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休校6日目
全国一斉休校をうけ、”共働き世代はこの状況下でどうなってしまうのか”を見える化してみようという事で始めたのが、本企画です。
包み隠さず、ありのままをただつらつらと。そこから見える地方都市の共働き夫婦のリアルをお届けします。
※前提※
・パパ⇒NPO理事、フリーのコンサル(イクボス、WLB、育休取得推進等)
・ママ⇒看護師 夜勤有 病棟勤務
・娘⇒姉(8歳) 休校中 妹(4歳) 保育園
★本記事について★
①午前・午後・夜の3セクションでただ起きたことを書いていきます。
②在宅労働のリアルを書きます。
③休みたいのに休めない(看護系)の家族がいる家のリアルを書きます。
今日の事前情報
ママ…出勤 体調(悪・疲労・コロナ含め心配事多し)
長女…休み 体調(好調)
次女…休み 体調(好調)
パパ…休み 体調(普通)
今日のMUST家事…調味料棚の掃除(ゴマこぼした…)
ワークライフバランス指数…W0・L10
=午前の部=
・今日は仕事をしないと決めていたため、昨日の夜に少しやりたいことを整理。今回の休校体験を活かして何かできないか…ということで、今とある自治体と作戦を練っている。そちらの企画概要を少しまとめておいた。よって、少し寝坊…。出勤のママが朝ごはんを作ってくれた。疲れてるところごめんね。ありがとう。
・チビ達は起き次第、コタツに入ってゴロゴロ。この調子で行くのかな、今日は…。
・ママ出勤。一気にグダグダするかな…と思っていたが、8:30分、ヒーリングッとプリキュア大先生のおかげで子供達がコタツから飛び起きる。規則正しい生活が始まった。プリキュア、マジ神。
・子供達は色々なアニメを見ている。ドラえもん、進撃の巨人、プリンセスソフィア、スポンジボブ、最近は鬼滅の刃がお気に入りのようだ。今日も午後お出かけする際、車の中でずっと紅蓮華を歌っていた。そんな彼女達の見るアニメの中でも、僕は一際プリキュアを推している。その理由の一つが、「旧来の男女観に囚われない」点だ。
昭和原作のアニメを見ると「父親が働き、母は専業主婦」という描写が多い。制作当時のデフォルトだったのだろうが、現代社会でこのスタイルで成り立つ家族というのは、余程のセレブ階層だろう。それほど昭和と令和の家族の形態には大きな差が生じている。
内閣府の資料においても、現在の主流は共働き。それゆえ今回のコロナ休校が、「休めない…」「預け先がない…」に代表される多くの問題に結びついている。既に「男は仕事・女は家庭」で家計を支えていくのは、デフォルトから数あるパターンの一つになっており、大多数の家族テンプレートではない。
よって、大衆文化として「男は仕事・女は家庭」を印象付けるということは、人口減少社会で人生100年を過ごす世代に対し、選択肢を極端に狭める・押し付けることとなりかねないし、ジェンダーギャップ121位や男性の家庭参画困難等、これまでも存在していた課題を再生産し続けることにもなりかねないと感じている。そこに待ったをかけているのがプリキュアだ。
直近だと、子供達とママと一緒に最終回で泣きに泣いたHUGっとプリキュアでこんなエピソードがあった。
何てロックなことをしやがる。と。このように生きるべき、ではない。どのように生きたいか、を一人一人が考える時代なのだと声高に叫んでいる。
ちなみにプリキュアは、先述の仕事という点においても「これまで」を軽く飛び越えてくる。今日のエピソードは「お母さんが復職」する話。復職するのどかママの仕事は、予想を超えて「運送ドライバー」だった。過去には難民医療で世界を飛び回るママもいた。ちなみにこのパートナーは自営で空手教室をしているパパ。子供たちの世代にとっては、パパママ共に働く方がリアルであり、その中で自分はどうしていくかを考えていくのが自然だ。その結果専業という選択肢があっても、それはそれでいい。
