段原

大学生こそバンガロールでインターンすべき

2019年夏に第2回目の開催を迎える「Vision~インドで挑戦する海外インターン~」から現地でダイブを支える段原さんに話を聞きました。

ーはじめまして。まずは段原さんについておしえてください。

大学卒業後に、テレビ局の新規事業関連やIT関連でキャリアがスタートしました。その後、東工大の大学院で知能システム科学を研究する傍ら(※最終的に中退)、メディア系ベンチャー企業に参画し、同グループ内で開発関連の子会社CEOとしてERP、Eコマース、会員向けプラットフォーム等、SaaSから各OS向けスマートフォンアプリまで多数の開発の企画及びディレクションを担当していました。また、Edutech関連の事業も立ち上げ、自治体や学校さん向けに教育関連のシステム開発や小中高生向けの新たな教室作りのプロデュースに携わらせて頂きました。


そして、2018年10月からインドのヘルスケア・スタートアップ「DocsApp」に参画し、資金調達や事業開発等を担当しています。

(バンガロールでもスタートアップにジョインした日本人は稀有です)


ーありがとうございます。なぜインドのヘルスケア・スタートアップを次のキャリアにされたのでしょうか?


まず、ミエタのコミュニティから頂いた刺激がきっかけでした。去年ミエタがとある高校で授業のプロデュースをしており、私も講師の1人として参加させて頂いたのですが、その際にお会いした他の講師たちが全員グローバルにバリバリ活躍していて、謙遜とかではなく本当に「ほとんど同世代のこの中で、自分が一番しょぼい!」と感じたんです(笑)しかも、そこに参加している生徒たちもグローバルでバイリンガルな子たちばかりで、「そんな子たちに自分は何を偉そうに講義をしているだろう」と恥ずかしくなり、まずは海外で仕事することを決意しました。

次に、どの国のどのセクターにするかという点についてですが、皆さんご存知の通りインドは超成長市場で、あらゆる産業で様々なイノベーションが起きていると同時に、リープフロッグが起きやすい環境にあります。例えば、私の今携わっているヘルスケアのセクターだと、「病院が全く足りてないから、オンライン診療が広まる」という形になります。つまり、先進国では生まれにくいサービスやテクノロジーがまさにインドにあり、ここに飛び込めば”ミライ”が見えるのではないかと思ったことが大きな理由です。また、ヘルスケアは人類の普遍的なテーマであり、その中でも圧倒的に多くの医療課題を抱えているインドだからこそ出来ることがあると確信しました。

(DocsAppの課題はプログラムの中でもアツいと人気でした)

最後になぜその中でもDocsAppだったのかということについてですが、自分のプレゼンスを内部的にも外部的にも最も上げられると感じたからです。検討していた時点でDocsAppはすでに日本企業や海外企業からも出資を受けており、いずれ日本も含めた海外進出へも事業展開をしていこうというビジョンがあり、そこで資金調達やビズデブ等の力になれる自信がありました。また、そのようなスタートアップでその役割を担っている日本人がまだほとんどいなかったように見えたので、将来的な自分のバリューアップにもなると感じたこともポイントです。

 
ーインドでの日々は如何ですか?


控えめに言っても最高です(笑)もちろん人によって合う合わないはあるようですが、僕は完全に肌に合っており、インド人と仕事をすることや遊ぶこと、お互いの価値観を共有していくことが楽しく、日々のストレスは正直ゼロに近いかと。バンガロールという街のおかげもあると思いますが、急成長している国を支えるITの最先端に常に触れられる環境にあり、そこで起こる全てが刺激的なので、インドを選んで本当に良かったと感じています。

(段原さんのご自宅。週末には多くの仲間が段原さんを訪ねに来る)


ー大学生がインドに来るべき理由はなんでしょうか?


海外ならどこでも貴重な経験はできると思いますが、”インド”という国の”スタートアップ”という環境は一味違ったものになると思います。前述のように「リープフロッグ現象」が今まさに起きている現場でインプットすることや自身で感じること、またそこに対してアウトプットすることやに挑戦することによって、視座を一段も二段も上に持っていくことが出来るのではないかと。
一期生のメンバーも、最初会った時と最後別れる時の眼と姿勢が全然違いましたね。ちょっと厳しいことも色々言わせてもらいましたが、それに対してどんどん貪欲に食らいつき成長していき、日本で再会した時もまだ熱が下がってなかったことに感動しました。

(顔つきが変わった後の1期生達のみなさん)


ーインドに対する(後進国としての)イメージや費用面に関して、ご家族を説得したり、工面して、強い意志をもって参加した方も多いそうです


インドに対するネガティブなイメージを持っている人の気持ちもわかりますが、よく聞かれる質問に対する答えはだいたい「それ、いつの話?」というのが率直な意見です(笑)僕の話を聞いたりインスタを見ているうちの両親はイメージが根底から覆されたらしく、今度普通に遊びに来ます。還暦をすぎた夫婦が余裕で来れるぐらいなので、大学生の皆さんやご両親世代なら全く抵抗はないはずだと感じています。

(デリーでの宿泊場所、きれいですよね。。?)


ー最後にDiveの参加を考えてる方にメッセージをお願いします。


インドには、解決すべき課題が沢山あります。だからこそ、新たなテクノロジーやサービスがどんどん生まれ、それは日本または日本人にとっては”少し先のミライ”といっても過言ではないと思います。そのような環境で学ぶことや感じること、また非日常な空間の中で新たな仲間と貪欲に成長を求めることによって得られる経験が、皆さんのキャリアにおいて大きな意味を持つと強く信じています。

過去の参加者の声はこちらから

ミエタ代表村松が語るインドインターンの魅力

気になる方は是非説明会へ


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