ったからです。
一つ前にも書きましたが、イベント自体のマネタイズを捨てることで一気に消費カロリーが下がります。営利目的でやらない。
近いモデルは、お子さんの「ピアノの発表会」。
お子さんも親御さんも、聴衆も、主催も全員出費しかしないシステムです。
テクニカルの部分でも、ノートパソコンとスマホだけで出来ることしかやらない。大掛かりな機材を持ち込まなくてもできるやり方を開発して消費カロリーをかなり抑えました。これによりスタッフはなんと4人で回せちゃいます。全員がテクニカルの仕様を理解している精鋭です。
最後にまた宣伝させて
『GrooveConnect』のコンセプトメイキングはこんな感じです。
考えに賛同してくれた仲間、出演を快諾してくれたVtuberさんたちと協力して、良いものを作ろうと頑張っています。
2020年2月24日(祝)13:30~、あさがやドラムさんにて『GrooveConnect』というVtuber対バン音楽ライブを開催します!!
企業じゃなくても、「個人と個人の繋がりだけでこれだけのものが作れる」というのをお見せします。
ぜひ見に来てくれると嬉しいです。