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Discordサーバーにおける追放(キック)とBANの違いとは

この記事を読むことで追放(キック)とBANの違いについてわかり、緊急時に適切な対処を行うことができるようになります。


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追放(キック)とBANの違い

追放とBANの主な違いは、再加入できるかどうかが主な違いとなります。

追放とBANの違いによる表 ※IP BANによる

図のように、追放(キック)はサーバーに再加入できることに対し、BANは再加入することができません。

よって、追放とBANは以下の用途とすることができます。

・追放(キック):とあるユーザーを一時的にサーバーから退出させたい
・BAN:とあるユーザーを永久的にサーバーから退出させたい

しかし、BANはIPアドレスとユーザー対して行われます。詳しくは後述しますが、この場合だと回避される可能性があるため、BANの仕組みについて理解する必要があります。

BANの仕組みについて

BANの説明について、Discordのサーバー設定「BANしたユーザー」から確認できますが、詳しくは下記画像になります。

サーバー設定「BANしたユーザー」

より重要な箇所を抜粋します。

BANは通常、ユーザーとIPアドレスに対して行われます。ユーザーは、プロキシを使用してIPアドレスのBANを回避することができます。

サーバー設定「BANしたユーザー」から抜粋

ここで重要なのは、BANの対象がユーザーだけでなく、IPアドレスに対しても行われる点です。

BANの仕組みについては、Discord社による詳細な公式発表がないため、推測の域を出ませんが、IPアドレスに対するBANは、ユーザーアカウントのBANに付随する副次的な措置であると考えられます。

インターネット上で外部から確認できるIPアドレスは、自宅やカフェなどのネットワークに割り当てられているグローバルIPアドレスのみです。しかし、グローバルIPアドレスのみをBAN対象とした場合、同一ネットワークを利用する他のユーザーまで影響を受けてしまう可能性があります。

したがって、DiscordにおけるBANは、アカウント(ID)を主たる対象とし、そのアカウントに関連付けられたグローバルIPアドレスも併せて制限する形で実施されていると考えられます。

検証のため、BANされたアカウントで、自宅Wi-Fiとモバイルテザリングの両方のネットワークから接続を試みましたが、いずれの場合もアクセスすることができませんでした。

自宅Wi-Fiとモバイルテザリングの両方のネットワークから

サーバーにおけるBANをまとめると下記のようになります。

アカウント情報チェックの段階でほとんどがブロックとなりますが、万が一、回避された場合にIPアドレスによる照会が行われると推測します。

公開URLより 再度サーバー加入

アカウント情報チェック ← 第一関門(ここでほとんどブロック)

接続情報チェック ← 第二関門

その他のセキュリティチェック

BANされたアカウントが再度サーバーに入るまでの関門

まとめ

この記事では、追放(キック)とBANの違いについて説明いたしました。

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