617 兵庫県告発文書問題「賛否の署名」
はじめに
今日のコラムでは、兵庫県の斎藤元彦知事らを内部告発した7つの疑惑について真相究明を進めている県議会調査特別委員会、通称、百条委員会の委員の一人である丸尾牧県議に関するオンライン署名を紹介したいと思っています。この署名は1月2日から始まったものです。リンク先を紹介いたしますので関心を持っていただけたら幸いです。
丸尾議員の対応
丸尾議員自身が、12月9日には動画投稿サイトの運営会社に対して動画15件の内容が虚偽や名誉毀損にあたるとして削除請求をしたことを明らかにされいています。また、Xの書き込みについても同様の対応を進められています。丸尾議員によれば、削除請求した動画の内容は丸尾氏がまるで斎藤氏を退陣させるために騒動を起こした首謀者かのような表現をしているものがあるとのことです。丸尾議員は、少しでも斎藤県政の問題点を明らかにしようと県職員アンケートの実施やその準備に尽力しました。集計の方法や書き込むスタイルなどのシステム上の問題点を指摘する声はありますが、決して不正な目的で実施したものでは無く、あくまでも斎藤県政の問題点を明らかにしていくための手掛かりとすることを念頭に準備されたものでした。
それを、心無い斎藤擁護派の人々は斎藤氏に不利な発言が数多く上がって来たからと言って、捏造だと主張しているような節があります。
百条委員会の委員に対して、斎藤氏に厳しい追及をした人間を断罪し、電話やメールで嫌がらせをするといった犯罪的な行為が繰り返されていることも事実です。
中でも丸尾氏は批判的な電話やメールが数多く寄せられていて現在でもそうしたものへの対応に追われています。現在、丸尾議員は繰り返し悪質な投稿をしている投稿者などを相手取って、名誉毀損容疑での刑事告発を行ったり、民事の賠償請求を検討したりしています。
二つの署名
実は、丸尾議員に関する署名サイトでの投稿は2種類確認できます。一つが先ほどの丸尾議員の議員としての取り組みを応援する内容です。
そしてもう一方が、反対に議員としての取り組みに対して批判的な内容のものです。
下記の画像は、同サイト内にある署名の集まり具合を表したものです。現在、期間はだいぶ違いますが、3倍弱の数が擁護ではなく批判の方に集まっています。1カ月近く前から存在していた割にはさほど批判的な署名には集まっておりませんが、それでも、斎藤県政を厳しく見てきた県議を攻撃するこうした署名に対抗するためにも擁護署名をしっかり紹介しておきたいと思い今日の記事にしました。
