10連休:最終日(5/6)
世間を良くも悪くも騒がす10連休。ほぼワンオペの父親は連休中どうなるのか、何を感じるのかを、この10日間書き連ねるコーナーも、本日で最終回です。なお、7日火曜には、普段なら当noteでは「働き方改革」関連の話を書くところですが、今回の連休も絡めて、総括を書こうかと思ってます。
僕のように、共働きで家族のスケジュールが合わず、保育園や学童もお休み、実家も遠方のため、必然的にどちらかのワンオペで乗り切る…といった家庭が何万とありますが、どこのパパもママも子育て、家事、地域参画、あるいは仕事…。本当に多くの場面でクタクタになりながらも必死に頑張ってらっしゃると思います。出かけた先々でもそのように感じました。
ほんと、ママさん、パパさん、おじいちゃんおばあちゃん、地域の皆様、そして大型連休の間も休まず、貴重な時間と各種サービスを提供いただいた皆様、お疲れ様でした。
そんな様々なドラマが生まれた10連休、僕のようなただのパパが過ごす最後の1日を見てみましょう。
★予備情報★
=ごとう家コンディション=
・ママ仕事
・子供達の体調…良好
・ママの体調…疲労感.眠気
・パパの体調…疲労感.眠気
・パパ仕事…合間を縫って出来ることをやる予定
・ワークライフバランス指数…W3:L7を予定
=子供達と行こうかな的なイベント情報=
・なし 当日判断
朝
6:14~
やっぱり次女が起床。ママ、長女、僕にも連鎖する。今日は少し肌寒いので、お出かけも長袖で提案。雨も80%予報だった。
今日もママが朝ごはんを作ってくれた。その間パパは…といきたいが、異常に体が重い。疲れてるのかもしれない。そんなこと、これから仕事に行くママの前で言ったらぶっ飛ばされる可能性もあるので、なんとか起動する。
でも一方で、これは僕の気の使い過ぎなのかもしれない。仕事をしている人に「疲れた」と言えないのは、もしかしたら日本中にいる昭和を生き抜いた専業主婦の皆様が抱いていたモヤモヤの一つかもしれない。だって、家事労働だって立派な労働だ。少なくとも、会社行ってPCでAmazonとか楽天ばっか見て、夕方17:00以降にスイッチが入るような働き方よりは、数十倍生産的である。
勿論、うちのママはそんなタイプではないが、仕事している方が大変なのでは?と無意識に感じてしまう僕のOSも、まだまだ古いのかもしれない。
=朝飯=
・ママご飯
8:20~
ママ出勤。子供達はもう慣れた様子で「パパ!見てみて」と迫る。そんな今日は特にどこかに行く予定も立てていない。2人に確認すると、以前行ったことのある紫波町のNACSへ行きたいとのこと。室内巨大遊園地と銘打った遊び場がある。
という事で子供たちに着替えを任せ、パパは少し家の事を。でも明日から平常運転のため、あまり根を詰めるとよろしくない。個人的には家事は7割でいいと思っている。完璧にやろうとすると、こっちが疲弊し、子供にそれが伝わってしまう。
なので手を抜くところは抜き、ママが得意な事はママに、パパが得意なことはパパがやるようにしている。
ちなみにごとう家は、家事の分担取り決めは特にしていない。空いてる方が空いてることをやるというスタンス。例えるなら、近代サッカー。ボールがないところの選手の動きも重要なファクターである、というアレと似ている。
9:30~
少し落ち着いたので、パパはPCでお仕事。結構集中してみる。その間ふと目を向けると、チビ達はSINGのDVDを勝手に見ていた。パパが家でも仕事するという姿を見慣れてきたのかもしれない。しばらく遊ぶと、そろそろ行こう!と言う空気になってきたので、お昼ご飯を節約し、やっぱり今日もオニギリを握る。
ちなみに10連休中で握ったオニギリの総数は、44個だった。多いか少ないか、基準がないので分からないけど。
11:13~
今日の行先へ到着。
割と年期入った施設ではあるが、結構色々と遊べる。早速、滑り台にアスレチック、ボールプール等突撃開始。ミニビリヤードにフリーなゲーム(太鼓の達人とか)もあるので、そっちもこなす。2人ともキャッキャと楽しそうだ。
次女はやんちゃタイプで、時々「あぶねぇ!」という動きをするので、体を動かす系にはパパもついていないと心配になる。椅子に座ってのんびりパズドラ~みたいなパパさんが羨ましい。いいなぁ。座れて。
ちなみにここは、親御さんがゆっくりする用にマッサージチェアや雑誌、漫画もある。今日はPC持ち込んで、仕事していたママさんもいたっけ。合間を見て目を通したのはコレ。
あれ?ごとう家の誰かさんみたいだ。
子供達がブロックで遊んでいる間に、久しぶりにマッサージチェアに座り、漫画を読む。デスノートは何度も読んだので、魔法騎士レイアースを手に取る。
これ、ロボット物だったのか。初めて知った。
13:30~
2時間遊び通して、お昼にする。いつも通りのパパオニギリ&総菜コーナーで買った唐揚げ棒的なものを食べる。
=昼飯=
・本日のオニギリ(鳥そぼろ、梅おかか、天むす風)
・唐揚げ棒
・持ってきたおやつ
さぁ、明日の準備とかもあるし、今日は早めに家へ帰ろう。