子供達の目に留まる「アニメ」という媒体だからこそ、多様な選択肢を子供達に提示してほしい。個人的に、この点において、現状プリキュアに勝るアニメは存在しないと感じている。これは萌えアニメではない。燃えアニメだ。奇しくも今日は、国際女性デー。僕ら世代が感じてきた男女の不均衡の解消、誰もが多様な選択が出来る未来を、ウチの子供達が見続ける限り、プリキュアと共に子供たちに残していきたいものだ。
※個人的には、多様な友情という点でジェイデッカーを推したいけど、ロボもんには興味示さないからなぁ。うちの子達。これ、名作なんだけどなぁ。
朝食
・ママのサンドイッチ
=午前の部=
・お姉ちゃんは早々に宿題を終える。ここまで頑張っている。自分なりに目的意識を持って取り組むのは、素晴らしい。「やることやってから遊ぼうぜ!」と休校前に話していたが、ここまでブレずにやっているあたり、大人になってきたなぁ…と心強く思う。チビにも「これ一緒にやろうよ!」と色んな遊びを提示して引っ張ってくれる。ホント、この休校期間、お姉ちゃんがいなかったら乗り切れない。それくらい、家族の中で彼女のチカラは大きなものだ。でも、時々我慢できなくなるし、甘えたくもなるよね。そん時はいいんだ。遠慮なく「パパ、助けて」と言ってくれれば。
・今日は昨日ほど素晴らしい天気と言う訳ではないが、ピクニックすることにした。オニギリと卵焼き、残りのサンドイッチを詰めてお出かけしよう。唐揚げはセブンかどっかで買っていこう。さぁ、行くぞ。
昼食
・オニギリ
・卵焼き
・ファミチキ
・昨日と同じ公園。別の場所に行く予定だったが、少し雨がぱらついてきたので、引き返してこちらで落ち着いた。
・サッカーしたり、鬼ごっこしたり、お弁当食べたり、探検したり。長大な竹を見つけたり、散歩中のワンちゃんとご挨拶したり。大分長く遊んでしまったので、急いで帰って、ご飯を作る事にする。
夕食
・トップバリュのお手頃価格の麻婆豆腐
・弁当残りの卵焼き
・白米
・なめこの味噌汁
=夜の部=
・食器を洗い、お風呂準備。ついでに洗濯を畳む。チビとママは先にお風呂。ママが上がるとチビはパパとお姉ちゃんと入りたいとの事。追っかけ入浴。お風呂での定番の遊びは「ジュースづくり」。単に空容器にシャンプーやらリンスやらをぶち込み混ぜるだけ。泡立つからシャンプー率が高いが、このため特定のシャンプーがトリートメントより早く消費されるという事態が発生する。
・ちなみにお風呂での定番その2は、「パパにお湯をかける」。今日もかけられた。パパの髭剃りジェルの消費が早いのは、剃る前にお湯をかけられて流されるからだと信じている。
・子供達はお風呂上がりにも工作。そう言えば今日はそんなにやってなかったもんな。夢中になって作りだす。チビも4歳だが、大分ハサミを使うのが上手になってきた。ただし問題もある。作品が溜まりすぎて、片づけるスペースをどんどん侵食していくことだ。本来部屋にモノを置きたくないのだが、仕方ないかと割り切っている。子育てには割り切りは必須だ。
・そんなこんなで20:18分。今日はピクニックついでに、4時間近く外で遊んでいたので、もう子供達はおねむ状態。ママも疲れているため、早期に就寝。明日からまた学童・保育園・夜勤のコンビネーションだ。
~6日目所感~
思う事は多々あるが、少し気持ちの持ち方を変えていこうという気になった。無理にでも笑おう。まずはそれを心がけていこうと思っている。
パパの役目の一つは、家庭のマネジメント。マネジメントする側がイカツイ表情だけでは、伸びるもの、手にすることが出来るものも手に入らない。
のんびりギターでも弾いて気を静めよう。病は気から。ポジティブはロックから。