GASとビットコインと私の2020年

カンムのアドベントカレンダーの5日目です。

突然ですが、ビットコイン持っていますか?

カンムではユーザーの方がお持ちのビットコインを円建てでバンドルカードにチャージすることができます!

このビットコインでのチャージが行われると、ビットコインが溜まっていきます。この金額がそれなりにあるため、ビットコインの価格が万円単位で変動すると評価額が結構無視できない金額になっています。
2020年のビットコインの価格の推移はエキサイティングなものでした。本記事では2020年のビットコインの価格推移とその時のどんな心境だったかを今年一番使ったGASと共に振り返りたいと思います。

GASのご紹介

slackのチャンネルで `btc` と入力するとビットコインの保有高(ビットコイン建て)、取得平均単価(円建て)、その瞬間の1ビットコインの価格(円建て)、ビットコインの時価(円建て)、含み損益(円建て)が表示されるようGASを書いてます。急激な価格変動があった場合に何かしらのサイトにログインすることなく、スマホからでも上記情報を見ることができるのは大変重宝しました。

// ビットコイン情報を取得・計算するGAS

function setBTCprice() {

 // btcの価格を取得
 var url = 'https://api.bitflyer.jp/v1/ticker?product_code=BTC_JPY'
 var response = UrlFetchApp.fetch(url);
 var html = response.getContentText('UTF-8');
 
 var searchTag = '"ltp":';
 var index = html.indexOf(searchTag)
 if (index !== -1) 
 {
   var html = html.substring(index + searchTag.length);
   var index = html.indexOf(',');
   if (index !== -1) 
   {
     var price = html.substring(0, index);
   }
 }
 return price;
}


function getBTCprice() {

 var spreadsheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet();
 var sheet = spreadsheet.getSheetByName("sheetname");
 var colMax = sheet.getLastColumn();
 var rowMax = sheet.getLastRow();
 var range = sheet.getRange(XX, XX, XX, XX)

 var price = setBTCprice();
 sheet.getRange(XX, XX).setValue(price) ;
 var data = range.getDisplayValues();
 
 var message = data.join('\n');
 Logger.log(message);
 return message;
}

2020年年始からコロナ蔓延直後まで

年始から80万円弱だったビットコイン価格が徐々に上がっていき2月中旬には110万円を超え、含み益がグイグイ伸びている状態でした。どこかのタイミングで売却しようと思っていたものの、資金調達活動を本格化していたタイミングだったので頭の片隅で気にしている程度でした。その後、コロナが蔓延するに従いビットコインの価格が40万円台まで急降下。資金調達活動も先行き不透明となる中でビットコインの含み損益がとんでもなかったりと今年一番のどん底状態でした。

コロナ蔓延から移転直前まで

ビットコインの価格の推移をみると3月の中旬が底で徐々に価格は上昇。資金調達の真っただ中ではありましたが、朝晩GASを叩いて毎日損益を見守っていました。
なんとか資金調達の目途が立ち始めたころには、移転に関わるあれこれが具体化し始めました。引越しの予算は立てていたものの、可能な限り費用を抑えたいという思いから必要なもの以外は購入を見送る方針で準備を進めていたのですが、潮目が変わったのが10月下旬。ビットコインの価格が力強く上昇し、引越し費用を丸っと賄えるのではと嬉々としていました。
CEOからの売却要請を慰留したのもちょうどこの時期です。

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移転直後から現在まで

その後は寝て起きればビットコインの価格が上がっている状態で、日中はビットコインが上がる度にGASが叩かれています。直近では売却して出た利益をどこに投下すれば最もNPV(正味現在価値)が増加するか、といった議論にフォーカスが変ってきています。『顧客獲得の追加予算として~』や『新規事業の立ち上げに~』というのに加え、最近では『取引所間で価格差が出ているので第三の事業としてアービトラージ取引する自動botを~』みたいな話をofficer陣でビットコイン価格を眺めながら話しています。

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おわりに

年の瀬を迎えるにあたり2020年を振り返ると、資金調達を始めて間もなくコロナが蔓延した時はどうなるものやらと思った時期もありましたが、強いメンバーが続々とjoinしてくれて会社として目指していた目標を突破したり、ビットコイン価格が上昇し続けるという棚ぼたもあったりと2019年と比べてかなり躍進したなと強く感じる年でした。
2020年はしっかり仕込んできたので、2021年は『一気に行くぞ!』という気持ちです。
同じく2021年に『一気に行くぞ!』と思っている方、まだまだ色んなポジションで積極採用中ですので是非ご応募ください!


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