#6【History】西海岸HipHopから歌物Hip Hopという概念を知った
高校時代のある日のマンタンヤレコード。
すっかり部活帰りや休みの日に通うお店となったマンタンヤレコード。
高校生の当時は、確か、毎月5,000円のお小遣いをもらっていた記憶があるのですが、お小遣いが入るとマンタンヤレコードでレコードを買っていたように思います。
Mammyの教えの流れで、R&Bを集め始めた私ですが、ある日。
Mammy:「歌物のHip Hopやったら好きなんちゃうかな?」
私:「どんな曲?」
Mammy:「聴いてみて。」
もちろん、ブラックミュージックの知識がほとんどない私だったので、全く想像がつかずとにかく、試聴させてもらってました。
ということで、聴いたのがこちらの曲。
Mammy:「こういう曲やったら、R&Bでも繋げるで。」
私:「この曲いいやん。」
Mammy:「この盤やったら、コンピやから他の曲も使える曲で。」
当時、コンピと言われても何のことか分からず流していましたが、コンピというのは・・・
ということで、音楽用語の中では結構一般的な用語ですね。
当時紹介してもらったのは、こちらのレコード。
2PACの中でも名曲の「Do For Love」も収録されています。
「Do For Love」は、今でも頻繁に使用する曲の一つです。
当時、高校生でそんなに多くの曲を買えない私に、一つの盤でいくつかの曲を使えるものということで、紹介してくれていたMammyには、今になっても本当に感謝しかないですね。
Mammy:「西海岸系は、こういう曲調も多いからHip HopでもR&Bに混ぜやすいよ。」
この時に、西海岸というワードを聞いて全く理解できなかった自分でした。
Hip Hopは、元々ニューヨークのブロンクス区に住んでいる黒人から発祥した音楽ですが、90年代では、ニューヨークを中心とし、ジャズサンプリングを主軸とするEast Coast(東海岸)Hip Hopとカリフォルニア・ロサンゼルスを中心とし、ファンクサンプリングを主軸とするWeat Coast(西海岸)Hip Hopで分けられていました。
今回、Mammyから紹介してもらった2Pacは、西海岸のHip Hopアーティストで、自分の中では、このコンピが西海岸Hip Hopとの初めての出会いとなりました。
これで、歌物Hip Hopという音源を把握し、その後は、R&B、Hip Hopに関わらず歌物というカテゴリで曲を買い出すことになります。