ビーマニシリーズをあまり触っていなかったライト音ゲーマーだった私がBPLにハマった理由 part.3



はじめに

前回の記事では、フォーエバービッグラブな「SUPER NOVA Tohoku」のことを殴り書きした。

それはそれとして、BPL初心者であった私の苦悩を紹介したいと思う。
観点が特殊かもしれないが許して欲しいと思っている。



BPL初心者が不可解だったこと


フルコンしたのになんで…?

私は正直、ルールが分からず、最初の頃は「なんでフルコンボしてない人が勝ってるんだろう?」と、素朴に疑問に思ったことがある。

それこそ「SUPER NOVA Tohoku」VS「SILK HAT」のFRIP選手が『おおきなこえで』という(神)楽曲のプレイでフルコンボを出していないにも関わらずなんで8点差勝利したのかが分からなかった。

超絶簡単に説明するなら
フルコンボ:判定はGOOD以上が出ていれば関係なく、コンボを切らさず楽曲で繋ぎ切る
BPLの勝利条件:得点が1点でも多い(ピカピカの「PERFECT GREAT」の数が相手より1個でも多い)

なので、
PERFECT GREAT(ピカグレ):2点の得点が入る
GREAT(黄グレ):
1点の得点が入る
GOOD:
コンボは途切れないが点数にならない
BAD:
コンボが途切れるミス判定
POOR:ミス判定(だけど、空打ちってのがあって、コンボが継続することもある)

PERFECT GREAT(ピカグレ)が多い方が勝ちなのである!

(ちなみに私は、試合終了時に表示されるリザルトの上から2番目のGREAT(黄グレ)以下が少ない方が勝ったという判断をしている。その下のGOODの数もふくめ考えると、ピカグレが出ている数が必ず勝っている選手には多いというわけだ。)

(やべースコアをS2からは大量生産している選手や、やべースコアで拮抗する選手も増えた。やばい。(yabai))

これらの判定が視聴者としては置いてけぼり状態だった。とはいえ、公式サイトで懇切丁寧に教えてくれてはいるので、みんな用語集を見よう!
(分かってなくても楽しめてはいました!)

BPL2021公式サイト 用語集



選手の顔と名前が一致しない伝説

BPLの2021シーズンはとても似たような顔の方が多くいらっしゃった。
(今は割と個性的な顔になってきているような気がする。)

例えば、「SUPER NOVA Tohoku」であれば、1巡選手であるWELLOW選手と2巡選手のKEEL選手顔が似ている

よく見ると、可愛い感じの顔で、柔らかめの方がKEEL選手。

当時は短パン小僧スタイルで、ちょっとキリッとした感じのお顔の方がWELLOW選手。

推しチームだったおかげで覚えられた。

ちなみにFRIP選手とCORIVE選手は特徴的な顔だったおかげで覚えた。
ふたりとも面白い反応だったり、面白い表情を見せるので、結局すぐ覚えた。

例:チラ見のCORIVER選手
例:スーパースターなFRIP選手


他には「GAME PANIC」のPEACE選手と「レジャーランド」のDINASO選手
メガネの形が似てるし、ちょっと顔の大きさも似てるよね。あと2021シーズンは二人ともエグい戦績だった気がするから余計分からなかった。

この二人の見分け方は

首が長くて、キリンみたいな顔(大変失礼)で、絵に描いたいちごみたいな形の輪郭で、めちゃめちゃ痩せ型のメガネのレンズが分厚そうなのがPEACE選手。

かわいらしい顔で、顔が大きめ、普通体型で、メガネのレンズが普通めなのがDINASO選手。
どちらにせよ萌えキャラのイメージがあった。(今の見解だとPEACE選手はラスボス感がある。めっちゃカッケェ。DINASO選手はジャンプのイメージ。)



同じく「GAME PANIC」の54GAYA選手と「レジャーランド」のU76NER選手
この二人雰囲気がめちゃめちゃ似ているイメージがありすぎた。結局S2まで見分けつかなかったけどね。

そしてこの二人の見分け方だが…

はっきりとした見た目の差は

身長が高そうだけど、めっちゃ猫背っぽく見えるのが54GAYA選手

身長は普通そうだけど、猫背にはあんまり見えないように感じるのがU76NER選手。

もうこの二人に至っては声のトーンや滑舌、インタビューの雰囲気でようやっと覚えた。

54GAYA選手は、面白いこと言おうとしてスベるけど、司会進行が上手め。「GAME PANIC」における「常識人に見えている」ような気がする人。(おもしろい)

U76NER選手は、変なこと言っているつもりないのに変なこと言って大ウケされるが、解説がとても上手。
「レジャーランド」におけるやべーやつ(全員だけど)の中でも群を抜いてギャップが強すぎる人。(おもしろい)