15:00~
次女が帰りの車で寝落ちする。そのまま家に着いてもパパに抱っこしたまま動かない。いびきデカい。置こうとすると軽く泣く。離さないでって。これはこれで嬉しいので、身動きが取れないのを理由に、諦めて長女とゴロゴロする。
このタイミングでパパはスマホでちょこっとお仕事。あ、稼げます!系の奴じゃなく、パワポで研修の資料作り。勿論、PCに共有可能。スマホで出来る時代ってすごいね。
16:57~
次女、起きる。2時間もパパにべた~っとしやがった。嬉しいんだけど。
ということで、みんなで片づけをして、パパは晩御飯を作りだす。
17:30~
ママ帰宅。今日も良心的な時間に帰ってきた。職場に労基でも来たのかな。
17:47~
長女がどうしてもオヤツ食べたいと愚図りだす。気分転換を兼ねて、たまにはママと2人で出かけといでということで、2人は買い物へ。パパはご飯作りつつ、次女とお留守番。
あ、そう言えば今日はどういう訳か「紙パンツ~」と、オムツで出かけたいと言ってきた次女だが、久しぶりに「パパ…ウ〇チ出ちゃった」と。
久々にお尻を洗う。この”洗う”ってのはポイントだ。お尻拭きって、結構ザラついている。そのため、実はキッチンの掃除とかに使いやすいのだけど、ウ〇コの時って、結構な枚数を使ってしまうし、ザラついているので、少しおしっこやけとかしていると、結構刺激が強い。だから我が家は、コットンにお湯を含んで、ジャバジャバして、そのままオムツと一緒にポイ。お尻拭きも1枚で済む。経済的だ。
18:20~
ママと長女が帰ってくる。みんなで連休最後の夕ご飯。
=夕飯=
・鳥とゴボウのポン酢さっぱり煮
・焼き鮭
・冷蔵庫の在庫処分味噌汁
・ご飯と海苔
19:40~
パパと長女は一足早くお風呂へ。上がってから、2人でこっそりオヤツをつまむ。
その後、2人の明日の持ち物を用意。パパは最後のチェック。プラス、連休中の音読カードに、パパからのコメントを書いておく。
20:30~
次女とママもお風呂上り。そのまま何やらオヤツタイム。パパは洗濯を取り込み、今日の分のスイッチを押す。みんなが寝てからゆっくり干そう。
21:16~
女性陣、就寝。ママもよくこの時間に寝る。性格的に誰よりも気を張って仕事をしているだろうから、疲れも人一倍。ホント、職場の人たちにはもう少し感謝してほしいとすら、時々思う。そんなママなので、自分から起きてくるとき以外は、基本寝せておく。寝たいときに寝られないのは辛いもんだから。
パパは珈琲飲みながら、ちょっと作りたい資料を作って、のんびりしてから寝ることにしよう。
という事で、10連休はひっそりと幕を閉じた。
感想(10連休最終日)
日本全国、全てのパパさんママさんに「お疲れ様でした」という言葉を送りたい気分です。長かった…。これが夏休みとかなら、まだ打つ手はあるんですよね。学童とかやってるし。でも今回はそうはいかない。改めて、ママとの共有だったり、子供達の諸々を踏まえた段取りだったり、考える事が普段よりも多いので、仕事だけしてる方が、個人的には圧倒的に楽だなと。
でもそれは、裏を返せば、今回の長期間の休みは、それだけの体験を積める好機でもあったという事。普段あちこちのセミナーや講演で、家事育児は仕事の役に立つという話をしますが、改めてそれを痛感しました。だって、緊急度も重要度も高いミッションが同時進行するし、当の子供達は予想外の行動を取るし…。逐一対応していると手が何本あっても足りないので、事前に色々シミュレートしたり、どんどんプレゼンしたり、ステマしたり…。やることだらけです。
そんな体験をしてから、出社するとしましょう。世の仕事の多くは定時8時間内です。でもその中で、本当に成果につながる本質的な仕事って、実はそんな多くはないじゃないですか。
※無駄な仕事はない!って考えを否定するつもりはありませんが、仕事の本質的な目的を達成するための最短距離を通る方が、成果って最大化できるよね、と個人的には考えています
そうした成果を創出するにあたって、優先度や段取りを組みますよね。その時に、あれ?実は仕事の方が楽じゃね?って思えるんではないでしょうか。そりゃあ、「わたし、定時で帰ります」となりますよ。そんな事を改めて考えてました。
いずれにせよ、今回この”与えられた”10日間を過ごしたことで、色々と感じることも多く、同時に家事育児における自分の動きを、拙いながら文章化したことで、色々と分析することも出来ました。結果的に、色々と考えること、得るものが多かった10連休になったと思ってます。
でも、忘れたくないのは、この連休は、誰かの連勤の上に成り立ったものであるという事。僕が子供達との時間をじっくり持てて、その中で色々得られたのは、そうした僕の知らない誰かが、自分の貴重な人生を費やしてくれたという事。その人にも、家族や大切な何かがあったかもしれないのに。そのことだけは忘れたくないし、それは子供達にもしっかりと伝えていこうと思います。
みんな助け合って、社会も地域も出来てるんだよ。パパとママを見てれば分かるでしょ?って。