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18歳娘、ついにカナダに到着【カナダ入国→ホテル泊→国内線】

2024年8月29日

娘がカナダに向けて飛び立った。
心配で心配でたまらない母である私。
いや、きっと彼女は「なんとかなるでしょ」マインドで様々な局面を乗り切るであろうことは想像しているが、寂しさより断然心配が先に立つ。

まずは、入国審査を通過することができるのか
そして、一人でホテルの宿泊手続きをできるのか
更に、翌日は国内線に乗らねばならぬが、早起きして乗り遅れることがないか

難関がありすぎて気が気じゃない。

娘が飛び立ってからは『Flightradar24』というフライトを追跡するアプリでどこら辺を飛んでいるのか確認していた。って、ほとんど太平洋上なんだけどね。

そして、娘を乗せた機体は無事モントリオール・ピエール・エリオット・トルドー国際空港に着いたらしい。

早速娘から到着したよLINEが入る。

「モントリオールに着いたよ!でも、どこに行っていいかわからない」


おいーっっ!!!

ほらね。こういうところなのよね。
入国審査をすることは分かってるけど、下調べをしないから空港のどこに行けば入国審査を受けられるのか分からんのだ。空港のフロアマップなぞネットにあるんだから、あらかじめ確認しておけーーーー!!!って話。明らかにシミュレーション不足である

前途多難・・・・

そんな右も左もわからない娘だが、どうやら入国審査の案内を見つけてそちらに向かって行ったらしい。程なく娘から

「入国審査終わった!
 すごいあっという間だったし、何も聞かれなかったんだけど。」

え?マジ??
早すぎん!?!?
それ本当に入国審査だった?
大丈夫???

証拠に学生ビザの写メが送られてきた。

マジだった・・・・

税関はパネルに入力しただけで終わり、入国審査では本当に何も聞かれなかったらしい。散々確認していた入学許可証とか残高証明書とか何も提示することなく審査が終わった。タトゥーバッチバチの厳つい姉ちゃんに見下ろされてビクビクしたとの情報で終了。

ビザもちゃんと4年の期限になってるから偽物でもなさそう。

何だか拍子抜けだけど、とりあえず入国審査を無事通過できて良かった・・・第一関門突破。

スーツケースは最終目的地まで行くのでモントリオールのピックアップはなく、そのままホテルに向かう。

その前に、日本からの忘れ物に気づいた。

●上着:日本は真夏だったから何も上着を持っていなかったけど、飛行機の高度が上がる度に肌寒かったらしい。
●歯磨きセット:預け入れのスーツケースには入れたけど乗り継ぎ泊の分を忘れた。
●ヘアブラシ:そもそもブラシを持って行くのを忘れていた。(ホテルにもアメニティで置いてなかった。)

娘の忘れ物リスト

夜ごはんと翌日の朝と昼はどこかで調達する必要があるので、それらも含めてモントリオール空港で探すように伝える。

さて、そんな行き当たりばったりな娘だが、空港からホテルまでの道のりが分からないとLINEしてきた

いやいや・・・
空港直結だから迷いようがないと思うんだが・・・・

しかも、このご時世Googleマップとか優秀なアプリがあるんだから、あらかじめ調べておけよって思うワケ。ここでもシミュレーション力のなさを発揮。宿泊先のホテルの名前すらも怪しい・・・

「とにかく空港出て右だから」

と私の雑な案内でホテルに向かう。
どうやら1Fの到着ロビーから出るとホテルは見えるが入口がなく、2Fの出発ロビーから入るらしい。とりあえずたどり着いて良かったわ。

ホテルのチェックインもスムーズにいった。
事前に確認した通り、18歳でも一人で宿泊手続きができて一安心。日本人のせいかものすごく幼く見えたらしく、ホテルのスタッフは懇切丁寧に説明してくれたらしい。ありがたや~。

チェックインをスムーズに終えて第二関門突破

と思いきや

「どうしよう・・・エレベーターに乗れない」

とLINEが来た。
どういうこっちゃ。エレベーターに乗れないって!?
体重制限?やっぱ日本で太りすぎた?

なんてことはない。
ルームキーをスキャンしないと乗れない系エレベーターだった。娘がエレベーターの前でもたついていたらホテルマンが追いかけてきて使い方を説明してくれた。

ホテルの人優しい。
そして、娘は余程頼りなく見えるらしい。

エレベーターに乗り合わせた日本人のおじさんに
「日本からの留学生?頑張ってね!」と励まされた。

世界は優しさに満ちている。

無事部屋に到着し、早速スマホの設定である。
これもまたIT音痴の娘には難問だ。わからないながらも手順通りに進めて、できたような気がするとの連絡がきた。

できたような・・・・不安しかない・・・

その後はホテル内を散策。特に新発見はなく、空港で買ったサンドイッチとクッキーとジュースで夕食を済ませる。クッキーの甘さが強烈だったらしい。異文化ですな。

さて、最大の難関である翌朝
日本ではいつも母である私が娘を起こしていた。カナダに行くことが決まってから自分で目覚ましを設定して起きる練習をしなさいよと何度も言ってきたが、そんなことをするような娘ではなかった。部活の遠征の時は起きれるから大丈夫だろう~という自分への信頼が厚い。

本当にこっちが気じゃが気じゃない。

心配性の母は、チェックアウトの1時間前に娘に連絡をして起きているかの確認をする。この時ばかりは娘も緊張感があるのか、ちゃんと起きて準備を整えていた。

「もうこの後は絶対にベッドに転がるんじゃないよ!!!
 準備が完了したらとにかくチェックアウトしなさいよ!!
 寝るなら搭乗口で寝るんだよ!!!」

後から聞いた話だが、ちゃんと起きれるか心配なあまりほとんど徹夜だったらしい。もし乗り遅れたら次の便は夕方か翌日になってしまう。空港から大学までのピックアップサービスは日中しかやっていないので、自力で大学までたどり着けるか分からない。なんとしてでも予定通りのフライトで行きたいと思っていたらしい。

日本からモントリオールまでの機内でもまともに寝ていないので、超絶な寝不足状態だが、神経が高ぶっていて眠気より緊張感の方が勝っていた。

こうして、最も不安だった国内線の乗り継ぎも成功した。

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