DIYで自宅屋根に太陽電池を設置する(当然、売電も!)第03回 詳細な検討
第03回 詳細な検討
以前、妻にLooopでんきの「発電連動型リース」を提案するも、撃沈した経緯があるので、今回の提案は慎重にすることしました。
①部材購入店
まずは、費用の詳細な計算です。今回、太陽電池発電の主要設備を購入した店舗は、
☆ソーラーオフさん(https://www.solar-off.com/)と
☆屋根技研さんの通販サイトYhanest(https://www.yahnest.com/)です。
ソーラーオフさんからは、太陽電池パネル、パワーコンディショナー、接続箱、太陽光発電用ケーブルを、屋根技研さんからは、太陽電池パネルの架台である「スレート金具3」をそれぞれ購入しました。
ソーラーオフさんは簡単に見つかり、その存在を知ってDIYできると判断しました。一方、屋根技研さんは、屋根に太陽電池パネルを固定する方法を調べ、いくつかある方法を比較検討する中で、「スレート金具3」が最もDIYに適していると判断しました。(こちらについては後の記事で説明します。)
②発電容量
太陽電池発電の発電容量は、基本的に太陽電池パネル1枚の発電能力と設置枚数の掛け算になります。我が家の屋根には太陽電池パネルが何枚載るのか?それには屋根の面積と形状が分らなければいけません。家を設計した設計事務所から図面をもらっていましたが、屋根の図面がありません。そこで、立面図から、おおよその寸法をひろいました。
図面を拡大コピーして各部分の寸法を定規で測定し、縮尺と勾配から計算した屋根の寸法から、南面に12枚、西面に3枚は載りそうです。
ここで、悩ましい問題がでてきました。図面からひろった寸法は、図面上の長さが、ゼロコンマ数ミリ違うだけで、実際には数センチ変わってきます。そして、太陽電池パネルの大きさは、メーカーや種類によって若干異なります。この数センチのせめぎ合いで、特に流れ寸法(棟から軒の長さ)で太陽電池パネルの設置が2段になるか3段になるか変わってきます。
そこで、図面からひろった寸法と実際の寸法の誤差を検証するため、屋根材の枚数から逆算をしました。屋根材は、分譲業者の標準仕様書からコロニアルと分っていたので、その働き寸法は910×182mmです。そして、隣の建物から撮影した屋根の写真で、屋根材の枚数を数え、図面からひろった寸法より若干短く、流れ寸法は3000mmとしました。
③太陽電池パネル以外の設備
設置する太陽電池パネルはネクストエナジー社製 NER660M320を選定しました。これが何と1枚たったの17,500円(+税)!!(こんなに安くて良いのでしょうか、ソーラーオフさん!?)
このパネルのセル(実際に発電をする部分)は単結晶シリコンで変換効率が21.8%と高く、パネル1枚あたり320Wの発電能力があります。パネルのサイズはW991×H1650×D40mmで重量は18.2kg。これを15枚載せると、
320W×15枚=4800W(4.8kW)
となります。(この時点では不勉強・検討不足で15枚になってます。)
この発電能力に必要なパワーコンディショナーは、価格が最安だった藤崎電気製F-P055K(5.5kW)を選定しました。これ何と一台たったの60,000円(+税)!!(破格です。多分、原価割ってるでしょう。)
このパワーコンディショナーの据付工事説明書を読み込み、接続に必要なケーブルやブレーカーなどの金額を算出しました。
そして、積算費用は以下の様になりました。
消費税が入っていなかったり、まるっと一括りだったりする部分はありますが、50万円以内に収まっています。この50万円を切る金額は、後日の妻へのプレゼンに大きな意味を持ってきます。
つづく