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「使命」:記念日のお祝い 編      DishAppでは 「ハレの日」についての こんな悩みを 解決したい

事業のシフトチェンジ:DishAppは、なにを解決したいのか? 


久しぶりになりましたが、「笑顔の食卓をつくるプラットフォーム」のDishAppが考えている「課題」について、本音でお話しする連載を再開します。

ここで、はじめて公表にすると、DishApp合同会社は、現在WEBで展開している「日常のレンタルプラットフォーム」のプロトタイプを経て、この秋から本命の活動である記念日などの「ハレの日」のためのレンタルプラットフォームに事業領域をシフトチェンジします。

<ハレの日の美記憶について>


このブログでは、このところ連続でお知らせしている通り、DishAppの活動の根源に、私が長年考え続けてきた「美記憶」のコンセプトがあります。

今回の変更は、「ハレの日」こそ、美記憶の充実度が高いという理由からなのです。

<美記憶 : 要約> *詳細はこちらをお読みください
楽しかった日、うれしかった日、笑いあった日、泣き合った日・・・それらは、すべては、人生の彩りです。
人生を後悔しないように、大事な人と過ごす時間をちゃんと体験し、ちゃんと「美しい記憶」にして保管し、周囲の人と共有する、それらの一連の行為を「美記憶」と名付けました。

DishAppの「笑顔の食卓をつくる」という理念は、みなさんの人生に訪れる、それぞれの「美記憶体験」を、うつわと料理でお手伝いをするという意味でつくりました。

日常のシーンより、「ハレの日」である誕生日や記念日などの非日常のシーンでは、「料理と食器などの空間演出」がより重要になりますよね。

われわれは事業ドメインを「大事な<ハレの日>」にスライドさせて、今後は、食器だけでなく、「非日常の体験全体」をプロデュースするつもりです。

そのために必要なサポートができる企業になろうと、現在必死に企んでいます。

まぁ、言うは易しで、そこそこ壮大な野望なんですが、集まっているメンバーがみな真剣でポジティブ思考なんで、いつかたどり着けると考えています。(笑)。

ということで今回は、誕生日などの「ハレの日」に、家族の思い出をつくりたいと願う、みなさんの視点で現在の「記念日を巡る課題」を考えてみたいと思います。

アジェンダ

・家族を大事にしたい人ほど、誕生日や記念日に「結局、今回も良い思い出をつくれなかった」と嘆いている

・仕事や家事で忙しい人は記念日に必要なコト・モノを手配する時間がない

・レストランを記念日に利用する人は、周囲への配慮、会場の制約のために心から楽しむ経験をしていない

・自宅で記念日を企画する場合、負担がママに偏ることに不満がある。パパが手持無沙汰して、まるで役割をわかってない

・自宅で記念日をするときに、「100均レベルの飾り付け」では非日常感は出せないとあきらめている

・誕生日や記念日に一生モノの思い出をつくりたいのに、「家族の美記憶」として残す環境が整っていない


上記は、「課題」というより、みなさんが感じている「お悩み」と言った方がわかりやすいかもしれません。まさに「お誕生会あるある」です。

この件、我々のユーザーヒアリングでも、複数のご家族から、実際のコメントも得ていますので、今回はその生の声もご紹介しましょう。

ですので皆さんからも、「それ、感じてた!」とか、「そうそう、それって問題だと思う!」という感想があれば、ぜひ、コメントに残すか、以下に連絡して下さい。

mail@dishapp.info

1.家族を大事にしたい人ほど、誕生日や記念日に「結局、今回も良い思い出をつくれなかった」と嘆いている

「家族の誕生日を、ちゃんとお祝いしたい」、それはとても大事で、切実な家族への思いやりです。

次の誕生日こそ「ちゃんと」、今度こそ「ちゃんと」祝ってあげたいと願っているのに、直前まで準備ができず、結局は妥協して、いつものファミレスで、いつものお誕生日祝いになってしまう。

現実の日々の忙しさの中で、「ちゃんとやりたい」という願いが達成することは少ないのではないでしょうか?

