「グランアニバーサリー」への想い
家族との「人生の美記憶」を大事にしてほしい
私はマイクロソフト(株)で、積年の目標だった「児童生徒1人1台にパソコンを配る事業」を完遂した後、アーリーリタイアしました。その後、いままでの働き過ぎだった人生を反省して、「ゴキゲンとヤリガイの両立」を目指すシニア起業をしました。
どうせ起業するなら、人類すべてをゴキゲンにするチャレンジをしようと考え、注目したのが、すべてのひとが持っている「誕生日」でした。
閃いたアイデアは、「誕生日や記念日を、家族や仲間と幸福に過ごし、参加者全員に、忘れられない思い出をつくるサービス」です。
これは、20年前に発想した「美記憶」というコンセプトがベースになりました。
人生に意味を与えるのは、所有ではなく、経験であり、「経済的な資産よりも、家族や仲間との思い出にこそ、人生のエネルギーを費やす価値がある」という考え方に基づいています。当時は壮大過ぎて、結局、家電メーカーの製品ビジネスプランとしては社会実装に至りませんでした。
時代は流れ、震災やコロナ、多くの戦争を経験した我々は、「そばにいてくれる人の重要さ」、「一緒にいることの価値」を見直しました。「大量生産の商品を浪費して地球を破壊する愚かさ」も学びました。今なら「美記憶」の重要さを再提案できるかもしれないと考えました。
この着想を「人生の満足感を向上させ、数多くの美しい記憶として共有してもらう」サービスに発展させました。私たちはこのサービスで「家族の絆に感動をもたらす体験」を提供したいのです。
それが、「グランアニバーサリー」です。
この事業には、自分自身の「ヤリガイにエネルギーを搾取された人生」を深く反省し、これからを生きる皆様には「幸福なワークライフバランス」を取り戻して欲しいと願う切実な思いを込めました。
といっても、まずは自分自身がグランアニバーサリーの体験してみないと本当のことは理解できないと考え、「60歳の還暦祝い」を大好きなハワイで、夫婦でゆったり過ごしました。
誕生日当日には、「還暦」を自分らしく表現した「赤いアロハ」にお着替えし、大型フードマーケットで買い出し、メインクッキングにはシェフの扮装をして、巨大なトマホーク・ステーキに挑戦しました。実は、コンロの勝手がわからず肉を焼き過ぎてしまうという失敗をしましたが、そこで「失敗も楽しい思い出」になることを学びました。満腹になったら、ラナイでのんびり夕陽を見ながらビールを飲み、夜にはアメリカ独立記念日の花火を堪能しました。まさしくこれからの人生も家族と一緒に生きていくエネルギーを感じる「充実の時間」でした。
これこそが、自分の「人生の宝物になる美記憶体験」です。この思い出には、どんなに高い買い物をしても得られない感動がありました。本当に、「モノより、思い出」なんです。
多忙な現役世代は、仕事を優先し、家族や友人への時間投資を軽視しがちです。でも家族と過ごす大事な時間は巻き戻しできません。
「グランアニバーサリー」は、自宅で、家族や友人と一緒に過ごす記念日を、一生モノのファミリー・エンターテインメントにする事業です。
ハレの日のテーブルウェアや豪華なクッキング用品をキットにしてレンタル提供しますが、モノより大事にしているのは「家族の挑戦を応援し、絆を感じる体験」にすることです。
グランアニバーサリーをご活用いただくことで、皆様にも、こうした家族との美記憶、仲間との美記憶をつくっていただきたいと願っています。
そして、われわれは、皆様のグランアニバーサリー体験のお手伝いをしたいと真摯に願っています。
世の中が、幸せな美記憶で満たされますように!
Dish App代表
太田 泉
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プロフィール
パイオニアでアニメやゲーム、映画配給事業をプロデュース。教育ICT時代を唱え、電子黒板を開発。政府へロビイング。
52歳でマイクロソフトに転職、全国教育ICT首長協議会設立に参加。GIGAスクール政策に結実。
59歳でDishAppを創業。