サイケデリックパニック子連れ狼
人生初の。
みたいな状況は、今でこそ、ツラツラと文章が降ってきますが、そりゃもう、当時は恐ろしくて文章も書けなければ、何か創作することも、自分を表現することも、出来なくなってしまったんです。
最終的には、洋服すら、洋服の色すらウカツに選べなくなりました。
インドの花嫁衣装は白ではなく赤なんですが、赤は着れませんし。
もし、たまたま隣りに居合わせた男性が赤とか白の服装をしていたら、見ず知らずの男性であっても、結婚のイメージに繋がり、無理矢理、結婚させられるんじゃないか? というね。
被害妄想は英語でパラノイヤなんですが、被害妄想なんですって。そうゆう妄想って。
そして、街中にある監視カメラの存在。
それは、もう恐怖で恐怖で。
家の中の天井にくっついているタイプの扇風機の中にも監視カメラが隠されていて、パソコンのwebカメラも監視カメラで、何なら、パソコンと携帯電話から盗聴されている。
全てのデータが上層部に行き渡り、上層部はそのデータを元に、私の周囲に友人のフリをしたエージェント? 刺客? を向かわせてきている。
そんなディストピア小説みたいなね。
世界が本気でありました。私のサイケデリックパニック被害妄想時期。
そう。
なので。インターネットなどでの検索も恐怖でした。
「ブルースハーブ 練習」
と検索すれば、
「ブルースハーブ 練習 うるさい」
とか。単に、
「ガラスの仮面」
と検索しても、
「ガラスの仮面 いい加減にしろ」
とか。
その自分が打ち込んだ文字以外に、予測変換のようにして、他の言葉も勝手に出てきますよね。
その勝手に出てきた言葉が、恐ろしいんですよ。
「うるさい」とか「いい加減にしろ」とか。
まるで自分に言われているような気分になります。
なので。
「ブルースハーブ 練習 うるさくないよ」
とか
「ガラスの仮面 ハッピーエンド」
なんてね。
あえて、自分で自分の言葉を打ち直してクリックをして、細やかな反抗体制をとってみたり。
いや、これは、あながち全てが妄想の空想では無いんです。
ただ、色んな拗れた事情と環境により、ディストピア系に感じてしまっただけなのでしょう。
調子の良い時は、もう、何でも夢が叶うマジカル漫画アニメのファンタジー世界として美しく輝けるのが、私が今のところ認知している、この世界=ザ・ワールド です。