ブラックミラーは 「The National Anthem/国歌」 が最高傑作なのではないか?
“I guess he knew everyone would be outside, elsewhere, watching screens.”
“That’s what this was all about, about making a point”
これ, ほんとこれ.........
脚本家のCharlie Brooker(https://en.wikipedia.org/wiki/Charlie_Brooker)巧妙過ぎて涙が出た。
この台詞が凄い2019に入るよねぇ。
この”テロ”で最も罪深いことをしているのは, 「インターネットで話題になっているものに, 無責任にLike/Unlikeをつけ, 拡散し, 誰かにとっては人生を変えてしまうような深刻なニュースでさえも娯楽の如くインスタントに消費し続ける国民」だったのではないか?と画面の中から指を指される気持ちになる。
始まるまではW杯の決勝戦でも観るかのようにパーティ気分でTVに集まっていた人達も, いざ行為が始まりその行為がDisgustingだと分かるや否や, 露骨に嫌な顔をする. この”素直さ””他人事さ”が最も首相と妻を苦しめていたのだ。“I couldnt bare to see that and watch that”と言っていた国民はどうなった?皆TVの前に釘付けになっていたじゃないか?
あと, ネット上の書き込みも彼らを苦しめている. “奥さんはベーコンスープを啜るんだな”や世論の推移.
最も頼れるはずの側近ですら, 人によって, そして状況によって言うことが変わってしまう “If he kills her, there’s no blood on your hands.”と”You will be distroyed(if you don’t sex with a pig)”
あと、面白いと思ったのは特ダネを独り占めしようと一人で監禁場所へ乗り込む報道の人が, 居合わせた警察に犯人だと勘違いされて撃たれるところ.
特ダネを狙う報道局≒SNS上のバズりを虎視眈々と狙う好奇心旺盛な一国民の様でもあった.
“政府という強力な牙を持つゴジラ級の報道禁止令”ですら”YouTube, Twitter, Facebook”には勝てない時代に観るべきシリーズ....
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