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DJってなにされてる方なん?①〜DJの基礎知識編〜

初めまして。DJ Big Mouseです。

19歳からクラブDJを始めて今年で10年目になります。
現在は主にYouTubeチャンネルでMix配信しています。


今回は、DJに興味あるけどよく分からないって人に向けて

『そもそもDJってなにしてるの?』
『他人の曲かけてるだけでしょ?』

などなどDJをやっているとよく言われる質問に1人1人答えるの面倒臭いので記事に纏めてみました!

飲み会や結婚式などで、
『えー!DJやってるのー!今やってよー!』
と言われた時はこの記事を見せてあげてください。

○それでは本題に入ります。

まず、DJは大きく分けて3種類に分けられます。

【①クラブDJ ②バトルDJ ③バックDJ】

①クラブDJとは
CLUBやDISCO等でフロア(お客様)に合わせてリアルタイムで選曲をするDJ

②バトルDJとは
スクラッチ等のテクニックを駆使して既存の曲を新しい形の音楽にするDJ

③バックDJ
アーティストのライブをサポートする役割を担う、演者と最も近くPAの様な仕事もするDJ

大きく分けてこの3タイプに分かれます。

○今回はクラブDJに焦点を当ててお話しさせて頂きます。

そもそもの話ですが、DJとはギターやピアノの様な‘’楽器‘’ではありません。
2つの【レコードプレーヤー】(ターンテーブル)とそれをコントロールする【ミキサー】を組み合わせたもので、‘’楽譜‘’を読み、演奏するような‘’楽器‘’とは全く別物です。

《曲を作るのが楽器》で
《作られた曲を扱うのがDJ》です。

ターンテーブリスト(バトルDJ)のように
スクラッチビートジャグリングなどの技を駆使してDJを楽器にまで昇華してる人もいますが、
本当にごく一部の天才だけです。
そしてその天才の頂点を決める大会がDMCという大会です。
興味ある人は是非この動画を見てみてください。


DJと楽器の違いをもっと分かりやすく説明する為に

DJを料理で例えてみますね。


ギターやベース、ドラム等の楽器が【食材】
楽譜が【レシピ】だとして、
食材をレシピ通り調理して作ったものが【料理(曲)】になりますよね。

その【料理(曲)】をお客様に食べやすい様に順番を配慮してコース料理にしたり。
料理(曲)を小分けにしてお弁当(Mix CD)にしたり。
『この料理(曲)の後にはこのお酒(曲)が合う』という相乗効果を生む組み合わせをお客様に提示したり。
既に完成されてるものを更に良いものにするのがDJ
だと思ってます。

0から1を作るのが【料理人≠アーティスト】
その1を100にも−100にも出来るのがDJという事です。

なので、僕自身は自分のことをアーティストだなんて1mmも思っていなくて。
アーティスト様の曲を使わせて頂いてる立場として、大好きな100点の曲が100点のまま他人の耳に伝わるか、もし自分の力で1点でも加点されたら嬉しいしマイナスになるような使い方したら申し訳ない。
という思いでDJするよう心掛けています。

○DJの素晴らしい所
楽譜すら読めなくても音楽が出来る。

先程、DJは楽器ではなく楽譜もない!と言ったとおり、例え小学生でも、音楽理論や音楽の勉強をしなくても‘’曲と曲を繋ぐ技術‘’さえ覚えてしまえば、誰でも出来るという敷居の低さがDJの良い所だと思っています。

サッカーがどんな貧乏人でもボールさえあれば誰でも出来るように、始める敷居が低いとは、『競技人口が増えやすい』という事なので素晴らしいことだと思います

最近はPC DJ一体型コントローラーだったり、色々と機材が良くなりすぎてどんどんDJが簡単になり、気軽にDJを始めやすくなったから変なインフルエンサーだったり音楽にリスペクトのない人間でもすぐDJに手を出すやつが多いんだ!と騒ぐ人もいますけど

誰でもサッカーが出来るのが問題なんじゃなくて、誰でもプロのピッチに立てちゃうのが問題なんだと思います。

クラブ業界や他所のDJに提言批判をするつもりは全くありませんので、これ以上は何も言いませんけど。

誰でも1度はDJに触れた経験があれば、よりプロの技術の高さに気づける人が増えると思うのでどんどんDJする人は増えて欲しいと願っています。

最後に、『有名フェスとかに出演してるDJこそDJの成功者だろ』って言うやつ問題

わがります🤚🏼 
ただ、クラブDJ側の意見からすると
ウルトラだとかのフェスに出演している"DJ"は
「プロデューサーや作曲家」兼"DJ"
であり
本業は『曲作り』で所謂"DJ"とは少し違う
というのを個人的には思っていて。

日本人で分かり易く例えると
小室哲哉さんや中田ヤスタカさんが仮にフジロックでDJをしていたとしても、
"DJ"ではなく"有名プロデューサー"がDJをしているという認識であるような状況です。

有名な所だとAVICIIやDAVID GUETTA、STEVE AOKI『世界で活躍する億万長者DJ』と謳う記事を沢山見ましたが、彼らは彼ら自身のオリジナル曲があり、DJよりも【作曲やプロデュース業】が本業の方達という認識で、所謂クラブDJとは異なるのです。

DJに興味がある人、面白そうと思った人は是非DJ始めてみてください。

〜ご拝読ありがとうございました。〜

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