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第5話:トライガンOP 今掘恒雄「H.T」
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-まえおき-
トライガン。同級生のお兄ちゃんがハマっている、古本屋にたくさん置かれている、マイナー雑誌の看板作品、アメコミっぽい。
そんな情報のみを残して、数十年。最近旧アニメを観た。(2023年はDアニメで配信アリ)
きっかけは90年代アニメを調べるうちに、OP曲がメチャクチャカッコよかったからだ。
2022年新作も放送されているが、断然こっちのが旧のがいい。
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-考察-
多国籍色々なジャンルが使われている劇伴アルバム。楽器の生演奏にテクノ、ジャズ、ロック、ごっちゃ混ぜのテイスト。まさに同時代のカウボーイビバップ のアルバムに近い作り。
OPの「H.T」。ギター音とボーリング音が印象的なインスト。BPMが190代と使いにくく、アニソン90年代数珠つなぎだと、近い繋がりがなく難しい。
そもそも、90年代深夜アニメは、どこか閉塞感が出ている。EATMANなるアニメしかり、serial experiments lainしかり。未来はない、日常は空虚だ、物足りないみたいな。(その時代の空気を出した最高峰は2000年版「ブギーポップは笑わない」だと個人的には思ったり。)
このアニメもそんな感じで、明るい主人公: ヴァッシュ・ザ・スタンピード。明るいのは偽りでドンドン化けの皮が剥がれて辛い展開になる。エヴァンゲリオンの影響もありそうな内面をモノローグで語る場面もあったり。
そんな作品なんで、アニソンを流すのには難しい曲。
だがイイ(٥ σ .̫ σ)b
マシンガンみたいなギターが1分半で駆け抜ける勢いはなんともいえない熱さがある。
↓EDの「風は未来に吹く」どう聴いても、ブランキージェットシティのパクリかってぐらいに歌い方やメロディが似ている。
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