敗北宣言
皆さんコンニチハ。
ムーディ勝山さんと同い年の41歳で、無職、貯金ゼロ、「いつになったら仕事探すん?」という周囲の声を、受け流せなくなって来た秋山真之介です。
これまでの記事に『スキ』や『コメント』や『オススメ』をして下さった皆様、本当にありがとうございます。
本日は『敗北宣言』を発表させていただきます。
私はこれまでの人生で、負け続けて参りました。
その事実に気付いたのは、つい最近の事です。
「昨日、酷かったで」
これは自宅にバーテンダー時代の上司と、彼の彼女を招いて、サムギョプサルパーティを開いた翌日に、妻から言われた言葉です。
妻は眉間に皺を寄せて、こう続けました。
「ホンマに恥ずかしかったわ」
二日酔いの頭を可動させて、朧げな記憶を辿っていくと、自分が物凄く偉そうな態度で、妻、上司、上司の彼女に演説をしていた光景を思い出しました。
私は彼らに対して、高圧的に自分の知識をひけらかし、バーテンダー哲学や、店の改善点を語っていたのです。
「酔っていたから」という言い訳は通用しません。
人はどれだけ酔っ払っていても、思ってもいない事は、態度や言葉に現れないからです。
問題は、酔っていた事では無く、私の思考です。
弱さと言っても良いかもしれません。
自分は知識も経験も豊富で、優秀な人間だ。
そう思われたい一心で、過去の成功体験を語り、他の人の揚げ足を取る事で、自分のイメージを守ろうとしていたのです。
結果的に、妻を恥ずかし目に合わせる大失態を演じてしまいました。
Q)何故そんな事故が起きたのか
A)自分が今まで負け続けてきた事を、自覚していなかったから
勉強でも、スポーツでも、仕事でも負け続けて来たくせに、物凄く小さな世界での成功を牛のように反芻し、自分がルーザーである事から目を背けて来ました。
①弱小バスケ部のレギュラー<強豪校のベンチ入り
②大喜利アプリの殿堂入り<お笑い芸人
③TOEIC925点<帰国子女
↑のような当たり前の構図を無視して、優秀な人間のフリをしていた事に、ようやく気付きました。
そうです。
私はこれまで、ルーザーのくせに、ウィナーの顔をして生きてきたのです。
大した結果も出していないのに、知識をひけらかしたり、人の悪口を言ってきた私と仲良くしてくれている友人や妻には、本当に感謝しか有りません。(正式に謝罪と感謝を伝えました)
1流のスポーツ選手は、試合後に自分のミスを思い返し、2流の選手は、数少ない自分の活躍を思い返します。
もう人生の後半戦に差し掛かっているので、思考だけでも1流に近づきたい。
ネガティブな話に聞こえますが、私は今、とても晴々とした気持ちでこの文章を書いております。
今後は、自分がルーザーである事を受け流さず、強くて優しい人間になる為に『敗北宣言』を発表させていただきました。
ご静聴ありがとうございます。