賃貸洗面所 4日間のDIY記録 1日目
仕事が医療系ということもあって、今年のGWは仕事で忙しいと思っていましたが、思いがけず4連休を頂くことができました。
4連休!まとまった休みが取れることは珍しいので何をしようかと考え…、ずっとやりたかったDIYに挑戦することとしました。DIYのレベルとしては、リメイクシートを使って壁紙や机を変化させてみたり、簡単な棚を作って見たりぐらいです。
築20年の賃貸のアパート住まいの、4日間のDIY記録です。書いていったらとても長くなりました。お時間がある時にお読みください。
目次
前提条件
1日目:設計と買い出し、ペンキ塗り。
1.計測と計算 (7:00~10:00)
2.ホームセンターへ出発!(10:30~13:00)
3.壁紙を買いに行く(13:30~15:00)
4.その他必要な道具をホームセンターで購入。(15:00~17:00)
5.ペンキを2×4材とベニヤ板に塗る。(17:30~19:00)
6.手についたペンキと格闘(19:00~20:30)
前提条件
半年ほど前、こちらのyoutubeで洗面所DIYを見て衝撃を受けました。
自分もできるのでは!と思い、洗面所DIYを行いました。
そのビフォーアフターの写真がこちら。
この時行った主なことは下記の通りです。
1.備え付けの洗面台上部を取り外す(ネジを取ると簡単に取れます)。
2.リメイクシート(コメリで1500円のやつ)を壁紙に貼る。
3.IKEAの棚(モッスランダ55㎝)を石膏ボード用のピンで壁に固定する。
4.IKEAの鏡を両面テープではっつける(強力な両面テープを使う)。
5.その辺にあった美顔ライト(Zoom用に以前使ってたやつ)を両面テープではっつけて光源とする。
6.コンセントから延長コードを引っ張ってドライヤーとヘアアイロンの電源とする。この時、延長コードは両面テープで壁にくっつけていました。白い延長コードは目立つので、同じリメイクシートを貼って壁の色と同化してみえるようにしました。
ビフォーの写真では、ヘアアイロンの置き台を100均のラップホルダーを両面テープで貼って作っていました。しかし、賃貸の壁紙に負担がかかるため何とかしたいと思っていました。
そこで、壁紙ではなくリメイクシートに貼れば良いのでは!と思い、ラップホルダーをポスカで黒く塗り、一番強力な両面テープで貼ったのですが…
重さに耐えきれず1日でその機能を果たすことはなくなりました…
また、水性のポスカはヘアアイロンとこすれると落ちてきてしまいました。油性のマッキーを使った方が良かったです。
youtubeを見て憧れて洗面所DIYを行ったは良いものの、以下の3つの課題がありました。
コンセントがごちゃごちゃしている(独立洗面台の有難みを実感)。
ヘアアイロンの置き場がない。
棚の位置を下に置きすぎて、水がはねて化粧品が水没する。
何よりも…垢ぬけた感がない!!
むしろ、客観的に考えると前の方が使いやすかった感がある。
これらを解消するために、どんな感じにするかを考えました。
参考にしたのが、図書館にあった、「カンタンDIYブック」という本。
2×4材とディアウォールで柱を2本立てて、その間にベニヤ板を固定した壁を作るという記述を参考にしました。
ベニヤ板の裏にコードを隠せば配線問題ともおさらばできるのではと。
また、ベニヤ板にガンガンネジが打てるので、ドライヤーやヘアアイロンも固定し放題なのでは!!
こちらのyoutubeも着想を得る上で参考にさせてもらいました。
以上を考えた上で、DIYに着手しました。
1日目:設計と買い出し、ペンキ塗り。
1.計測と計算 (7:00~10:00)
洗面所の幅を計測し、購入する木材の大きさを考えました。
計測って大変ですね。
使ったメジャーが、小学校で使った裁縫箱から取り出した、ペラペラのやつだからかもしれません(笑)。
決定した買い物リストがこちら。
1.2×4材 (229㎝×2本)
※私のアパートの天井の高さは233.5㎝でした。2×4材とディアウォールで柱を作るとき、【2×4材の長さ】= 【天井の高さ】-【4.5㎝】とのことで、233.5㎝ - 4.5cm で229㎝となりました。
2.ベニヤ板(横777㎜×高さ115㎜)
【洗面所の空間の幅:867㎜】-(【2×4材の厚み:38㎜】+【ディアウォール分の厚み:ディアウォールHPより7㎜と仮定】)×2 で、867㎜ - 90㎜ = 777mm。ラッキーセブンだとこの時の私は能天気に思っていました。
2.ホームセンターへ出発!(10:30~13:00)
私は車を持っていないんですよね。なので、木材をどうやって運搬するか?という課題が生じます。
なんか運搬サービスとかあるかな~、最悪持って歩いて帰ればいっか、と能天気に考えて出発しました。
ホームセンタームサシに行き、2×4材と厚さ5.5㎜の良さげなベニヤ板を見つけ、カットサービスでカットしてもらいました!
