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561 兵庫県知事選挙9日目「分けて考える」

はじめに

兵庫県知事選挙9日目をむかえています。寒くなってきた今日この頃ですが、兵庫県知事選挙は熱気を帯びてきました。
今日の教育コラムは、2つ頂いた質問についてお応えする形で少しお話していきたいと思います。

朝鮮学校への支出について

斎藤候補に対してこのような質問をたびたび頂きます。そこで私の考えを少し述べます。

いただくご質問①

お応えします。井戸敏三前知事時代からの支出方針として続いていた朝鮮学校への支出ですが、教育というものは継続性が伴います。また、 朝鮮学校を巡っては、在日本朝鮮人総連合会による「不当な支配」の疑いが指摘され、国の高校授業料無償化の対象外となっていることなどもあります。子どもたちの教育に対してこうした対応をどう考えるかは様々だと思います。
斎藤氏が知事就任後、初めて県予算を編成した令和4年度にも約3600万円を支出しています。しかし、これは政治的な思惑と教育的な子どもたちへの対応について分けて考えていかなければならない。国が保証しなくても県がこうした部分を保障していくことだって政策としてはあり得ることだと考えます。

外国人参政権について

稲村和美さんについてよく頂くコメントです。外国人参政権を認めるので困りますというお話ですが、そのお話しについて調べて感じたことをお話しします。

よく頂くご質問

稲村さんの今回の立候補の中で発行している資料やチラシを拝見しました。その中には外国人参政権を公約や政策として掲げている内容は一つもありません。また、街頭演説においても外国人参政権を進めていく考えはない事をはっきりと公言されています。
尼崎市長選に立候補したときから無所属として立候補されていること、そして今回も政党の推薦を受けずに無所属で知事選に出馬しています。現在も緑の党の活動に関与しているという事実も見つかりませんでした。

お二人へのコメントを通して

今回の選挙は、たくさんの問題が混在しています。まず、政策論よりも文書問題が先に来ていると感じている方もいれば、知事の資質を考えたいという人もいます。さらに、色んなスキャンダルな情報に困惑している人もいると思います。また、陰謀論にどっぷりはまっている人もいると思います。私は、今回の問題は告発文書問題であれば、3月の告発者探しについてどう考えるかであるとか、公益通報者保護法の観点についてどう考えるかなどといった感じで問題点を分けて考えたいと思っています。告発者に対する様々な個人的な見解が出ていますが、私はそちらの内容は調査が終わらないとわからないことが多くて何とも言えません。
分けて考えることは、判断を単純にすることになるかもしれませんが、逆に見えていないことが見えてくることにつながることもあるように思います。

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