クリスマスソングのソングリスト330曲を作って考えた
1990年頃から2000年頃までクリスマスアルバムのLP、CDを集めていた。
定番曲を錚々たるアーティストがアレンジを加えまるで違う曲にしたものや、年末ならではの物悲しさをオリジナル曲で表現した魅力的な佳曲が揃っていた。米英では一流アーティストになった証としてクリスマスアルバムを発売する習慣があるそうで、クリスマスアルバムはいずれもクオリティが高く聞き応えがあった。
ところが急にクリスマスソングに飽きてしまい100枚余りのCD LPを高円寺のレコード屋に売り払ってしまった。きっと当時はクリスマスソングが発する情緒的なものに耐えきれない精神状態だったんだろう、多分。
さて、DJたるもの世の移ろいと季節の移ろいには敏感であるべきであろうと、今年は真面目にクリスマスソングを集めてみた。今回はAPPLE MUSICを利用してのクリスマスソング集めだが、その昔日本一のクリスマスソングコレクターを勝手に自認していたが、知らないナイスな楽曲がザクザク出てきた。クリスマスアルバムはよぽどの大物でないと再プレスされないという事情を音楽配信が華麗にクリアしている。
因みに昨年2022年のクリスマスイブには新宿でDJをさせていただいたが、今年は今のところオファーありません、公私共に24日はスケジュール空いてます。
さてと本題、今年はヒップホップDJになると8月に宣言したので、ヒップホップのクリスマスソングを集め始めたのだが思いの外少ない。識者の解説によるとヒップホップの主体である米国黒人がキリスト教徒である割合が白人に比べると低く、なんなら俺たちイスラム教徒なんでクリスマスなんてカンケーないということらしい。米国黒人音楽が黒人による黒人の為のブルースから発展してソウル、R&Bが黒人以外をマーケットとして発展していったが、ヒップホップはそういった黒人音楽のメインストリームに対するオルタナティブなものであると理解すれば納得がいく。
ONE LOVEと新宗教の讃歌レゲエを、世界平和を願う歌と勘違いしていたのに気づいたのは数年前だが、無宗教の平均的日本人の視点では色々と気がつかないことがあるものだなあ。
因みにクオリティの高いオリジナルクリスマスソングが多く発表されたのは1970年代、2000年以降に発表されたものは数少ないが楽曲のクオリティが高い感じがする。クリスマスソングを1000曲あまりざーっと聞いての感想ですが。
因みにクリスマスソングリストは流山市江戸川台のイタリアンバル「ボスコロッソ」の店内BGMとして絶賛公開中です。
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