
664 兵庫県問題「2馬力選挙を希望する人、しない人」
はじめに
2月17日、本日、岸和田市議会で2度目の不信任決議案提出されました。もちろん結果は、可決です。これで市長は、議会を解散したにもかかわらず、解散前と同じ議員が多く再選したため失職となりました。
これで、女性とのトラブルをめぐり不信任決議を受けた岸和田市長の失職が決定しました。今日はこの出来事に因んで2馬力選挙を望む人間とそれを否定する人間、そして2馬力選挙を注意しない人間について少しお話してみたいと思います。
出来事として
今回の岸和田の選挙は、女性との性的関係を巡り去年12月に議会から不信任決議を受けたことが始まりです。
大阪府の岸和田市長は本日、2度目の不信任案が提出されそして可決されました。市議たちは市議会選挙で再選し、従前からの主張を再度曲げることなく行い結果を出しました。
岸和田市の永野市長をめぐっては、2019年からおよそ1年半にわたり、性的関係を強要されたとして大阪府内の女性から損害賠償を求める裁判を起こされ、解決金500万円を支払うことなどで和解しています。 永野市長はこれまで、不倫関係にあったことは認めたものの、性加害については否定し、市長を続投する意向を示していました。
しかしそのような主張や要望はなかなか理解されませんでした。しかしそんな永野市長を2馬力選挙で応援すると豪語しているのが立花氏です。千葉県知事選挙では、現職の知事が2馬力選は迷惑であり困ると明言したことで、立花氏は2馬力選挙と呼ばれる自身の当選を目的としない選挙に出馬することは事実上難しくなりました。
そんな中、2馬力選挙を望むような立場を表明している永野市長が失職したわけです。さて、立花氏は兵庫県知事選挙の時と同様に当選を目的とせず永野市長を支えるために立候補するのでしょうか。
2馬力選挙をどう認識するか
斎藤氏は、立花氏が2馬力下効果は無いとも受けとめることが出来るような発言を最近しています。しかし、選挙期間中には一切関知せず何の注意や牽制もしてこなかった。このように2馬力選挙を問題とも思わないような知事の誕生は社会や公選法の改正にもつながるような事態となったのです。
千葉県知事は2馬力選挙を断り牽制したため、こうした悪影響を避けることが出来そうです。一方、岸和田では市長の奥さんの選挙でも応援する様な立場であった立花氏ですが、市長選挙ではどのような動きを見せるのでしょうか。2馬力選挙らしきことをすればすぐにでも選挙管理委員会が対応に動くのではないかとも言われています。ここからが見ものです。