ポケSVゼロから対人デビュー記録Vol.2 ~厳選、育成、そしてPT完成~
前回の記事の続編です。
前回はまず3×2の6体PTのメンバーを決定ところまでを書きました。選んだメンバーは以下です。
・ドドゲザン
・ギャラドス
・シロデスナ
・ウェーニバル
・エンニュート
・オーロンゲ
ドドゲザン、ウェーニバルをリーダーとし、その弱点を補う2体を選んで3体1組のPTを2つ用意。それを合わせて6体のPTとしました。
厳選、育成開始
まずは厳選から始めます。筆者は対人戦の経験はありませんが3値、厳選の仕組みや考え方は理解しています。
筆者はこの時点では個体値を遺伝させるためのハイスペックなメタモンを持っていませんでした。そのため、孵化でしか厳選できないウェーニバルを除いた5体は他の方法で厳選します。個体値、性格は後から変更も効くため、この時点で手間をかけすぎるべきでないと考えました。
まずドドゲザンとシロデスナは、野生テラスタルやテラレイドバトルでゲットした高個体値が手持ちにあったため、そのまま対戦用として育成することにします。
エンニュート、ギャラドス、オーロンゲは野生を複数体捕獲し、その中から最も良い個体値であったものを育成します。
それぞれ重要なステータスは後から強化するため、ここではそうでない数値を重視して育成する個体を選びます。
育成する個体が決まったら、次は努力値を振ります。手間を省くため、同じステータスに振るポケモンは可能な限りまとめます。また、この過程でウェーニバル=クワッスの孵化厳選を同時に進めます。
アクシデント発生…ヤトウモリはメスしか進化しない!?
努力値振りに失敗する要素はありません。ここはさっさと終わらせ…
と思っていたら、アクシデントが発生しました。
なんとエンニュートの進化前であるヤトウモリ。驚くべきことにメスの個体しか進化できないというのです。既に努力値を振り終わり、進化を待つのみのところまできて、初めて知りました。まさか性別限定の進化があるとは思いませんでした。仕方がないのでメスの個体を捕獲することからやり直します。ヤトウモリのメスはやや珍しいようで、多少の時間がかかりました。
この他にも、進化方法に注意すべきポケモンはいるのでしょうか?
はい、います。ユニオンサークル(オンラインマルチプレイのこと)中でしか進化しないナミイルカ。特定の状態のキリキザンを倒すことが条件のドドゲザンなどがそうです。初めて育成するポケモンは、念のため進化方法も確認しておくと良さそうです。
いくらかの曲折を経て、いよいよPTが完成しました。
しかし、まだ終わりではありません。次は各ポケモンの技、持ち物の構成を決める必要があります。
目的に沿って、技と持ち物を選ぶ
ではどのようにして、技と持ち物を選びますか?
初心者でも参考にしやすい情報が満載の「ポケモン対戦考察wiki」を参考にして選びます。そのポケモンに何をしてほしいか?を考え、決定していきます。
ドドゲザン…高い攻撃を活かす
ドドゲザンはチームのリーダーとして、高い攻撃力で相手を圧倒してほしい。そのため技、持ち物は攻撃寄りに選択しました。
性格:いじっぱり
努力値:攻撃、HP
持ち物:ちからのハチマキ
技:アイアンヘッド/ドゲザン/ハサミギロチン/剣の舞
テラスタイプ :飛行
元々の素早さが低いため、性格は攻撃を上げるいじっぱりを。持ち物でも物理攻撃を強化します。技はタイプ一致のアイアンヘッド、ドゲザンに、攻撃強化の剣の舞。最終手段としてハサミギロチンを選びました。テラスタイプ飛行は、捕獲した時点でこれだったのでそのまま。攻撃重視の方針には合いませんが、変更は大変なので。一応地面、格闘弱点をカバーできます。
ギャラドス…ドドゲザンの苦手な相手に負担をかける
ギャラドスはドドゲザンの弱点を補う相棒としての活躍を重視します。
性格:いじっぱり
努力値:攻撃、HP
持ち物:たつじんのおび
技:滝のぼり/氷の牙/ストーンエッジ/電磁波
テラスタイプ:水
