FX自動売買ソフトを稼働しているVPSにおける「メモリ不足」にご注意ください!
こんばんは!
さっそくですが、FX自動売買ソフトなどを使用されている方は「VPS」というものを聞いたことがあると思います。Virtual Private Server仮想専用サーバサービスのことですが、難しいことは抜きにしましょう。
ABLENET VPSやお名前.comなど、業者が複数存在します。
契約の際にはOS(Windowsなんちゃら)やメモリ容量などを選択する必要があります。1つの自動売買ソフトを運用するなら、よほどのことがない限り1GBのメモリプランで十分だと思われます。(※保証はできません)
上図の赤枠内に「実装メモリ(RAM) 1.00GB」と記載してあるのがメモリ容量です。ちなみに単純計算で1GB=1000MB(正1024MB)となります。
自動売買ソフトを利用して利益が出てき始めたころに、その利益でさらに別の自動売買ソフトを購入して「同じVPS内で複数の自動売買ソフトを稼働」するときは少し注意してください。
私は自分で作成したメモリ監視ツールをVPS内に設置して常にメモリ空き容量を監視しながら自動売買ソフトを稼働していますが、経験上では2つくらいの同時稼働なら全然大丈夫でした。しかし3つ目以降の同時稼働は、ものによっては気をつけた方がいいと思います。
ロジックが複雑だったり、通貨ペアがたくさんあったり、チャート上に多数のインジケーターが使用されていたり、やたらとカラフルだったり、サブウィンドウ(RSIやCCIやMACDなどはすべてサブウィンドウに表示されます)が多数あったりなどすると、メモリをたくさん消費します。
逆に、ものにもよりますが、単一通貨でチャートがシンプルに表示されていたりする自動売買は軽量だったりします。そのような場合は5つほど同時起動しても大丈夫でした!笑(※ただし、突発的にメモリ不足に陥ることがあるのでやめておいたほうがいいです)
下図はメモリ不足に陥った時に「動作」と表示し鳴動するブザー(自作)
「FR:49」はメモリの空き容量が1000MBの容量に対して49MBしかありません!と表す。
「MU:95%」はメモリ全容量のうち95%使用しています!と表す。
このツールに関しては特に触れませんが、1000MBに対し95%ですから950MBは使用済みとなります。
以上のようにメモリ空き容量が不足すると「動きが鈍く」なったり、最悪「フリーズ」して正常なトレードに支障をきたす恐れがあります!
結論:VPSで自動売買ソフトを複数同時稼働する際はメモリ容量に注意!稼働に見合ったメモリ容量のプランを選択しましょう!また、思い出したらメモリの空き容量もチェックしてみてもいいかもしれません!
となります!笑
ちなみにタスクバーを右クリックして「タスクマネージャー」の「パフォーマンス」というところを選択すると以下のようにわかりやすいものがでてきますよ!笑
以降は自分用に作ったこのツール?の紹介を…
このツールは起動ごとに自動でログファイルが作成されます。基本的に私のスタイルはVPSで自動売買ソフトを稼働させて放置で、スマホのMT4で損益を確認する感じです。なのでVPS内にアクセスすることはほとんどありません。
したがって、VPS内で異常が発生していても気が付きません…笑
そこで異常が発生したらログが作成されるようにしました。以下のようにずらーっとファイルが溜まるフォルダがあります。
次に、このログファイルの中身ですが
以上のようになります。
①部分はこのツールが起動したら自動で記録される部分です。いつ起動したか、起動したコンピュータの名前、起動したユーザー名、ツール動作試験の状況を記録してから②以降に移ります。
②部分は9/29の10:21:23(時:分:秒)に「●Overload」と表示、10:21:26に「⇒Normal」となったいますが、これは10:21:23~10:21:26の3秒間だけ「過負荷状態」に陥っていたということを表しています。③~⑤も同じようなことです。過負荷状態とは、上記に「S95」と記載されてますが、「メモリ使用量95%で過負荷状態」と定義してあります。
⑥部分はこのツールが終了されたときに記録される部分です。ツールを閉じたら「◆End(User)」と表示されますが、Windowsのシャットダウンに伴う終了は上記のように「◆End(System)」と表示されます。
異常が発生し、コンピュータが強制終了されると⑥部分はなにも記録されません。つまり、記録される前に電源が落ちたということを表しています。
プログラミングスキルをお持ちの方には、こんな簡単なプログラムを公表してどうする…といわれるかもしれませんのでここまでで(汗)
ありがとうございました!