鉄道の風速規制と雨量規制
この度、大型台風10号が接近しております。昨年も大きな台風がありました。その際に鉄道がストップしたところも少なくないでしょう。鉄道には風速規制や雨量規制、その他いくつか気象条件に関した規制があります。この頃は異常な気象状況に理解してくれる方が多くなりましたが、「どうして止めるんだ!?」と怒る方が少数おられます。理由は一つです。安全確保のためです!
鉄道会社によってはすぐに計画的に全面ストップというところもあれば、風速や雨量に応じで25キロ徐行、15キロ徐行など、段階的に状況に応じて徐行をキツくし、最終的には規制値を下回ったら解除、上回ったら停止というようにしているところもあります。ちなみに私の運転している線区のお隣の鉄道会社はすぐに停止、こっちはノロノロ運転なんてこともよくあります。
最後に…私たち乗務員は旅客全員を安全に目的地まで届け、異常時は速やかに安全と思われる行動をとり命を守ることが使命であります。我々は危ないと思ったらすぐにブレーキを執ります。鉄道運転士は走らせることではなく、止めることが仕事であります。
…ということで、たとえ運休になっても駅員、乗務員に対して暴言吐くのは勘弁してくださいね(汗)
台風がやってくる前にできることはしましょう
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