「もいもい」が(何故か)怖い
私は「もいもい」が何故か怖いんですが、何で怖いと思うのか、いつから「もいもいの様な感じ」のものが怖いと言う感覚が生まれたのか分かりません。
「もいもい」と言う赤ちゃん向け絵本があります。
これは2017年に初版が発売された、新しい製作手法による絵本で、具体的には、赤ちゃん自身に好きなイラストを選んでもらう、と言う方法で製作された本だそうです。
ある日、我が子の絵本をベビー用品店で探していた時、この「もいもい」も置いてあったのですが、私にとって「もいもい」の表紙はかなり怖い方面でインパクトのある絵柄で、ちょっと買う気が出ませんでした。
そしてしばらく経ってから届いた、じいじばあばからのプレゼントの中に、この「もいもい」が!
想定外の経緯で、私も我が子の為に「もいもい」を読む事になりました。
結果としては、我が子は結構「もいもい」を気に入ってくれた様で、いつもニコニコしながら、時には手を本に当てつつ見ています。
しかし、私にとって「もいもい」の内容は、表紙以上に更に心臓がキュッとなるなかなかの感じのものだった……。
この感覚に近いものは、SCP財団のSCP-001の情報漏洩を防止する致死性画像(※と言う設定です)を初めて見た時にも感じましたが、「もいもい」は更に有機的な感じがキュッと来た。
何で「こう言う感じ」のものが怖いんでしょうね。
ある程度生きて社会の仕組みが染みついた結果、何かよく分からない得体の知れないものが怖くなるものなんでしょうか。
そう言えば、ゲーム「サイレントヒル2」に出て来る「見た事がある何かに似ているが、違う物」の数々もキュッと来た。
そういうのに近いのかも。
で、「もいもい」は我が子が喜ぶので何度も読み聞かせているうちに、私も何とかちょっと耐性が付いてきた様です。
それでも、夜中に一人で読むのはちょっときつい。
あと、テレビ東京の赤ちゃん向け番組「シナぷしゅ」にも、「もいもい」が出ていました。
Amazon Primeで過去の放送が見られるのでそれを我が子と見ていたら、何と「もいもい」が登場(2022年頃の放送分でしたが、今もコーナーあるんですかね?)。
こちらは「もいもい」の世界観で作られたオリジナルアニメーションで、ちゃんと「もいもい」も出てくる。
そしてちゃんと「もいもい」も動く。
それを見たパパはやっぱり心臓が少しキュッとなる……。