アトピー性皮膚炎の歴史と2021年現在の最新治療法について解説する。
アトピー性皮膚炎の歴史と2021年現在の最新治療法について解説する。
アトピー性皮膚炎・新薬
2020年1月25日にアトピー性皮膚炎の外用薬として日本たばこ産業の新薬「コレクチム軟膏0.5%(デルゴシチニブ)」が厚生労働省から薬事承認された。
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アトピー性皮膚炎の外用薬としては、1999年に発売されたプロトピック軟膏(タクロリムス)以来の20年ぶりの新薬となる。
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アトピー性皮膚炎の歴史。
アトピー性皮膚炎の治療といえばステロイドだったのは20年前の話である。
ステロイド軟膏の次にタクロリムス(プロトピック)が登場した。
プロトピック軟膏はステロイドと同じように炎症を抑えるものだが、バリア機能が弱まった部分だけ成分が通り抜け、正常な皮膚には影響が出ないというものだった。
だが、プロトピック軟膏には問題があった。紫外線が当たる部分に塗ってはいけないのだ。塗ると赤く火照った顔、火照り顔になる。
※ステロイド軟膏も紫外線が当たる部分に塗ってはいけないので、プロトピック軟膏も紫外線が当たる顔に塗ってはいけないのだが医師は分からずに処方してプロトピック軟膏は赤垂れする副作用があるという使用方法間違えて使って逆ギレされて下火になった。そしてステロイド軟膏時代が再熱した。
アトピー性皮膚炎の内服薬が登場する。
シクロスポリン(ネオーラル)だが、これは移植手術後の拒絶反応を抑えるためのもので皮膚科の医師は処方したがらなかった。理由は皮膚科の医師が専門外で理解できなかったため。
去年の2019年にアトピー性皮膚炎の救世主となるデュピルマブ(デュピクセント)が登場する。
3割負担でも初回治療で1回4万円。次回治療が1回2万円の2週間ごとの継続治療が必要。
高額すぎて治療に二の足を踏む人が多かった。
そして今年の2020年1月25日に日本たばこ産業からアトピー性皮膚炎の外用薬の新薬「コレクチム軟膏0.5%(デルゴシチニブ)」が登場した。
ステロイド→タクロリムス(プロトピック)→デルゴシチニブ(コレクチム)
プロトピック軟膏の登場から20年ぶりのアトピー性皮膚炎の外用薬新薬なのだ。
コレクチム軟膏0.5%(デルゴシチニブ)を処方箋を出さない皮膚科医は自分の利益のために患者を治す気がない金儲け主義に走っている拝金主義の医者である。
まず最新治療を行うのが医者の役目。全く効いておらず、アトピー性皮膚炎の患者が減っていないのに昔の旧石器時代、アンティーク薬を出し続けて通院患者数を減らそうとしない医師は本当の意味での医師ではない。
終わり(完)
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