553 兵庫県知事選挙 初日「目は口ほどにものを言う」
はじめに
いよいよ始まりました兵庫県知事選挙ですが、熱い選挙戦が17日間争われます。さて今日の教育コラムは初日ということで、今日の動きを少し追いながら選挙戦について少しお話していきたいと思います。
候補者をどうとらえるか
今回の選挙戦は、斎藤元彦氏か斎藤元彦氏以外かという立場で考えた時にこれまでもお話してきたように権力者の権力の濫用を許さないという観点から課題意識をもっている方も多いと思います。斎藤元彦氏の改革マインドは好きだけれども現在調査中の問題について決着がついてないから不安だという方もいるでしょう。
まずは、各自の政策を見てみてください。すると今回は無所属の方が多いですので、それぞれの掲げている政策がどのようなものかが見えてきます。例えば、下に紹介するのは改革派でもあり今回の文書問題の抜本的な解決を進めていきたいという姿勢の稲村和美候補者の政策です。
こうした政策を目にしたうえで、関心があれば候補者の演説を聞きに行ってみるのも一つの手です。最近の選挙はインターネットで予定を告知してその上で聴衆の方々に向けて街頭演説をすることが多いです。例えばことらも稲村さんの予定ですが、本日だけでもこれだけの街頭演説の予定が入っています。
斎藤前知事の問題点
今回の選挙は、斎藤前知事の失職にともなう選挙です。失職とは不信任決議に対して受け入れることはできないとの意志のあらわれです。辞職と違う点をどのように県民が判断するかそこも大切な争点です。
また、上に紹介しているコモさんのチャンネルで配信している情報は、元西播磨の県民局長さんへの斎藤知事の指示の下で元副知事が自らも告発されているにもかかわらず捜査をし、その際に恫喝尋問を行っている音声の一部です。「噂話を集めてまとめた」と言わざるを得ないような状況を作り出された告発者に対する内部調査の様子が記録されています。
どんな知事を望むのか
・職員とまともに会話ができる
・地域と普通に対話ができる
・対話と会話の中で改革ができる
・ハラスメント気質が無い
・既得権益に縛られない
・行財政改革に積極的である
・県民のための政治ができる
そんな条件を満たす知事は、何も珍しい人物ではありません。きっとこの候補者の中に存在することでしょう。16日間の選挙期間の中でそれを兵庫県民の皆さんは見極めていってほしいと願っています。また、県外の私たちは公益通報者保護法制度の正しい理解と運用、ハラスメントない職場づくりに向けた社会づくりが進んでいく試金石となるような選挙となることを願いたいと思います。