結局、毎回の記念日が終わっててみると、やれなかった後悔と罪悪感の塊になっている。これが多忙な現代人の実感です。

ユーザーヒアリングでは、「うちならではのお祝いをした記憶がない」という言葉にも出会いました。

毎年毎年、同じレストランやファミレスで、誕生祝いをしていると、
「誰の誕生日でも同じメニュー、見飽きた量産型のイベント」ばかりになってしまいます。

記憶があいまいで、いまでは誰の何歳のバースデーかすら思い出せない

という方もいらっしゃいます。

記念日を大事にしたいからこそ、オリジナリティのない平凡なイベントでは満足できない。
でも、自分たちで企画をゼロから立ち上げて、スペシャルなイベントを実行するのは荷が重い。

思いは「やってあげたい」のに、現実は「やってあげられない」、その板挟みで悩む親御さんがたくさんいらっしゃいます。

2.仕事や家事で忙しい人は記念日に必要なコト・モノを手配する時間がない


ハレの日のオリジナルなイベントをしたいと願っても、現実には、それを準備したり、手配する時間も余裕もありません。
特に、子育て世代の親御さんは、会社でも社会でも働き盛りの皆さんです。

日常ですらギリギリのところで頑張っているのに、特別な記念日の対応なんて荷が重いというのが本音だと思います。

多忙感の定量データは各種の調査が証明しています。

「令和3年版 子供・若者白書」 1。
 15歳から39歳の約6割が自分は多忙であると回答

「セイコー時間白書2020」2
 働いている人の約7割が「時間に追われている」と回答

定性的にも調べてみると、「誕生日に特別なイベントをやりたい人」は、
実際には「誕生日などにかける時間がなくて、その手間や時間を省きたい人」とほぼ重なっており、愛する家族のためにこのジレンマに苦しんでおられました。

「自分で記念日の演出しようとしたら、どこまで面倒なことになるか不安で、結局は、ケーキを買ってそれでおしまいの誕生日になってしまった」

「子供が3人いる大変さの中で、非日常イベントをどこまでできるのか?」

「自分にはイベントを企画した経験もノウハウもないから、家族を満足させる自信がないし、それを学ぶ時間もない」

これらもユーザーヒアリングでいただいたご意見です。

こうした事情から、自宅ではなく、より準備が簡単なレストランでのお祝いを予約することになるのですが、それはそれで大変で、実際には多くの課題をもっていることがわかりました。

3.レストランを記念日に利用する人は、周囲への配慮、会場の制約のために心から楽しむ経験をしていない


お客様の実際の声です。

「お店で兄妹がケンカしてしまう。どうしても、じっとしてない」

「お祝いとなると、子供たちのテンションがあがって、はしゃぎ過ぎてしまった。周囲の方から注意を受けて、恥ずかしい思いをした」

「子供が3人にはなった段階で、マンツーマンの世話ができないので、レストランでのお祝いはあきらめている」

レストランという「公共の共有の場」であるからこそ、騒がしさが許されず、少しでも子供が騒いでしまうと、いたたまれなくなる。
心の底からお誕生会をエンジョイできない。

こうした経験を持つ方々は、レストランでの開催をあきらめてしまっているようです。周囲に気を配る日本らしい光景です。

また、子供への教育方針や食育などのこだわりが強いので、通り一遍のサービスを提供するレストランに行きたくないという方もいらっしゃいます。

「子供へ砂糖を与えたくないのに、レストランだと砂糖いっぱいのケーキしか出てこない」

「アレルギー対応のオーダーを予約時にしたつもりだったのに、すっかり忘れられてしまった」

「ハーフバースデー祝いの飾り付けを依頼したのに、ルームオーダーできないので対応できかねます、と言われた」

「子供たちは、まだレストランの料理に興味ない。ファミレスが好き。ファミレスのお子様ランチで十分と言う」

「子供が食べきれない量のコース料理を頼まざる得ないけど、残ったものを持ち帰るのも気が引けるし、もったいない」

・・・ 特に未就学の小さいお子様をお持ちのご家族は、レストランでのお誕生祝いをあきらめていることがわかりました。

また、こうした方々は、お祝いの席に、ご高齢の祖父母を一緒に招待したいのですが、その要件でも、レストランの課題はたくさん発生します。

「祖父母は基礎疾患があるので、レストランのコースメニューは食べられない」

「高齢な祖父母は足腰が弱くなり、外出してレストランまで行けない」

「レストランのコース料理は高齢者には食べきれない。もったいないと散々嫌味を言われる」

まとめると、小さいお子様をお持ちのご家族は、お誕生祝いをするなら、祖父母も呼んで盛大にお祝いしたいのですが、その場合、3世代混合のパーティでは、「子供世代特有の課題」と「高齢者特有の課題」を2つ抱えてしまうことになり、現状のレストランでの開催が難しくなるのです。

そこで、こうしたご家族が次に考えるのが、自宅での記念日パーティです。
しかし、自宅でやれば、自宅でやるなりの課題が待ち受けています。

4.自宅で記念日を企画する場合、負担がママに偏ることに不満がある。パパが手持無沙汰して、まるで役割をわかってない

ヒアリングでは、続々と自宅開催時の記念日の負担について、お母さまの側から、悲鳴が上がりました。

多くの場合、お母さまが子供たちのお誕生会を主導することになり、「言いだしっぺ、あるある」、なのですが、お父様は巻き込まれた形で「いいんじゃない」と同意はするものの、準備段階でも、当日の実行段階でも「お客様」になって、戦力としてカウントできないと嘆いておられます。