カットサービスのコーナーに行くと、
「どう切りますか?」と笑顔で日に焼けたおじさんが尋ねてくれる。
私はここぞとばかりに、家でいろいろと計算した紙を広げ、
「2×4は229㎝を2本、ベニヤ板は高さ115㎜、横は横777㎜でお願いします!」
とよどみなく答えてみせた。
この前まで「2×4」の読み方が「ツーバイフォー」だと知らずに「にかけるよん」と言っていた人物だったとは気づかれなかったでしょう。
横の長さはラッキーセブンなんですよ、というのは恥ずかしいので心の中で言うにとどめておきました。
「いいですね、何を作るんですか?」
「洗面所を改造しようと思っています!!」
「楽しいですね!」
満面の笑みでおじさんが返してくれる。私も、
「はい、めちゃめちゃ楽しいです!」
と笑顔で返した。ああ、おじさんと心が通いあった感じがした。
スタッフさんが手際よく動き、ものの数分の内に木材のカットが完了した。
「ちなみに、運搬サービスとかってありますか?」と尋ねてみる。
「はい、市内でしたら1100円で運搬させてもらってます。ただ、今GW中なので1週間くらい後の配達になってしまいます…」 と申し訳なさそうにおじさんは答える。
なるほど、一週間か。どうしても3連休中に完成させたい。この時点で私の心は決まった。では大丈夫です、と配送サービスを断ると、
「申し訳ないですねぇ。普通の乗用車でもギリギリ乗ると思います。駐車場に停められましたか?」
ああ、そうだよね、普通、車で来ると思うよね、と内心思いつつ、
「いや、歩きで来て…、歩いて持って帰ります」
とどんな反応が返ってくるかひやひやしながら、おじさんを伺うと、
「歩きで!!!近いんですか!?」と驚愕の表情。
「……歩いて15分くらいです。」
こういう時に事を荒立てないように、誤魔化してしまうのが私の悪い癖。本当は25分くらいかかるんだよなぁ。
「なるほど。気を付けてくださいね」
と言うおじさんと別れる。
その後、レジのおばさんは私が歩きで持って帰ると知っており、カットした木材を運びやすい様にハンディラップでぐるぐる巻きにして固定してくださった。
一応持って帰るために、ひもを持参してきてはいたが、このおばさんの心配りがなかったら、ベニヤ板を運ぶのはきつかった。本当にありがとう。
さすがに2×4とベニヤ板を同時に持って運ぶのは厳しいので、2往復して運ぶことに。
歩いていると道行く車からの視線が突き刺さる。
2×4材は、肩に担けば意外と安定したのでよかったですが、ベニヤ板を運ぶが途中から手がしびれてきてそこそこ大変でした。
回想をはさめてしまいました。お付き合い頂きありがとうございました。
ホームセンターへ走っていく(15分)→木材選ぶ、カットする(40分)→2×4材家まで運ぶ(25分)→ホームセンターへ走っていく(15分)→ベニヤ板運んで帰宅(30分)という謎のスケジュールで、休憩含めつつ、買い出しで約2時間半が経過しました。
ホームセンターで購入した商品と値段は下記の通りです。
2×4材(8フィート) 1個725円×2個 =1450円
ベニヤ板(普通合板 5.5 × 910 × 1820 mm)1280円
ここに木材カット3回=150円を合わせて、税込みで3168円でした。
3.壁紙を買いに行く(13:30~15:00)
続いては壁紙の購入です。行ったのは、家から電車で3駅の距離にある、「レトフ」という店。新潟で輸入壁紙を実物を見て購入できるのはここしかないような気がします。新潟の人にしか需要はないかもですが、URL貼っておきます。
いろいろな壁紙があって見ているだけで楽しい。一番ぴんと来た柄に決めました。
この柄にはどんな色があうと思いますか?と尋ねると、
「そうですね、薄い色はこの壁紙の存在感に負けてしまうと思います。濃い色の方があいますね……名前でいうとウォールナットとかでしょう。」と店内の壁や梁に壁紙を置いてみせ、的確なアドバイスをくださる。
確かに合わせる色によって全然壁紙の印象が違ってくるから不思議ですね。他に貼ってはがせる糊と道具も購入して、良い壁紙をゲットしてご機嫌になりながら店を後にしました。
購入したものと金額はこちら。
輸入壁紙:切り売り50㎝単位で385円 → 今回4m購入で3168円(洗面台から天井まで縦155㎝、約78㎝だと伝えると、余裕をもって4m購入した方がいいでしょうと教えてくださった)
