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#6【History】西海岸HipHopから歌物Hip Hopという概念を知った

高校時代のある日のマンタンヤレコード。

すっかり部活帰りや休みの日に通うお店となったマンタンヤレコード。

高校生の当時は、確か、毎月5,000円のお小遣いをもらっていた記憶があるのですが、お小遣いが入るとマンタンヤレコードでレコードを買っていたように思います。

Mammyの教えの流れで、R&Bを集め始めた私ですが、ある日。

Mammy:「歌物のHip Hopやったら好きなんちゃうかな?」

私:「どんな曲?」

Mammy:「聴いてみて。」

もちろん、ブラックミュージックの知識がほとんどない私だったので、全く想像がつかずとにかく、試聴させてもらってました。

ということで、聴いたのがこちらの曲。

Mammy:「こういう曲やったら、R&Bでも繋げるで。」

私:「この曲いいやん。」

Mammy:「この盤やったら、コンピやから他の曲も使える曲で。」

当時、コンピと言われても何のことか分からず流していましたが、コンピというのは・・・

「コンピレーション(compilation)」は、「編集」や「寄せ集め」という意味を持つ単語。
つまりコンピレーションアルバムとは、一定の意図に基づいて編集されたアルバムを意味します。あるアーティストの代表的な曲を集めたもの、特定のジャンルにおけるヒット楽曲集、あるテーマや雰囲気をもつ楽曲を収録したものなど、その形式はさまざまです。

出典:https://snaccmedia.com/2018/11/post-800/

ということで、音楽用語の中では結構一般的な用語ですね。

当時紹介してもらったのは、こちらのレコード。

2PACの中でも名曲の「Do For Love」も収録されています。

「Do For Love」は、今でも頻繁に使用する曲の一つです。

当時、高校生でそんなに多くの曲を買えない私に、一つの盤でいくつかの曲を使えるものということで、紹介してくれていたMammyには、今になっても本当に感謝しかないですね。

Mammy:「西海岸系は、こういう曲調も多いからHip HopでもR&Bに混ぜやすいよ。」

この時に、西海岸というワードを聞いて全く理解できなかった自分でした。

Hip Hopは、元々ニューヨークのブロンクス区に住んでいる黒人から発祥した音楽ですが、90年代では、ニューヨークを中心とし、ジャズサンプリングを主軸とするEast Coast(東海岸)Hip Hopとカリフォルニア・ロサンゼルスを中心とし、ファンクサンプリングを主軸とするWeat Coast(西海岸)Hip Hopで分けられていました。

今回、Mammyから紹介してもらった2Pacは、西海岸のHip Hopアーティストで、自分の中では、このコンピが西海岸Hip Hopとの初めての出会いとなりました。

これで、歌物Hip Hopという音源を把握し、その後は、R&B、Hip Hopに関わらず歌物というカテゴリで曲を買い出すことになります。

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