2話: 無責任艦長タイラーOP 佐々木真里「just think of tomorrow」
-まえおき-
無責任艦長タイラーのOP曲。1993年に放送したタイラーは、サントラが14枚、シングル4枚とかなり音楽で商品展開されていた人気作品。
一昨年くらいか、少女革命ウテナを観るために入ったアニメ専門配信サイト「dアニメ」。そこから90年代アニメにハマり、タイラーも配信されていたので視聴した。いや、かなり面白い作品。
運とノリと勢いで戦争を生き抜く戦艦アニメ。小さい頃に観たときは艦内のいざこざや、組織のいざこざはよく分からなく、メカにのみ興味がいっていた。そして、主人公がいつも明るかったのだけは記憶にある。しかし、大人になったら、勢いとかノリ、組織のしがらみを打開するといった、子供には分からん部分が深く刺さる。
-考察-
DJ用にdigして、最近久々に聴いたOP曲。かなりシティーポップ、J-POPな作り。全体の盛り上がり、エモさにシビれた。
BPMは168。90年代アニソンはBPM125-130代の曲が多い。(ダンスミュージックで使われるテンポが大体この辺)エヴァOPもウテナOPも幽白OPもその間。そんな中でBPM168はかなりアゲるように意図して作られた曲。
90年代アニメは、CDバージョンとTVオンエアバージョンにかなり違いがある。その最たるものがこの「just think of tomorrow」なのかもしれない。
このTVサイズはかなり問題がある。ずさんというか、CDバージョンをTVオンエアサイズに無理やり合わせるように、曲の途中でぶつ切りに終わるのだ。今のアニメのOPだと考えらない作り。プラス、曲の上にSEが被せられている。
こんな曲を壊す悪い部分が2つもあるが、このTVオンエアverは曲の最後に「行ってみよー」というかけ声が入る。このかけ声がメチャクチャ気持ち良く、プラマイゼロのなんともいえない結論になる。
(TVサイズのCDにはこのかけ声はない)
昔はアニメ製作者が主導で曲を作るパターンが多く、OPアニメをぶつ切りやSEの付け足しが当たり前だったのに対し、近年は邦楽アーティストのタイアップが格段に増えたことにより、アーティストの作品に音を足すのはおかしいと認識されるようになったからか。そういった文化はなくなりつつある。
SpotifyやiTunesでは出会わない音源がこの世にはまだたくさんある。90年代アニソンは深い(٥ σ .̫ σ)旦
TVサイズ↑ ↓通常バージョン