「パパは家事なんにもできないので当てにならない」

「パパがなにも自主的に動いてくれない。指示待ち作業者はいらないから、自主的判断で動いてほしい」

自宅開催の場合、実際には根底に、レストラン開催よりも手間暇がかかるという問題があるようです。

「自宅でやると手作りの過程で作業が多すぎて、義務感の強いタスクになってしまう」

「誕生日を<楽しく・かわいく演出>するよりも、<いかに楽に>になってしまう」

やることが多いのに、経験があまりないので、ノウハウが確立していない。タスクが明確になっていないし、役割分担が明確になっていないので、それを説明する時間もなくなり、面倒なので、言いだしっぺが全部仕事を抱え込んでいるのではないか、と分析しています。

子どもたちのお誕生日祝いですら、こうした状況なので、同じ家族の記念日であるはずの、親御さんの誕生日がどうなるかというと・・・

「ママの誕生日も、パパの誕生日にも特別なことはしない。ケーキを買うで、終わり」

「ママの誕生日が、いちばんママのソロ企画&ママのソロ実働になるので、面倒でやらない。(本心はママの誕生日だってやってもらいたいのに)」

DishAppが一番危惧しているのが、この「子供中心主義」で、本当はあるべき「美記憶の機会を損失」していることです。

お子さんの誕生日が大事なように、親御さんの誕生日も等価で大事だと思います。夫婦の結婚記念日だって同じように大事ではないでしょうか。

単に、手間がかけられない、暇がない、負担が偏っているとして、その大事な人生の美記憶の機会を無視してしまったら、とても残念です。

また、自宅での記念日開催については、負担感だけでなく、別の側面も指摘されました。

5.自宅で記念日をするときに、「100均レベルの飾り付け」では非日常感は出せないとあきらめている


レストランという場所は、それなりに「外食する特別な場所」としてコーディネートされています。

素敵な店構え、高級な内装、白いテーブルクロスとナプキン、豪華な照明、素敵なエスコートサービス・・・、それらの「前提」に加えて、レストランならではの、おいしい料理が提供されるのです。

自宅でやると、この前提の「空間演出」の段階で、あきらめてしまう方が多いようです。

「記念日の飾り付けを自宅でするのは自信がない。モノが多すぎて非日常感覚をだせるはずがない」

「どう撮っても、昭和で、汚い・ごちゃごちゃしてる写真になる我が家」

「いつもは100均程度の飾り付けでごまかしてるけど、限界がある」

「生活感のある我が家をどこまでキレイに片づければいいのか悩む」

空間を「非日常のスペース」にするには、プロのテクニックが必要です。

レストランの空間も、一流の設計士や、空間プロデューサー、プロのテーブルコーディネーターなどが研究に研究を加えて演出しています。

そのノウハウがなく、投資も「100円ショップ」で購入するレベルでやろうとしたら、それはさすがに限界があると思います。

逆に言えば、プロの「トータルコーディネート」のノウハウが手に入れば、あなたのご自宅も「非日常の素敵な空間」になるのです。

ということで、以上でご説明してきた課題は、実際には、一つの大きな課題として、認識できます。

6.誕生日や記念日に一生モノの思い出をつくりたいのに、「家族の美記憶」として残す環境が整っていない


家族思いの優しい方であればあるほど、記念日を大事にしたい。
だからこそ平凡なイベントでは満足できない。
でも、多忙な生活のなかで、自分たちでスペシャルなイベントを実行するのは荷が重い。
その手間をお金で買いたいと考えても、プロの「トータルコーディネート」のノウハウは簡単に手に入らない。

これらの課題を一挙に解決してくれるトータルサービスが、存在しないのです。

これが、DishAppが、「大事な<ハレの日>」にスライドして、「非日常の体験」全体をプロデュースしたいと考えた理由です。

これらのヒアリングから、
・子供がいても、ご高齢の参加者がいても、「ハレの日」を自宅で楽しめる

・レストランが提供するのは「結果としての料理」、美記憶で重要なのは「みんなの体験」であり、過程こそがポイント!

・「記念日に家族みんなで美記憶を作る」、そのプロセスを楽しむ

・家族それぞれが、それぞれの役割に挑戦したら、失敗したときも貴重な思い出になる!

というコンセプトが生まれました。

現在は、これらの課題を解決するソリューションを、一貫したトータルサービスを実現するサービス開発とその実装の真っ最中です。

お客様の声から真摯に学び、プロトタイプの失敗からも真摯に学び、少しずつでも、皆様のお悩みを解決する方法にたどり着きたいと切に願っています。

今後のサービスの発表をお待ちいただければ幸いです。



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