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30年ほど前スティーブジョブズがやりたかったことがようやく始まりました
昨日1日のガジェットレビュー系ユーチューバーをはじめとする彼らの反応を見てると単なる新製品としての些末なアレコレに終始していてすごくがっかりします。
今回のapplesiliconデビューは前時代的な言い方を敢えてすればパーソナルコンピュータの新たな時代の幕開けなんですよ。
しかも30年越しのリニューアルなんです。
まだwindows95が世に出る前、sparcチップを始めとするriscがワークステーション市場を賑わせていた頃、いずれ近い将来パーソナルの世界もx86&DOSはよりスマートで効率的なrisc&unixに駆逐されると予想されていました。
あの当時界隈にいた人なら誰もが期待していた近未来です。
ほんの数年後と思われたその近未来に向けてジョブズが作り上げたunixの亜種をなんやかんやあってappleに戻ってOSXに載せ替え、そこからiOSが派生し外堀が徐々に埋まり、ようやくそれが昨日カタチとなって現れたんです。
途中、時にはハードが足を引っ張り時にはソフトが追いつかず、急場しのぎのインテルチップが思いの外長く続きここまで長い期間かかってしまいました。
昨日発売されたマシンはこれから始まるXRやAI/MLのデファクトを取るためのプラットフォームの具現化です。
ここ10年ほどで離れていってしまったあらゆるジャンルの世界中のクリエイティブに向け、ようやく次世代の開発環境を提示してきたわけです。
今後投入されるだろうappleグラス等を含めハードだけでなく、METALを筆頭に環境も含めトータルに近未来の世界観を創り上げつつあるのは今のところappleだけだと思います。
昨日の発表で批判されるべき欠けていたものがあるとすれば、それはジョブズの当時の想いです。