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645 斎藤知事が出せないメッセージと出せる注意喚起「質問の際には礼節をもって行い誹謗中傷や侮辱はやめること」

はじめに

昨日の兵庫県知事の定例会見において異例の注意喚起が行われました。視界の方と記者クラブの責任者から同様の趣旨の話が出ましたが、私はその言葉を聞いて、真摯に対応し説明責任を果たさない斎藤知事の姿を棚に上げた全くもって身勝手な発言であり、国民の知る権利を軽視する発言だと認識しました。今日は、出張などで時間が無いため、少し雑談のようになりますがその点についてお話しさせていただきます。

注意喚起の言葉

斎藤知事との質疑において冒頭確認された注意事項は3つです。また、記者やフリーのジャーナリストの発言がいかにも会見の進行を妨げているようなその指摘には納得どころか怒りを感じました。そもそも、同じ言葉を繰り返し逃げ口上を多用し、説明責任を果たさない人物が何を言っているのだという感情を強く抱きました。
【示されたルール】
 1 発言は司会から指名がありマイクを渡されてからのみですること
 2 質問の際には礼節をもって行うこと
 3 ルールを守らない場合、会見の進行を妨げると判断し出禁とする

このようなルールを提示しておきながら、「申し上げたいのは県も記者クラブも言論の自由を制限するということは考えておりません」ととってつけたような言論統制はしていませんと言わんばかりの説明を加えていたことも大変に違和感を感じました。

当然のルールであると思われる中身ですが、ここ数回の記者会見での激しいやり取りは、ろくに記者会見の時間もとらずに必要な受け答えを十分に行ってこなかった斎藤知事側の問題も大きいのです。そうしたことを考えると記者や特にフリーのジャーナリストに圧力をかけるがごときこうした行動はやはり大きな問題だと言わざるを得ません。

SNSによる誹謗中傷や県職員による情報漏洩問題についても迅速に対応がなされていな斎藤県政において、この問題を指摘し追及する記者たちの糾弾は当然の行為であり、ジャーナリストとしての使命です。斎藤県政の指摘にルールを運用するこうした姿勢に歯止めをかける必要を改めて感じました。

斎藤元彦兵庫県知事は記者には「質問の際には礼節をもって行い誹謗中傷や侮辱はやめること」と明確なメッセージを発することができるわけですから、自分の支持者にも明確に注意喚起しましょう。

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