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[2022年最新]ドイツでの交際費について・正しい税務処理

こんにちは。ドイツで日系企業専門弁護士をやっているDj弁護士です。

うちの事務所でよくフリーランスの方のサポートをしています。サポートは全般だけど税務サポートもよくあります。別に私は細かく税法について書きたくないので安心してください。ただ一つ基本中の基本を何故か皆さん分かってないところがあります・それで税務サポートをする側が困っちゃうのでこの記事で紹介したいと思います。

毎月のVAT申告を行うためにその月の収入と経費を税務署に伝えないといけないですね。だからお客さんに「全部ファイル送ってください」とお願い押しています。もちろん皆さん頑張っていろいろ送ってくれ、その中に必ず交際費も入っています。当然です!ビジネスランチはビジネスの世界で普通にありますからね。もっと極端に言ってしまえば。。。心の深いどっかで「これはビジネスランチじゃない」と分かってても、ビジネスランチとしちゃいます(やっていいとは言いませんが、実際よくあることですよ)。とりあえず仕事で食べに行ったらそれは確定申告で計上できます。

例外なく最初にお客さんが送ってくれるファイルを見てみるとみんな同じ間違いをしてしまいます。例えばレストランに行き、お金も払い、最後に一応「領収書」をもらいますよね?ここがポイントです。
「領収書」=  交際費の証拠。。。になりません。
領収書は税務観点から言う残念ながら意味ありません!

ドイツの税法によって最低限の条件を満たしている特別な領収書が必要ですよ。その領収書の名前は「Bewirtungsbeleg」ですね。お金を払う時に必ず自分で聞かないと持ってきてくれません。
簡単に「Bewirtungsbeleg頂戴」を言うだけ。
・Bewirtungsbelegお願いします!
・Please could you bring me a Bewirtungsbeleg?
・Bringste mir bitte 'n Bewirtungsbeleg?

そうするとバカ長いレシートが来ます。そこに自分の手で
・Bewirtete Personen: 誰?自分+お客さんの名前
・Anlass der Bewirtung: どういうきっかけ?「ビジネスランチ」でだいたい問題ない
・Höhe der Aufwendungen: 全部でいくら?
・bei Bewirtung im Restaurant: 実際のレストランのコスト
・in anderen Fällen: チップ

書かないといけません!最後にサインをします。
これが普通の領収書 ↓

これがBewirtungsbeleg ↓(実際私のBelegですけど、当然個人情報を見えないようにしたい。あとチップのところも見せません。お許しを)。

まずこれで税理士とかサポートしてくれる事務所に出せばいい!というかこうしてください。。
後いろいろ細かい知っておくべきこともあるでしょうけど、一先ずこれで間違いないです!

ではフリーランスの方々頑張ってください。
Dj弁護士

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