DIYで自宅屋根に太陽電池を設置する(当然、売電も!)第14回 ベランダから上がる
転居時に購入していた5.7mのはしごを使い、1階から屋根に上るのを試みるも、はしごが反り死のバックドロップしそうになったため断念。別の方法を思案しました。
①プラン1:ちゃんとしたはしごを買う
はしごが反らなければ、屋根まで登れたはずです。5.7mのはしごは関節があるので反ってしまいましたが、ちゃんとしたはしごなら反らないはずです。ちゃんとしたはしごは確かにあります。2連、3連で7mや8mの物も。
でも、高い!
そして、高い所まで登ると、左右の揺れも怖いので固定をしっかりないといけない。また、本来の使用角は75°なのに、85°の角度しかつけられない。
1階から登るのは無理があるとこの方法は諦めました。
②プラン2:ベランダから上がる
登る高さが低ければ、はしごも短くてすみ、左右の揺れに関しても有利な点が多く、ベランダから上がる方法が考えられます。
しかし、ベランダには引っ越し後に屋根を付けてしまいました。ベランダから屋根に上がるには取り付けた屋根を取り外す必要があります。
取りつけたベランダ屋根のイメージ
写真は施工してもらったエクスショップさんから(安かった!)
まず、屋根の分解を試みました。
分解する手順が分らず、とても苦労しました。
アルミフレームなので、タッピングネジが使われていて、再締結できなくなった部分があります。そして、ネジを全て外しているのに、どうやっても屋根材のポリカ板の左右を固定しているフレームが外れません。
外れてから分かったのですが、フレームの溝とそこにはまるポリカ板の隙間を埋めている樹脂スペーサーが、強大な摩擦力を生み出し、ちょっとやそっとではビクともしていませんでした。フレームを外す前に、スペーサーを外すと難無くアルミフレームが動き、ポリカ板を外して、家の屋根にアクセスできる隙間が生まれました。
ベランダから屋根までは約2.7mです。でも、ベランダの出幅が短く、はしごを立てかけるとやはり85°ぐらいです。今回は、軒下の木材に鬼目ナットを埋込、それに吊ボルトを付け、ロープではしごを強固に固定しました。
はしごは4mの2連はしごを新たに購入しました。4mにした理由は、はしごの選定方法として、上から2段目と3段目の踏みざんの間に、軒との接点がくることが理想で、軒よりも50cm程高く伸ばす必要があったためで、また、4mが1万円以下で3.6mよりも安かったからです(笑)
ちゃんとしたはしごは安定感が全く違います。屋根の高さまで難無く上がれました。そして、初めて屋根に登った時の写真がこちらです。
これで、詳細な寸法が測れます。
ただ、初めて屋根に登って分ったことが幾つかあります。
初めにとても怖い事です。当たり前ですが、屋根は高いです。落ちると多分死にます。なので、今回屋根に登るのに備え、屋根用の靴を買いました。
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それでも、初めて屋根に乗り移る時は、とても勇気がいりました。乗ったら今度は戻らないといけない。その時、はしごに戻れるかとても心配になりました。また、屋根が滑りやすかった場合、乗ったものの身動きが取れなくなる可能性もあります。
そんな逡巡を少した後、意を決して、屋根に乗り移りました。
直立できません。生まれたての小鹿の様にぎこちない四つん這いです。
でも、屋根用靴のせいか、全く滑りません。初めは這いつくばりながら、やがて中腰で移動できるようになりました。
屋根材の劣化もなさそうで、普通に歩いても割れたりすることは全くありません。
そして屋根の寸法を測りました。
2つ目に分ったことは、屋根にアクセスする西面の屋根に太陽電池パネルは設置できない事です。
屋根からはしごに戻る時、かなり慎重な動作が求められます。ゆっくりと軒先まで進み、はしごと足の距離を調整し、はしごが横に倒れないように素早く体重をはしごの中心にかけます。
もし、西面の屋根に太陽電池を設置したら、この様な登り降りが出来そうにもありません。
③パネルの配置と枚数変更
屋根の正確で詳細な寸法が測れました。そして、西面に太陽電池パネルを設置するのをやめました。その結果、新たな太陽電池パネルのレイアウトは次のようになりました。
これまでの24枚から22枚に枚数が減り、太陽電池パネルの出力合計は5.72kWになりましたが、パワーコンディショナーの出力5.5kWが律速しているので、システム全体の出力はこれまでと変わらず5.5kWです。
また、詳細に寸法を測ったことから、屋根の形状を正確に描くことができるようになりました。
④準備開始
今回、初めて屋根に登って寸法を直接測り、また、スレートの状態を確認し、問題なく太陽電池パネルが設置できる確信が得られました。
これまでは、想定外の理由により、太陽電池パネルが設置できない不安があったので、極力コストをかけずに事を進めてきました。
しかし、これからは工事をする前提で物事を進めていきます。なので、次回屋根に登る時のために、命綱を買います(笑)
つづく
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