三菱商事出身教育ベンチャー社長が語る「大学生はインドでインターンすべき」
2019年夏第2回目の開催となる「Vision~インドで挑戦する海外インターン~」を主催する㈱ミエタ代表取締役の村松さんにVisionの魅力を聞いてみました。
ーはじめまして。まずはミエタという会社についておしえてください。
株式会社ミエタは”未来を拓くリーダーシップ”をスローガンとして、小学生から社会人まで幅広い層を対象とした『イノベーター育成』を行うと共に、私たち自身も各界を代表する大企業やスタートアップと連携して『社会を変える新しいサービス(イノベーション)の創出』を行っています。
イノベーター育成に関しては、小学生から社会人まで年間1000人以上の方に対するプログラムを実施しています。
(㈱ミエタ代表村松氏)
ーありがとうございます。なぜ大学生向けにインドインターンを始めたのでしょうか?
理由は3つあります。
一つ目は、大学生にとって、将来、各業界のフロントランナーとして『新しいモノを”創造”する力』を育成する機会が不足している、ということ。
日本は長らく「言われたことをきちんと実施する能力(いわゆる官僚型の能力)」の育成が中心となっているため、今後、各界のフロントランナーに求められる”創造性”や”実行力”といった能力を培う機会がまだまだ不足している状況にあります。
この課題を解決するため、このプログラムではビジネスプレーヤーとして各界を切り拓く人達が必要となる力を育みます。
二つ目は、今後、世界の中心を担うアジア、その中でも中核に位置するインド、における実務経験がとても貴重である、ということ。
21世紀はアジアの時代と言われ、世界におけるアジアのプレゼンスは急速に向上し、中でもインドは、GoogleやMicrosoftといった米国を代表するテクノロジー企業のCEOの代表がインド人であったり、国内のスマホ決済サービスPayPayはインド最大のデジタル決済企業であるPaytmが提供した技術であったりと、テクノロジーの世界では既に世界トップレベルの力を持っていて、今後、大きくプレゼンスが向上し、日本との提携が拡大することが確実、と言われています。
そして、三つ目は、私たちMIETAが、そのインドにおける最先端のテクノロジースタートアップとの連携の機会がある、ということ。
(インドのスタートアップでインターンできるのはミエタのプログラムだけ!?)
以上の3つの理由から、Visionでは、これから世界の中核を担っていくインドにおいて、最先端のスタートアップで実務経験を行うことで、各界のフロントランナーを目指す大学生の皆さんを徹底的に鍛え上げる機会を提供できると思い、Visionプログラムをスタートしました。
ー実際、学生にはどんな変化がありましたか?
プログラムを通じて、「インドのテクノロジー企業、またそこで働く人たちの物凄い成長スピード」に触れ、また「普段会わない同世代との本気のインターンシップ経験」を積むことで、参加者一人ひとりが成長へ貪欲になり、大きな熱量を得ていたように感じます。
また、実際の社会課題に触れ、企業の方と交流を持つ事でビジネスを身近な存在に感じ、自分自身で何かプロジェクトを始める、という参加者も多くいました。
例えば、参加者のひとりは、帰国後すぐに「インドで貯水タンクを設置する!」というプロジェクトを掲げ、仲間を集め、実際に行動に移しています。(こちらも是非お読みください!)
もともとエネルギーを持つ大学生が、インドに来てエネルギーを向ける矛先を見つけたのだと思います。現地の貯水タンクメーカーのインド社長も協力してくれプロジェクトは進んでいるようです。こうしたプログラム後の陰ながらの支援もミエタの良さです。
(インドという異国の地でメンターとじっくり将来を話せることも魅力のひとつ)
ーVisionだから得られる経験はなんでしょうか?
「①アジアを代表する企業で実務経験を積める」、「②海外企業において”本物の”実務を経験できる」の二点です。
「①アジアを代表する企業で実務経験を積める」
大学生の海外プログラムの多くは、「海外でカフェ運営の経験を積む」といった、日本でいえば「アルバイト経験」にあたるプログラムや、「海外のNPOの活動への参加」といった、日本でいえば「ボランティア活動」にあたる機会提供に留まるプログラムがほとんどですが、ミエタでは、「Forbes India under 30」に経営陣が選ばれているような、まさに”インドを代表するスタートアップ=アジアを代表する企業”における実務経験を提供します。
(※Forbesより転載)
「②海外企業において”本物の”実務を経験できる」
また、海外企業におけるインターンは、「数時間程度のレクチャー+ディスカッション」程度の簡単なインターンが多いですが、Visionでは、実際に会社のdirectorクラスの方が推進している”実務”の一部を切り出し、インターンとして経験を積むことができます。
また、大手総合商社を始め、大手日本企業としてインドを切り拓く企業群でのミニインターンを通じて、”日本企業のフロントランナー”が海外でどのように活躍しているかを間近で体感することができます。
更に、実務経験を通じて、参加者自身の強み/弱みや仕事内容に関する興味分野などを明確化し、自分自身のキャリアをより深く見つめなおす機会も得ることができます。
(大手総合商社にいけるのも貴重な機会のひとつ)
ーインドに対する(後進国としての)イメージや費用面に関して、ご家族を説得したり、工面して、強い意志をもって参加した方も多かったそうですね。
保護者の方には、「治安が悪く、不便で、現地滞在をするのも大変」な昔のインドのイメージがあると思いますが、例えばバンガロールで旅行をしようと思ったら、AirBnBとUberを使うことで「英語ができなくても旅行ができてしまう」ほど便利になっていて、且つ「昼間は女性が一人で歩き回っても大丈夫」なほど治安が良くなっています。
且つ、GAFAやIBMなど米国のテクノロジー企業の多くが、世界最大or国外最大の拠点がバンガロールにある、というほど、インドの企業群も洗練されていて、「開発途上国としてのインド」という側面だけではなく「テクノロジー先進国としてのインド」という側面があります。
このような、世界的な立ち位置という意味でも、日本との関係性という意味でも大きなポテンシャルを持つインドに飛込み、また世界の先頭を切り拓く社会人の先輩や仲間たちというコミュニティに、帰国後、社会に出たあとも継続的に関係を持つ、という価値に魅力を感じて、自己投資をして、参加者の皆さんが飛び込んできてくれています。
(インド・デリーでの滞在先。日本のホテルよりも綺麗な宿泊場所)
ー最後にVisionの参加を考えてる方にメッセージをお願いします。
このプログラムを起点に、参加者一人ひとりが社会に出て各界のフロントランナーとして活躍する、そういう機会を作っています。
自分を大きく成長させたい、そんな学生の皆さんのご参加をお待ちしています!
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