デザイン~JAPANDIの暮らし~て知ってますか? セカンドライフを愉しむ ~60歳からの人生のキャリア~
今日の日経のNikkei The Style はちょっとショックでした。
だって、こんな言葉初めて知ったからです。
「JAPANDI」という言葉、皆さんご存じでした?
Japanese × Scandinavian だそうです。なんのこっちゃ、と記事を読み進めましたら、
「へ~ そんなことになっているんだ」と、、、
私の昨日のnoteに、Yチェア の事書いたのですが、全く「JAPANDI」 ノーマークでした。
記事によると Japanese (日本風)とScandinavian (北欧風)のデザインを融合してインテリアにしたり、しつらいを整えたりといったことらしいです。
両方とも木を中心として、建物を建てる国だそうで、インテリアもまたそれにあったものになっているそうです。そうなるとこの2つの組み合わせ、ごく自然になるんですね。
先週の「新美の巨人」では、「iittala」を特集してました。また今渋谷の東急文化村で、
イッタラ展 いったらどうなる
と、くだらないダジャレはさておき。
「イッタラ展 Stars of finnish Glass フィンランドグラスのきらめき」
やってますね。これは行かないと、、、
北欧の家具と日本家屋って不思議にマッチするんです。ロンドンなどではSNSで「JAPANDIの寝室」というキーワードで検索が増えたらしいです。
日経の記事によると、北欧とは フィンランド、デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、アイスランドの5か国を指す場合が多いらしいですが、それぞれ独自の文化を持っているので、すべて北欧とはひとくくりにできないとあります。
その通りで、昨日記事にしたYチェアはCH24、ハンス J. ウェグナーがカール・ハンセン&サン用にデザインし、1950年からずっと生産されている椅子ですが、生産国はデンマーク。
『フィン・ユールとデンマークの椅子』展 行ってきました。
私もファンである北欧デザインの家具。ですから、この展覧会ははずせませんでした。7月23日(土)から東京都美術館で開幕した『フィン・ユールとデンマークの椅子』展。20世紀中盤に最盛期を迎えたデンマークの家具デザインのはじまりと発展を130点以上のチェアとともに紹介されており、中でも異色の存在だったフィン・ユールの活躍を特集した展示が行われていました。
デンマークデザインの名作チェアに直接座れるということも良かったです。
で、「JAPANDI」の様式とは
椅子フェチである私は、北欧のデザインには興味深々、有名なところでは マリメッコのテキスタイル、前に述べたiittalaの食器類、花瓶など、新美の巨人でやっていたのが、和食のお皿にiittala を使うととても相性が良く、素敵な見栄えになるとのこと。
生活の中の様式美と言えば、柳宗悦らによって提唱された民芸運動が有名ですよね。これは華美な装飾ではなく、いわゆる茶道の千利休が唱えた「侘び寂び」に通じるもので、シンプルな中に「用の美」を求めた様式です。
室町後期からの日本古来の様式美である「侘び寂び」とスカンディナビアの様式は、余白を大事にするところが共通点だそうです。
日常の生活の中でも、余裕は大切です。車のハンドルにも、「あぞび」があるように、私たちの日常生活の中にも何かしらの余白=余裕があったら、より生活にメリハリが生まれるように感じます。
最近古民家などを再生することも注目されています。ここで「JAPANDI」という生活様式を取り入れるのも良いかもしれませんね。これからも「JAPANDI」追いかけていきます。