意外ですがギャラドスは耐久力が高いことが持ち味のようです。そのため努力値は攻撃とHPに。苦手な炎、地面タイプは確実に止めたいため、効果抜群の威力が上がるたつじんのおびを持たせました。しかし格闘タイプに有効な技は命中が低い上に特殊技である暴風しか覚えません。そのため、格闘ポケモン用に電磁波を。氷の牙とストーンエッジは…余ったスペースに何を入れるか迷ったので、とりあえず…。好ましくない選び方ではあります。
シロデスナ…電気タイプを封じる
シロデスナにはギャラドスが苦手とし、またドドゲザンも半減できない電気タイプの動きを止めてほしいです。
性格:ひかえめ(特攻↑攻撃↓)
努力値:特攻、HP
持ち物:ものしりメガネ
技:大地の力/シャドーボール/ギガドレイン/砂集め
テラスタイプ:草
見た目通り素早さには期待できません。特攻を重視した性格と努力値を。一方で唯一の防御寄りの種族値を持つポケモンであるため、回復技である砂集め、ギガドレインを覚えさせてみました。水タイプの技を受けると防御が上がる特性「みずがため」もありますから、地面タイプですが水ポケモンにも対抗できます。テラスタイプも草であるため、強烈なカウンターを狙えそうです。最大の目的である電気タイプ対策は、タイプ一致技の大地の力で。
ウェーニバル…素早さと攻撃を高めて叩く
ウェーニバルはドドゲザン同様、チームのリーダーとして高い攻撃、そして素早さでの圧倒を狙います。
性格:いじっぱり(攻撃↑特攻↓)
努力値:攻撃、素早さ
持ち物:命の玉
技:アクアステップ/インファイト/アイススピナー/ビルドアップ
テラスタイプ:水
素早さはアクアステップで補強できるため、性格は攻撃を上げるものを。アクアステップで素早さを上げつつ、命の球の効果でHPを減らして特性「激流」を発動。元々高威力のインファイトも合わせて、高い火力での圧倒を狙います。ビルドアップも発動できればなお良し。アイススピナーは苦手な草、飛行へのカウンターの他、ドラゴンタイプへの対抗手段にも。
エンニュート…リーダーの苦手な草、フェアリーをシャットアウト
草、フェアリーを1/4に軽減するタイプを活かし、ウェーニバルが暴れるための場を整えます。
性格:おくびょう(素早さ↑攻撃↓)
努力値:特攻、素早さ
持ち物:気合いのタスキ
技:火炎放射/ヘドロ爆弾/どくどく/悪だくみ
テラスタイプ:毒
草は火炎放射、フェアリーはヘドロ爆弾で止めます。防御は苦手なポケモンであるため、素早さを重視。一撃で倒されることを避けたいので、持ち物は気合いのタスキを選びました。特性「ふしょく」により、鋼や毒にもどくどくが有効です。どうあがいても2発以上耐えることはできないと判断し、例えキツい相手でもどくどくで一矢報いての退場を重視します。……この方針だと、悪だくみは不要だったかも…
オーロンゲ…基本はエスパー対策。壁技でウェーニバルのサポートも。
オーロンゲの最大の狙いは、エンニュートとウェーニバル共通の弱点であるエスパーを封じることです。
性格:いじっぱり(攻撃↑特攻↓)
努力値:HP、攻撃
持ち物:光の粘土
技:どげざづき/じゃれつく/ドレインパンチ/光の壁
テラスタイプ:悪
対エスパーのタイプ一致技はどげざづき。残りはおなじくタイプ一致のじゃれつく。特性「いたずらごころ」により変化技を先制で使えるため、光の壁を張ってウェーニバルのサポートも狙います。……この方針で行くと、ドレインパンチは不要でした。リフレクターで良かったかも…
理想とするPTの動き
最後に、どのような動きが理想なのかをあらかじめイメージしておきます。
リーダー活躍の場をサポート2体が整える
ドドゲザン、ウェーニバルのどちらのチームも、リーダーが活躍するうえでの障害となり得るポケモンをサポートが対処。最後はリーダーの火力での圧倒が狙いです。
そのためリーダーは苦手なポケモン相手には無理せず交代。強い対抗力をもつサポートがそれを倒します。このサポートによる対処に失敗すると、チームが崩れて敗色は濃厚になるでしょう。とはいえこの辺りは初心者が実戦前に考えすぎても効果が薄いと判断。とりあえず経験を積んでみることにします。
次回、いよいよ人生初のポケモン対人戦に挑みます。