ここまで来ると玄人なんよ。わかんねぇよ。でも雰囲気似てるので、私は見ていると両者どちらもチームの安心感な感じがすごくいい。


ちなみに……。:「レジャーランド」のG*選手は自分の同級生に似ている。(どうでもいい)




いやそもそも1巡とか2巡ってなんやねん

私はドラフト会議というワードは知ってはいたのだが、実際何をやっているかは全く知らなかった。
見てるとルールが複雑に感じるが、全て見終わった後になれば、意外と面白いじゃん!ってなったりはする。

ドラフトはさておいて、選手の選考基準かなぁと思われる内容や、選ばれた選手の特徴とかをまとめてみた。

簡単にこちらも説明しよう。

1巡選手:チームの顔。ランカーの中のランカー。チームを引っ張るリーダー。最強選手なので、大将戦をよく任される。(たまに違う起用のされ方をする選手もいるが)「スクラッチが得意」とか、「物量がとても多い譜面が得意」とか、「正規譜面の楽曲が得意」とか特化型が多い。

2巡選手:チームのサブリーダー。1巡選手の埋め合わせもやったりするので、先鋒中堅大将全てに出場する選手も少なくない。2巡選手に大きく負担がかかる試合も多め。低難易度から高難易度までできるオールラウンダーが採用されやすい。

3巡選手:チームの作戦の基盤。先鋒戦、中堅戦が主。3巡選手が強いと流れが作りやすくて、チームの士気が上がりやすい。低難易度から中難易度のできる選手が主に採用されやすい。

4巡選手:チームのサポーター。先鋒戦が主。(ただしS2,S3の46選手は全く違う起用のされ方をした。)とにかく、低難易度帯の精度がえぐい。基本的に低難易度帯ではオールラウンダーが多いが、尖った能力を持った選手も多く存在し、面白い戦況を作っていく上で、必須の選手。

私は基本的に4巡選手が大好きだが、そんなのはどうでもいいくらい全ての選手が魅力的だ。

箱推しも、チーム推しも、個人推しもいいと思う!
ぜひ好きなプレイスタイルの選手を見つけてほしい!

追記:今ではNUCHIO選手を筆頭に、明らかに強い選手ですら4巡で、しかも、4巡選手のバリエーションも増え続けている。今のBPLはあまり順目で見ることはやめて、試合の中で好きな選手を見つけていくことになるかなぁと思っている。
もちろん顔でもプレースタイルでも性格でも好きな選手はたくさん現れると思う。
推しはいくらでもいて良いんだ。


すとらてじーかーどってなあに?

(死ぬほど間が空いてもう一回書いている)(ほんとごめん)

司会進行の一丁さんによる「ですが」でお馴染みの、絶望がやってくるかそれとも絶望の中の希望となるか…のストラテジー。

これは、見ていてわかるかもしれないしわかるようになったが、相手の自選曲(相手が準備を入念に重ね、自信があって勝負に出した楽曲)

「なかったことにして、新しく別の曲をプレイさせる」

と言うもの。
ぴえ。怖いカード。

でも、これは相手の自選曲をなかったことにできるだけで、KONAMIの抽選で楽曲が決まるので、例えば、

「この曲やってなかったかも」
「相手の方が得意かも」
「やばいこの曲ちょっと苦手かも」
「やりたくない曲きちゃった」

など、投げた側が被害に遭うことも稀ではないどころか大体そう言うことの方が多いヤバいカードである。

でも、これが無事刺さり、セミファイナルやファイナルへの切符を手にする場合も多く、また、そのプレッシャーを跳ね除け見事勝利を手にする瞬間は誰でもファンになってしまうようなかっこよさがある。
窮地に追い込まれた時こそ、上手く対処できるように準備をするのは当たり前かもしれないが、それでも本番の魔物との戦いは、目の前にいる相手チームより、自分がより自分と向き合いきれるかに関わっていると思う。でも、どんなに自分と向き合おうとしても、向き合ったと思っても、それでも負けてしまう時もある。

この負けた勝ったにもドラマがあり、「一連のシーズン」を通して、また、「BPL2021〜BPL S4」までの人員の変遷と成長を通して、さまざまな選手とその選手たちを支える監督やアドバイザー、サポーターとたくさんのファンでその辛さ、嬉しさ、楽しさを共有できるコンテンツであることは間違いがないと今でも思っている。


おわりに

BPL S4も大詰めになっちまいました。
レギュラーステージもそろそろ終わるし、順位も来週あたりには確定してくるでしょう。
もうファイナルの情報も出ているので、ある程度結果を知ってる人もいるけれど、まだ試合を見切れていないので、内容が楽しみすぎます!
書いてない間に進みすぎではある。

