2020729
大きなショッピングモールのフードコート全体がマクドナルド。
カウンターは半アーチ状になっていて、それぞれドリンク、ポテト、チキンナゲット、ハンバーガー、デザート、と学食や社食のように好きな物をトレーにとって、最後にレジで支払いをする仕組みだ。
ファンタオレンジのカウンターが人気で10人ほど並んでいる。
しかし、ファンタオレンジの機械が壊れていて、ファンタオレンジが流れっぱなしなのだ。
客は、流れっぱなしのファンタオレンジをこぼさないように、自分のカップにファンタオレンジがいっぱいになると、次の客と素早く順番を交代しなければいけない。
バケツリレーのような連携プレーが必要である。
その客と客の間に、わんこ蕎麦大会で蕎麦を入れる係りの人のように素早くマクドナルドの店員がファンタオレンジを瓶のボトルに入れていく。
そのマクドナルドの店員の素早く華麗なプレーはまるでパフォーマンス。
そして、そのボトルにためたファンタオレンジはスタッフの為に自腹で配っっているらしい。
自分は、ファンタオレンジとハンバーガーを持ってレジへ行く。
その時にチキンナゲットも欲しくなってしまった。
レジの店員に聞くと、真後ろにあるカウンターから自分でとってくるように言われる。
しかし、全く嫌な気分にならず、むしろアットホームで笑いに満ち溢れた店員の態度なので、もう一度、別のカウンターに行くという面倒な作業すら楽しく思えた。
店員も客もスマイル0円な雰囲気の良いマクドナルドだった。