邪眼の力をなめるなよ
この街の家貸しを生業としている大家さんっていうのは、多くは不動産屋を通さないような人たちですね。
中には、雇われ大家さんもいますが。
体育会系の爽やかハキハキ、スーツでもスニーカーで猛ダッシュしまっす!
みたいな社員で埋め尽くされた会社。
みたいな雰囲気は一切なく、どこの大家さんも田舎の遠い親戚みたいなところがあります。
自家製マンゴーの漬物とか、目の前の海で採集した牡蠣やら、くれますし。
ブラフマン(バンドじゃなくてヒンズーゴットの方です。)が書かれたゴアギルのポスターや、
前の人の忘れ物だからと伝統的なパイプなど、も、くれますね。
仮住まいの団地では、いきなり1週間後にビル全体の塗装工事をするから、10室ある全住人の退去宣告を受けまして。
いやいやいや、って。
既に支払い済みの家賃はどうなるんだとか、アマゾンの注文品はまだまだ郵送されてくる予定なんだとか。
住民の皆さんご立腹ですよ。
せめて、そのような重要な告知は1ヶ月前だろうよって。
どう転んで、どう考えても、摩訶不思議なんで、
住民同士で婦人会を立ち上げまして、勿論、抗議させていただきました。
恐らく、この異議申し立ては受け付けられるとは、皆さん確信していらっしゃることでしょうが。
余談なんですが、このような摩訶不思議で少し困惑するような出来事が私の周辺で勃発した時。
いつも何故か、自分の責任でこんな大惨事になったんじゃなかろうか?
と。
無駄な被害妄想もいいところの、責任感に襲われてしまうのが、私の良からぬ思考の癖なんです。
なんなら、世界的に猛威をふるっている、アノ、あれ、ですら!
こりゃ、私が原因なんじゃなかろうか?
と、勝手に思い込んで責任感を感じたりもします。
大きな大きな俯瞰した視点で見れば、
過去に流行したペストにしろ、鳥インフルにしろね。
地球上に既存する全人類の問題で、その全人類の中の1人なんで、あながち間違えた思考でもないのですがね。
ネットのアフェリエイトで出てくる「真犯人は黒幕に消される! 」
みたいなのもね。
一瞬、ドキリっとしてしまうんです。
でもね。
ちなみに、あの、おでこにピッとする、これまた謎の検査機。
私の邪眼というか、松果体というか、第三の眼あたりは、
問題ありませんでしたよ。
あの検査機は、近所のスーパーのレジ横で50%オフになって叩き売りもされていたりもしますね。
日々、何かと行事やミッションが絶えませんよ。
未来の前向き親子の会話
<The Great Realisation | Tomfoolery>