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DIYで自宅屋根に太陽電池を設置する(当然、売電も!)第04回 発電シミュレーション

第04回 発電シミュレーション

 第03回 詳細な検討で、50万円以内で4.8kWの太陽電池を設置できることは分りました。では、その50万円を何年でペイできるか計算しました。

①Looopでんきの発電量シミレーションを使う

 以前、Looopでんきの「発電量連動型リース」を妻に打診した時に、発電量シミュレーションを使い試算したことがあります。これを基に、4.8kWの発電量をシミュレーションしてみました。

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まず、自宅のある地域を選びます。私は関西地方に住んでいます。

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次に、屋根の勾配は、実際は5寸勾配ですが、4寸勾配に設定しました。

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次に、屋根の方角は、実際は東に約15°向いていますが、真南に設定しました。

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そして、システムの容量ですが、4kWでシミュレーションし、それを1.2倍して、設置予定の4.8kWにしました。

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最後に、メールアドレスを入れて結果を表示します。

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 ででん! 年間4800kWh!!

②皮算用

 4.0kWのシステムで、年間4800kWhの発電量が見込めるので、4.8kWのシステムでは、
      4800kWh×1.2=5760kWh
が見込めます。この発電量は、比較的理想的な条件と考えられ、また、屋根が真南に向いているとの設定でシミュレーションしたので、9掛けにして、
      5760kW×0.9=5180kWh
としました。
FIT制度で、10kW未満の太陽光発電設備からは、余剰電力の買取になるので、日中に自家消費する電力が把握できていないと、売電額の算出ができません・・・
 しょうがないので、えいやーで自家消費4割と売電6割とし、自家消費の電気代節約と売電収入を計算すると、
      自家消費 5180kWh×0.4×22円/kWh=45,584円
      (22円/kWhは電気のみの単価。再エネ発電賦課金含まず。)
      売電価格 5180kWh×0.6×24円/kWh=74,592円
      合計 120,176円/年
となります。平均すると、毎月1万円稼いでくれることになります。

③費用回収期間

 設置費用が約50万円で、年間12万円を太陽電池が稼ぐので、たった4.2年間で費用回収できます。そして、残りの5.8年間は、計算上69.6万円の利益となります。経時に伴って、発電量も低下するので、10年間でおおよそ50万円の利益は見込めそうです。

④追記

 上記は、2019年末に2019年度の買取価格で試算をしましたが、FITの認定が2019年度中に取れず(これについても後の記事で愚痴ります。)、2020年度の買取価格が21円/kWhとなり、前年度よりも3円も下がってしまいました。また、Looopでんきには「Looopでんき+ソーラー割」と言う、居酒屋のドリンクメニューの様な割引プランがあり、太陽電池発電設備を備えたいると、電気代単価が1円/kWh安くなります。そうすると、自家消費で節約できる電気代の単価は21円/kWh、売電価格も21円/kWh。つまり、発電量×21円/kWhで、太陽電池が稼ぐ金額が計算でき、
      年間 5180kWh×21円/kWh=108,780円
      4.6年で費用回収
になりそうです。

つづく

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