DIYで自宅屋根に太陽電池を設置する(当然、売電も!)第05回 妻へのプレゼン
第05回 妻へのプレゼン
これまで、設置費用、発電量や費用回収期間を試算してきましたが、実行に移すには、妻の承諾が必要です。妻はセンスで生きる典型的な右脳人間で、私とは正反対のタイプです。そのため、いくら私が理屈を積み上げても妻の感覚にそぐなわければ、それを一瞬にして破壊します。そんな時の私は妻を「右脳怪獣」と心の中で呼んでいます(以下、妻を怪獣と表記。)。その右脳怪獣を倒すためのプレゼンを練り実行しました。
①モチベーション
太陽電池を設置するモチベーション(動機)は、私にとっては学生時代からの願望を叶えることができ、かつ、趣味であるDIYを満喫できることです。しかし、怪獣にとっては何のメリットもありません。以前撃沈した時は、電気代の節約を説明しても、殆ど魅力を感じていなかった様子でした。
と言うのも怪獣は、光熱費をはじめ、生活費などのお金に関して執着がなく、コスト削減を訴えても怪獣には響きません。話は逸れますが、数年前に家計簿アプリZaimを使い詳細に家計簿をつけた時、私の年間の収支はほぼ合うのですが、怪獣の収支には、使途不明金が100万円程あるという驚愕の事実を知りました。(使途を問い詰めましたが、笑って相手にされませんでした。怪獣を倒すには私のレベルが低すぎました…)
②災害対策として
怪獣はコスト削減では心が動かないので、何を訴えるか思案し、怪獣が好きな物、嫌いな物を考えた時にひらめきました。怪獣は地震が大嫌いで、わずかな揺れも感知します。そして防災にはそれなりに気を使っており、非常食や飲料水、カセットボンベ等、一通りの災害対策用品は揃えています。
しかし、電気に関しては何の手立てもできていないことから、ここを突破口にしようと考えました。
③説得方法
怪獣は長い話が嫌いです。なので、昔は好きだと言っていた俳優の生田斗真がドラマ「俺の話は長い」の主演をしてから嫌いになりました。
そして、私は話が下手で、周到に準備をし適確に話をしないと、話の途中で怪獣は暴れ出します。失敗できない説明を成功させないといけないのですが、最近ちょっとその方法かじっていました。
私の上司は、会社内で一人だけ違う空気を吸って生きているですが、ある日突然一冊の本を渡されました。
社内決済を取るために、3分間のプレゼンで「一発OK」を取れる資料作りのノウハウを解説した前田鎌利氏の著作です。
しかし、ウチの会社は決済をとるためにプレゼンはしないし、根回しが全ての会社なので、業務には関係ありません。未だに、なぜこの本を読まさせられたのか理由が分かりません。しかし、3分間のプレゼンで「一発OK」という謳い文句は、その時の私に最も必要な事でした。
この本を読み返し、怪獣成敗のために作成したプレゼンがこれだ!
ワン
ツー
スリー
④プレゼン資料
ざっとこんな感じで、最後にご愛嬌があるものの、先程の本に倣って作成しました。怪獣をTVの前におびき寄せ、3分間のプレゼンを行った結果、一発OKとはいきませんでしたが、翌日怪獣は会社で既に太陽電池を設置している同僚に話を聞き、「近い将来、車も電気で走るようになるからね~。」との同僚の後押しもあり、見事、怪獣を倒すことができました\(^o^)/
はぎ は かいじゅう をたおした。 ▽
かいじゅう は なんと つま だった。 ▽
かいじゅう は たからばこ をもっていた。 ▽
はぎ は たいようでんちせっちきょかしょう をてにいれた。 ▽
はぎは レベル があがった。
つづく