昨日(9/4)の配信のGiGO vs APINAのLOOT選手がどうしても忘れられないので、ちょっと書きたいなと思い少しだけ添えさせてほしい。


正直すごーく失礼なのだが、LOOT選手はあまり目立ったイメージがなかった。
すごく優しい顔をした人だなと思っていたが、すごく強いと言う印象も特段なく、プロの中では思ったより戦績がついてこないイメージはあった。

今期のLOOT選手はGiGOに4巡で指名され直したが、チーム結成配信で確か「もう指名されないんじゃないか」と思っていたと話していた気がする。
それぐらい今季は推しであったスパノバが消えたこともあって選手の選出数自体も少なくなったし、選手たちのレベルの差がもうないレベルになっているシーズンだ。燦然と輝く戦績や特徴を持った選手でない限り新規指名はあり得ないレベルまでBPLの選手は強くなっている。
もちろんそうとなればプロテストの中にはきっとLOOT選手より上手いプロ候補もいなくはなかっただろう。

でも、LOOT選手の出場した現時点での2試合。私はちゃんと、彼の強さを認識した。1巡選手と互角レベルまで自選を仕上げ、最後の最後で離されてしまうこともあったが、一時リードすることもあったし、なんなら相手の自選も手も足も出ないような蹂躙されるような試合ではなかったと私は感じている。LOOT選手は高難易度のイメージが全くなく、精度や正規譜面での勝負であれば確かに「お、強いな」と感じたことはあったが「うわやべ〜」と言葉になる程強い選手ではなかった。

今季半スパノバのGiGOを応援することに決めていたので、ほぼ初めてLOOT選手という人間に注目して見たのだが、明らかに前と違う。
前回の試合も悔しそうにしていたのはぼんやり覚えているのだが、今回は1stmatchでNIKE.選手がCHP*1E選手に2タテされてしまいLOOT選手にどうしても一本でも取らなきゃいけないという空気感があった。
もちろんそれに応えるためにLOOT選手は筐体へ向かったのだと思う。

結果は……どちらも途中までいい勝負はできたものの、最後で崩れてしまった。最後、相手の自選曲夢縁のグラフを見た時の顔はとても悔しそうで、今すぐにでも崩れ落ちてしまうんじゃないだろうかと勝手に心配していた。
どうしても取りたかったと言う感覚がひしひしと伝わった。

しかし、相手であるUCCHIE選手から少し滲み出るLOOT選手からの緊張感というかプレッシャーを私は感じていた。UCCHIE選手も絶対LOOT選手の放ったプレッシャーとか、実際当時に繰り広げられていた選曲のためのスコアのサーチをぼんやり考えても、脅威と言える存在だっただろう。初回配信のCORI-選手の「LOOTさんすごいですよ」な発言も明らかにこのLOOT選手という一プロがどれだけ仕上げてきていたかは伺える。誰にだって脅威を感じるレベルの選手ではあるはずだ。

だからこそ、彼の汗が、崩れてしまいそうになりながらも立って、チームへ戻った彼が、プレッシャーと戦い、UCCHIE選手という強敵に真っ向から挑んだLOOT選手が、私にはとても輝いて見えた。

願わくばこのすごくかっこいいノーマークっだったこのLOOT選手を見ていたい。誰よりもこの道を直向きに走ろうとする、歩もうとする選手を応援したいと思った。


欲を言えば、もっと早くこの試合見たかった!!!!!そしたら全然集めていなかった応援チケットちょっとがんばって貯めてみようと思ったのに……推しは推せる時に推せである。

今の時点でGiGOは4位争いにいるが、厳しいのは依然として変わらない。だけど、こんなに面白いチームだったらやっぱりどんな時も推したい。できる限りこのコンテンツにリソースを突っ込んで行きたい。まあ学生だし、色々経験したいからお金が足りなくならないように気をつけないとだけど。

それでもまずは感謝したい。
BPLの選手になろうと一生懸命に練習してくれたプロ候補のプレイヤーの皆さん
BPLの各チームを作ってくれたチームオーナーの皆さん、アドバイザー、監督、サポーターの皆さん
BPLの選手の皆さん
BPLの進行を行ってくれている運営の皆さん
BPLを一緒に盛り上げてくれるファンの皆さん(もちろん私もここにいるわけだけど)
ありがとうございます。
これからもBPLが見れますように。
これからもBPLが盛り上がって、良いイベントにもっとなりますように。
選手にとって楽しく、そして充実したプロ生活でありますように。

少しと言いつつ、長くなったけど、BPLこれからも視聴させていただきます。
ありがとうBPL、これからもよろしくBPL。

ただのBPLファン DJ KANADEN 2024/9/5


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