貼ってはがせる糊:990円
刷毛:277円
スムーサー:270円
合計で税込み4705円でした。
4.その他必要な道具をホームセンターで購入。(15:00~17:00)
2×4材をペイントするためのペンキは、壁紙に合わせてチークという色を選び、その他必要なものを購入しました。
ディアウォール ブラウン ×2 →1個835円で1670円 (ちょうどセール中でした)
ネジ(コースレッド):278円
油ニス(新チーク):1180円
つやだしニス薄め液:498円
エゾ松材 2.4×30×:295円(2×4材にベニヤ板を固定する土台用の角材)
木材カット料:200円
計4531円(税込み)となりました。今日で大体1万3千円くらいと考えると、思ったよりもかかりましたが、必要経費ということにしておきます。
5.ペンキを2×4材とベニヤ板に塗る。(17:30~19:00)
さあ、ペンキ塗りの時間がやってきました。
以前、水性のペンキと、ペンキが塗れるはがせる壁紙を用いて、引き戸をリメイクしたことがありました。今回もそういう感じに行けるだろうと余裕の笑みで始めましたが…
今回使ったのはホームセンターで購入した油性のペンキ。水性で思い通りの色になるペンキがなかったので深く考えずに油性を購入しました。
油性のペンキは水性に比べて扱いが難しいと聞いていましたが、まあいけるだろうと。
塗ってみると、2×4材の色が劇的に変わる!!
おぉ~ 半透明の茶色の液体なのに、塗ってみるとこんなに変わるとは想像以上でした。
水性のペンキは比較的ムラなく塗るのが簡単でしたが、油性はなかなか難しく、塗る分量など、これでいいのかな?と疑問に思いながらも、ま、いっかと塗りすすめました。
ベニヤ板も下3分の1程塗りました。
輸入壁紙は不織布でできており、水に弱いとのことです(お店の人が言ってました)。そのため、水がかかる可能性のある下の部分は壁紙を貼らずにタイルシートでも貼ろうかと思っていました。
が、イメージにあうタイルシートがホームセンターになかったので、ペンキで塗ることに。
一度塗りが完了しました。
本日の作業はここで切り上げて、2回塗り目は明日の朝にすることに。
6.手についたペンキと格闘(19:00~20:30)
使った刷毛を洗おうと、水で流しながら素手で刷毛をもみ洗いすると……
ん?刷毛の汚れが全然落ちないばかりか、手にペンキがうつってしまったぞ?。そして手のペンキも水で洗っても全く取れなくなってしまった。
両手が広範囲にわたって、濃い茶色に染まっている。
…完全に水性のペンキの感覚で水で洗ってしまってました。油性のペンキは、水で流せないので薄め液を使うなどして、ウエスで拭きとるなどしないとダメでした。
気づいても後の祭りでした。刷毛は、ゴワゴワになっていたタオルをハサミで切ってウエスにしてふき取り、多少ペンキが残っていましたが良しとして後処理を完了できましたが、問題は手の方ですね。
家にあった、食器洗剤や除光液、メイク落とし等々で手を洗ってみました。メイク落としや除光液は少し効果があったものの、落とすことができず。
動転した私は、このまま一生落ちないのではないか…という不安に駆られる。連休明けに職場の人に、「どうしたんですか?その手?」と気味悪がられる未来まで想像できてしまった。
DIY仲間にラインをしてみると、
「ウエスに、ペイント薄め液をたっぷり浸して拭けば取れると思います。ダメならシンナー液です、手が荒れるので要ハンドクリーム!」
と心強い返信が返ってきた。また、最低軍手か、100均のゴム製の手袋を付けて作業をした方が良かったと教えてくれた。はい、次回から要手袋でやります。
ペイントうすめ液とは、さっきホームセンターで買っていたこれのことだな、と確認する。何に使うのかよく分からなかったけど、油ニスの説明書きに従って買っておいて本当に良かった。
ウエスにペイントうすめ液をたっぷりと浸して、全力で手をゴシゴシすると……
おおぉ!!!とれる!!今までの労力が嘘のようにとれる!!思わずやった~、と叫び声をあげてしまう。アパートの隣の人に変に思われてないといいのですが。
やっと夕飯にありつき、これで安心して眠りにつけると思い、GW1日目は終わりを迎えました。まだ完成までの道のりは遠い…。
今後、2~4日目以降の記録も更新していく予定です。
どうぞよろしくお願いします!