AI vs 人類になっても俺は生き残れる
最近のニュースは不倫問題かAIという何ともつまらない日常が続く。
CMも一日に同じような企業のものを何度も見ている気がする。
少し前まではAIを感じるのはSF小説家や映画の中だったが、いよいよ自分が使える段階まで来たことにワクワクと漠然とした不安があるのは、ぼくだけではないはず。
その漠然とした不安の正体はいくつかあるが代表例を挙げるなら、AIが人間を超えて仕事が奪われる事、倫理問題、AIと人類の戦争といったところだろう。
AIが人間を超えて仕事が奪われるっことに関しては、僕からしたら正直どうでも良い問題である。どんなに調べても全ての職業が奪われる可能性があり、どんなコンサルタントも専門家も予測出来ていないんだろうなと感じる。
そんなモヤがかかりまくった将来の問題に、身長174cm、体重63kgの平均的な大学生が頭を悩ましたとこで、結果は明らかである。
倫理問題はこれまた大きな問題だが、同様に雨が降ると大学を休む、平均的な大学生の僕が頭を悩ましたとこで、結果は明らかである。
どんなに考えても倫理の問題は答えが出ないとすら思っている。
AIと人類の戦争、これに対する関心は大いにある。
イメージとしてはAIが人間が想像もつかないような発達をし、さまざまな問題を合理的に考え、人類を殲滅する決断を下し人類と戦うプロセスだろう。
これに対して「何馬鹿げたこと言ってんだ!」というのは、丸めた新聞紙を片手に、歯が何本か抜け、赤いキャップを被ったおじさんぐらいだろう。
そんなおじさんは真っ先にAIの目の敵にされそうだが、それは言わないでおく。
AIが身近になった現在、多くの人はこの戦争が起こりそうだなと思っているのではないだろうか。
実際に戦争になったらどうなるだろうか。
人類は確実に負ける自信があると高らかに宣言しよう。
仮に彼らがロボットで、アームロケットや空中飛行の機能がなくとも負けそう。彼らの充電が切れることを祈りながら、血の通わない金属の手で殴られて死んでいくかもしれない、と頭が働きにくいようなどんより雲が窓から顔を出す昼下がりの授業中に考えている。
案の定、授業に追いつけなくなってきた。
「一般システム理論」だの「トリビアルマシン」だの絶妙に好奇心がそそられない単語が飛び交っている。
いつものようにChatGPTにこれらの単語について聞こうと思った。
ブラウザを立ち上げ、「一般システム理論とは」と検索欄に入れ、送信ボタンを押そうとしたその時。
僕は押すのをやめた。
検索欄にカーソルを戻して、ワードを追加した。
「お疲れ様です。お忙しい中申し訳ありませんが、一般システム理論とはどのような理論なのか教えて頂けると嬉しいです。」
と打って送信した。
AI vs 人類になっても俺は生き残れる。