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669 兵庫問題「理性的で秩序ある態度を取り戻すために、それがルール違反であると指摘できる人間でいたい」
はじめに
兵庫県問題を考えた時に「正義」とはいったいどこに存在するのかという疑問をもってしまいます。第三者委員会や百条委員会の調査でそれが示されるのか、それとも兵庫県警や神戸地検が厳粛な判断を下すのか、さらには国会という最高機関が行動を起こすのか、私にはどこが判断して動いたとしてもそれは構わないのですが、あまりにその対応が形として確かな行動になってこないことが不安で仕方ありません。今日のコラムは情報漏洩とデマ拡散に加担し、立花氏の情報源となっていた人々について少しお話ししてみたいと思います。
維新の3人
兵庫維新の会の金子代表が、今回の兵庫県知事選挙での3名の議員の立花氏への情報提供について、「非常に残念な思い、非常に申し訳なく感じております。秘密会であるべき百条委員会の情報が我々の会に所属する県議によって外部に出たっていうことは大変残念」と述べました。
選挙の民意を歪めるための情報を提供し、ルールを破り都合の良い部分のみ音声データを流出させた県議たちの振る舞いは、それだけでも取り返しのつかない行為です。さらに、この3名は86対0という斎藤知事への不信任決議案に賛成をした結果をもたらしています。全会一致という結果は選挙当時、あまりにも出来過ぎているなどと言ってその完全な不信任の結果にすら、斎藤擁護派の人間たちは陰謀論を唱えていました。
維新は、そうした完全な議会の意志を踏みにじり、自らの会派が推す候補者すら裏切る行動を取りました。それもまた票を分散させる手だったのかもしれません。
報道特集を偏向報道と断罪し続け、情報漏洩を隠し続けた増山誠
2月22日のTBS報道特集は兵庫問題「なぜ文書と音声は流出したのか」 というテーマです。
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亡くなった元兵庫県議のT氏が黒幕などとデマを流布した維新の会の岸口と立候補していた立花氏の間で交わされた文書が一体だれの手によって書かれたものであるのか、また、百条委員会秘密会の音声は、 なぜ流出したのかについて当事者を独自に取材し、検証するという趣旨に注目が集まります。
2.24 県民集会「兵庫県政を正常に戻す会」
諸注意などが様々に出ています。9時から整理券の配布であるとか、周辺の方々に迷惑が掛からないようにしましょうとか、大切な注意事項がありますので会場に行く前にしっかり確認しておきましょう。